ダイエット内服薬飲むだけだから手軽に試せる

「ダイエットを始めてみたいけれど、何から始めたらいいのか分からない。」
「調べたダイエット方法は続かない。」

そんな方には、「内服薬によるダイエット」です。メスで切られることや注射されることはなく、毎日お薬を飲むだけで痩せられるダイエット方法です。

内服薬によるダイエット

ダイエット効果を期待している薬剤には、脂肪吸収抑制剤のゼニカル、食欲抑制剤のサノレックス、利尿作用の防風通聖散(ボウフウツウショウサン)などがあります。

このような方におすすめ

痛みを伴う施術に抵抗がある方、脂っぽい食事を好む方、ついつい食べ過ぎてしまう方、便秘傾向である方、リバウンドしやすい方などにおすすめしています。

料金表(税込)
264円
550円

内服薬の種類

ゼニカル

体重コントロールの為に開発された抗肥満薬で、アメリカの食品医薬品局(FAD)で認可されている薬剤です。ゼニカルは、食事に含まれる脂肪の分解を行う消化酵素のリパーゼを阻害します。それにより脂肪の吸収を30%削減できるため、脂肪は吸収されずに便中に排泄されます。

リスク・副作用 胃もたれ、胃腸の膨満感、急な便意、脂溶性ビタミン不足が報告されています。
未承認医薬品等であることの明示 本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。
入手経路等の明示 国内販売代理店経由で入手しています。
国内の承認医薬品等の有無の明示 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示 アメリカにおいて医薬品としてFDAに承認されております。
サノレックス

抗肥満薬として日本の厚生労働省でも認められている医療用の食欲抑制剤です。食欲中枢の抑制と満腹中枢の刺激により、空腹感を感じにくく、少ない食事量でも満腹感を感じやすくします。その結果、食事量が減少するため必然的に体重減少します。

リスク・副作用 動悸、頭痛、吐き気、口渇、便秘等が報告されています。
注意事項 サノレックスは、医師の管理下のもとで食事制限を行う場合に用いられる医療用の食欲抑制剤です。医師の処方箋がないと、国内においては購入する事が禁止されています。医療機関で相談のうえ、医師の指導のもと服用して下さい。
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)

便通異常や浮腫があるときに処方される漢方薬です。利尿作用や便通作用もあり、余分な水分や老廃物を排出する働きがあります。また、食欲を増進させてしまうグレリンというホルモンの分泌量を低下させ、食事量を減らす働きがあります。

施術を受けられない方

妊娠中または授乳中の方、肝機能障害や腎機能障害がある方、薬品成分にアレルギーをお持ちの方などは服用できません。治療を受けられるかどうか心配な方は、まずは当院にご相談ください。

ほんとに痩せることはできるの?

ダイエット効果のある内服薬についての文献はいくつかあるのですが、たとえばアメリカの糖尿病学会で発行しているDiabetes Care誌で掲載された報告1)ではゼニカル(オルリスタット)について以下の通り記載されています。

Research design and methods: In a 4-year, double-blind, prospective study, we randomized 3,305 patients to lifestyle changes plus either orlistat 120 mg or placebo, three times daily. Participants had a BMI>30kg/m2 and normal(79%) or impaired(21%)glucose tolerance(IGT%). Primary endpoints were time to onset of type 2 diabetes and change in body weight. Analyses were by intention to treat.

Results: Of orlistat-treated patients, 52% completed treatment compared with 34% of placebo recipients(P<0.0001). After 4 years treatment, the cumulative incidence of diabetes was 9.0% with placebo and 6.2% with orlistat, corresponding to a risk reduction of 37.3%(P=0.0032). Exploratory analyses indicated that the preventive effect was explained by the difference in subjects with IGT. Mean weight loss after 4 years was significantly greater with orlistat(5.8vs. 3.0kg with placebo; P<0.001)and similar between orlistat recipients with impaired(5.7kg)or normal glucose tolerance(NGT)(5.8kg) at baseline. A second analysis in which the baseline weights of subjects who dropped out of the study was carried forward also demonstrated greater weight loss in the orlistat group (3.6 vs.1.4 kg; P<0.001).

研究デザインと方法: 4年間の二重盲検前向き研究で、3,305名の患者を、生活習慣の改善に加えて、1日3回、ゼニカル(オルリスタット)120mgまたはプラセボのいずれかに無作為に割り付けました。参加者は、BMIが30kg/m2以上で、耐糖能正常者が79%で、耐糖能異常者21%でした。
結果: 4年間の治療後、糖尿病の累積発症率は、プラセボ群で9.0%、オルリスタット群で6.2%であり、37.3%のリスク低減に相当しました。また、4年後の平均体重減少は、オルリスタット投与群で5.8kg、プラセボ群で3.0kgでした。

この報告によれば、ゼニカル(オルリスタット)の効果は、体重を減少させるだけではなく、糖尿病の発症リスクも軽減するとされています。

ダイエットに用いる内服薬は脂肪吸収を制御する作用や食欲を抑制する作用があるため、痩身治療に有効であります。

参考文献

1) Torgerson JS, Hauptman J, Boldrin MN, Sjostrom L. XENical in the prevention of diabetes in obese subjects (XENDOS) study: a randomized study of orlistat as an adjunct to lifestyle changes for the prevention of type 2 diabetes in obese patients. Diabetes Care. 2004;27:155–61.