下半身はなぜ痩せにくい?原因と下半身ダイエットのコツを紹介

下半身太りに悩む人は多いようですが、運動をしても食事制限をしても効果が得られない場合は、脂肪のせいだけでなく、冷えによる血行不良や、骨盤のゆがみが原因かもしれません。
下半身が痩せない原因は人によって違いますが、まずは自分が痩せない原因を知ることで、効率よく痩せることができます。

1. あなたの下半身太りの原因は冷えによる血行不良ではありませんか?

季節にかかわらず足腰が冷たい人は、血行不良が考えられます。
体に溜った余分な老廃物が下半身にとどこおり、むくむことで下半身が太って見えてしまいます。

1-1. 血行をよくするには体をたたく叩打法(こうだほう)がおすすめ

体をたたくマッサージ法を、叩打法(こうだほう)といいますが、下半身をリズミカルにトントンとたたくことで、血流がアップします。
昔からおこなわれている肩たたきなどが、叩打法のひとつです。
お尻がたるみ足が太くなるのは、脂肪だけでなく不要な老廃物がたまっているからです。
自分でツボ押しやリンパマッサージをするにはコツがいりますが、体を軽くたたくだけなら簡単にチャレンジできます。

足の裏

体を支えている足の裏には、ツボが集中しています。
イスなどに腰かけ、片方の足をもう一方の太ももの上に置き、手をグーの形にして 小指側全体が足の裏にあたるように、足の裏全体をトントンと叩きます。
くるぶしのまわりも叩いておきましょう。左右両方おこないます。

ふくらはぎ

イスなどに腰かけ、片方の足をもう一つのイスなどに置き、足首からふくらはぎにかけて、両手を手をグーの形にして親指以外の4本の指があたるように、こぶしとこぶしで足を挟んで足の両サイドをタンタンと叩き上げます。次に足の前と後ろを挟むようにして同じようにひざ裏まで叩き上げます。もう一方の足も同様におこないます。

太もも

ふくらはぎの延長として同じように手をグーの形にして親指以外の4本の指があたるように、こぶしとこぶしで足を挟んでタンタンと叩き上げますが、太ももの前側と後ろ側も同様に挟んで、足の付け根まで叩き上げます。

そけい部

肩幅に足を開いて立ち、手をグーの形にして 小指側全体が足の裏にあたるように、そけい部を左右交互にトントンと交互に叩きます。

お尻

立ったまま片方のお尻をつき出すようにして、手をグーの形にして 小指側全体がお尻にあたるように、トントンと全体をリズミカルに叩きます。もう片方のお尻も同じようにたたきます。

2. 骨盤のゆがみはありませんか?

足を組んで座るクセや長時間座ったままの仕事をしている人、いつも同じ肩にショルダーバッグを掛けている人は、骨盤にゆがみが生じることがあります。
実際は、骨盤は骨なので、骨がゆがむわけではなく、骨盤についている筋肉のバランスの崩れている状態を「骨盤のゆがみ」といった表現をしているのです。
そのため、骨盤についている筋肉(大腿四頭筋や腸腰筋など)を伸ばし、柔らかくすることで、筋肉の緊張がとけ体のゆがみが解消されます。

2-1. 足の長さを調整するストレッチ

  1. 両足を投げ出して座り、片足をどちらか一方の足首の上にかけ、無理のない程度に前屈します。もう片方も同じように行います。
  2. 足を戻して両足とも投げ出し、両手を後ろに組んで、ひじを伸ばし、腕を持ち上げながら前屈します。

いつも同じ足の組み方をしている人は、このストレッチをくり返すことで、骨盤まわりの筋肉がほぐれ、足の長さが左右同じになり、スタイルがよくなります。

3. その他の下半身が痩せにくい原因とダイエット対策

血行不良や、骨盤のゆがみ以外にも下半身がやせにくい原因があります。
下半身に筋肉の量が少ないと、基礎代謝が下がり、脂肪がつきやすくなってしまいます。女性に下半身太りで悩む方が多くみられるのは、筋力不足が原因となっている場合が多いようです。
また、セルライトが原因で下半身が痩せにくくなる場合もあります。
太ももやふくらはぎに、ボコボコとした脂肪のようなものが手に触れるようなら、それはセルライトかも知れません。
このセルライトは、脂肪と老廃物が水分と結びついて固まったものです。
食生活や生活習慣、運動不足、冷え、加齢などによる代謝の低下なで、セルライトはできやすくなります。
しかし、あきらめないでください。下半身の筋肉量が増えると代謝が良くなり、脂肪が燃えやすくなるので、セルライトは徐々に消えていきます。

3-1. 下半身に筋肉をつける足パカ運動

仰向けに寝転んで足を天井に向けて上げます。
横から見たときにL字になるようなイメージで、足と床が垂直になるようにしましょう。
この状態で息を吸いながら足を開いていき、息を吐きながら足を閉じます。10回くらいから始めましょう。

4. まとめ

下半身太りの原因は一人ひとり違いますが、原因がわかると対処しやすいので、まずは日々の生活習慣を振り返ってみましょう。
中年にさしかかるころから、下半身の筋肉の衰えが気になり始めます。
自分の下半身太りの原因がよくわからない時は、いつもの生活習慣を見直すとともに、まずは下半身に筋肉をつけるようにしましょう。

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