アラフォー世代とは37歳ぐらいから43歳くらいをいいますが、具体的な決まりがあるわけではありません。
この世代は、体の変わり目のため太りやすく痩せにくくなります。
原因は人によって違いますが、運動不足や食生活の乱れ、睡眠不足など複合的な要素が絡み合って、ダイエットにチャレンジしても痩せにくくなってしまうのです。
この記事ではアラフォー世代の痩せない原因を追究して、無理なく減量する方法をお伝えします。
目次
1. アラフォーは軌道修正をする世代
アラフォー世代の男性の未婚率は約3人に1人、女性の未婚率が約4人に1人と言われています。
そんな中で、「いつまでも若くありたいと、それなりに努力しているのに、体重は増え、肌にツヤがなくなり、チラホラ白髪が気になりだした」など、身体的な悩みが出てくるのも40代前後からです。
食事量や運動量が変わらないのに年齢を重ねるごとに体重が増えていくのは、基礎代謝量が落ちるからです。
1-1. 基礎代謝はなぜ年齢とともに落ちるのか
基礎代謝とは、生命を維持するために必要なエネルギーで、寝ていても使い続けているエネルギーのことです。
じっとしていても消費されるエネルギーは、1日の総消費エネルギーのうちの約60%を占めています。
ちなみに、身体活動によるエネルギーの消費量が約30%、食事をした後に発生するエネルギーが約10%になります。
この基礎代謝は、男性で18歳くらい、女性では15歳くらいをピークに、その後は年齢とともにどんどん低下します。
アラフォー世代を健康で美しく乗りきるためには、若いころのように食べないダイエットやハードな運動は控え、理論に基いたダイエットを行うことです。
2. アラフォー世代が無理なくできる温活ダイエット
男性も女性も体が冷えると基礎代謝が悪くなり、同じように食べても太りやすく痩せにくくなります。
それに加えて運動不足になると筋肉量が減り、偏食などで栄養不足になると、新陳代謝が落ちてしまいます。
筋肉不足や栄養不足の体に冷えが加わると、手先や足先まで血液がまわらず、末端が冷たくなってしまいます。
体は冷えると脂肪をため込もうとするので、体内の脂肪はどんどん増えていきます。
本当のダイエットとは、体重を落とすことではなく、脂肪を減らすことなのです。
体の末端の手先や足先、頭皮などのセルフマッサージを毎日おこなう習慣をつけると、血流が良くなり新陳代謝が促され、痩せやすい体をつくることができます。
2-1. 座り仕事が多い人は「ながら運動」を取り入れましょう
イスに腰かけたまま、両手を後ろに回して組み、両肩は後ろに引きます。
首をゆっくり右へ倒しながら5つ数えます。次に左に倒して5つ数えます。
同じように前に倒して5つ数え、後ろに倒して5つ数えます。
手は気がついたときにダランと下におろしてブルブルと震わせたり、グーパーをして手や手首の緊張を緩めると血流が良くなります。
女性は足首がむくむ人が多いようですが、デスクに座る際には、年中レッグウォーマーをつけて足首を冷やさないようにしましょう。
3. アラフォー世代が無理なくできる運動と心のケア
筋トレと有酸素運動を習慣化して、脂肪が燃焼しやすい体にシフトしましょう。
ウオーキング、ジョギング、水泳、自転車こぎなどの、有酸素運動は脂肪が燃焼しやすい運動ですが、有酸素運動の前に簡単な筋トレをすることで、より効率よくダイエット効果が得られます。
3-1. 筋トレ効果
筋トレで筋肉をつけることで、太りにくい体に変わっていきます。
体脂肪率や筋肉量は一朝一夕では変化しませんが、腹筋、腕立て伏せ、ダンベル体操などの筋トレを有酸素運動を行う前に5分でも取り入れることによって、脂肪が燃焼しやすくなります。
3-2. 有酸素運動効果
ジョギング、速足でのウオーキング、水泳、自転車こぎなどの有酸素運動を行うと、脂肪組織の中性脂肪が分解されます。
これらの有酸素運動は、20分以上続けないと脂肪が燃えないといわれていましたが、短い時間でも運動効果があります。
5分や10分のこま切れ時間を利用して、日々の習慣にしましょう。
3-3. 運動は運を動かすこと
仕事や家事、人間関係など、アラフォー世代は人生の中でも、様々な悩みが生じる時期でもあります。
やることなすこと裏目に出る時は、とにかく体を動かしてみましょう。
体を動かすことの楽しさや心地よさを感じられるようになると、ダイエット効果だけでなく、心の奥底に潜むに悩みのデトックス効果も得られます。
4. アラフォー世代が無理なくできる5つの食習慣
アラフォー世代は、毎日の間違った食生活が肥満を招き、生活習慣病の引き金になってしまいます。
ダイエットには食事が7割、運動が3割とも言われますが、食事を見直すことで効率よく痩せることができます。
夕食は軽く
朝食を食べないと、前日の夕食から昼食の間までの時間が空きすぎ、体は昼食の後にエネルギーをため込もうとします。
朝食、昼食をしっかり摂って、夕食を軽く摂ることを習慣づけましょう。
食事はよく噛んで
満腹感は、脳内の満腹中枢でコントロールされています。
この満腹中枢は食事の開始から20~30分くらいで作用し始めるため、ゆっくり食べることが大事です。
毎食の品数を多く
健康づくりには栄養バランスのよい食事を摂ることが必要です。
人が必要とする栄養素は、どの成分が不足してもよくありません。
ダイエット目的で、野菜だけ、果物だけといった偏った食事をしていると、体に不調をきたしてしまいます。
味付けは薄味で
濃い味付けのおかずは、ごはんやお酒が進みがちになり、高血圧や心臓病の原因にもなります。塩やしょうゆ、みそなどの調味料は少なめにしましょう。
その一口が肥満の原因に
もう一口食べたいところで箸を置き、腹7分目から8分目にしておきましょう。
5. まとめ
アラフォー世代は、体の変わり目のため太りすく痩せにくくなりますが、頑張りすぎた自分を見直す時期でもあります。
頑張りすぎない運動を日々の習慣に取り入れ、バランスの取れた食事を摂ることで痩せやすい体になります。