オートファジーダイエットとのやり方とメリットとデメリット

オートファジーダイエットとは、16時間ダイエットとも呼ばれれるダイエット法です。
ニューヨークでは、ダイエットとアンチエイジングが同時に得られると人気があり、日本でも新しい形のファスティンク方法として、多くの人から支持されています。
食事時間のあとは、睡眠時間を含めて16時間の断食をするだけのシンプルなダイエットですが、はたしてメリットばかりなのしょうか?
どのようなダイエット法もメリットがあればデメリットもあります。
この記事ではオートファジーダイエットについて詳しくお伝えします。

1. オートファジーの意味は?

オートファジーのオートは(自ら)、ファジーは(食べる)という意味合いを持つギリシャ語の造語です。
本来オートファジーとは、体内の古くなった細胞が新しく再生されることです。
16時間、消化器官を休ませることによって、体内に溜まった老廃物が排泄され、腸内環境が整いますが、例えば残りの8時間でドカ食いをすると、ダイエット効果は期待できません。

1-1. 体のメカニズムについて

人の体は、最後に食事(間食なども含む)をすませてから、10時間経つと脂肪燃焼が始まり、16時間経つと今度はオートファジーが機能します。
病気の予防や免疫向上に重要なオートファジーですが、オートファジーを活性化させるためには、16時間以上食物を摂らないことがキーワードとなります。
体のメカニズムとして、栄養が足りない状態(飢餓状態)になって始めて、人が生き残るためにオートファジーが作動するのです。
オートファジーダイエットとは、厳密にいえば16時間の空腹時間を作ることで、オートファジー機能を利用したダイエット法と言えます。

2. オートファジーダイエットのメリットとデメリット

数々あるダイエット法にも、メリットがあればデメリットもあります。
様々な内容から自分に合った方法を選んで取り組むことで、ストレスなく痩せることができます。

2-1. オートファジーダイエットのメリット

16時間食事を制限することによって腸内環境か整い、体か必要としているビタミンやミネラル類なと体に必要な成分が吸収されやすくなります。
腸内環境か整うことで、不具合があった臓器の機能の改善、さらに便秘やむくみ、偏頭痛の改善などが期待できます。
オートファジーダイエットは、もともとは痩せるためではなく体調を整える目的から発生したダイエット法のため、オートファジーの活性化によって、メンタル面でもポジティブになれる人が多いようです。
このオートファジーダイエットのメリットは、食べすぎはいけませんが、食べてはいけないものがないことやカロリー計算などの必要がないことです。

基本的なやり方は、8時間の食事時間枠のあとで、16時間の断食(睡眠時間を含む)を行うことです。
1日24時間の内、16時間は何も食べない時間を作り、後の8時間で2回の食事を摂ります。
たとえば、朝食を午前10時に食べると8時間あけて、夕食を午後6時に食べ、その後16時間、何も食べないようにします。1日24時間-16時間=8時間(2回の食事時間をとる)になります。仕事の都合や体調などを考慮して、自分の都合の良い時間帯を選んで行いましょう。

2-2. オートファジーダイエットのデメリット

筋トレをせずにオートファジーダイエットを続けると、徐々に筋肉量が減ってきます。
その理由は、16時間食べないことで、体に入ってくるエルギーが少なくなり、体が脂肪だけを分解するのではなく、筋肉までを分解してしまうからです。
筋肉量が減ると基礎代謝が下がり、痩せにくい体になってしまいます。
また、2食にすることで、過食傾向になることがあります。16時間あけているのに痩せないのは食事量が多いからかもしれません。
しかし、あわてて2食をおかゆだけなどにして極端にカロリーを制限すると、心血管機能に悪い影響を与えてしまうことになります。
オートファジーダイエットは、16時間何も食べないだけで痩せると言われていますが、体に必要な成分はしっかり摂るる必要があります。

3. オートファジーダイエットを成功させるコツ

オートファジーダイエットは、もともと「健康な体」づくりとして発祥したダイエット法です。
ダイエットに悲壮感はつきもののように思われていますが、オートファジーダイエットは、必ずしも毎日実践する必要はなく、できる範囲で取り組めばよいのです。
例えば、1週間に1度実行するだけでも、腸内環境が整いデトックス効果が得られます。
また、16時間の内にもお腹が空いて辛いときには、食べても大丈夫な食材があります。
素焼きのナッツ類やチーズ、ヨーグルト、生野菜などです。
「極端に痩せるわけではないが、体内のデトックス効果が期待でき、健康的に痩せることができる」のが、オートファジーダイエットの利点です。

3-1. オートファジーダイエットを成功させるには

  1. 目先の体重にこだわらないことが大事です。
  2. 毎日簡単な筋トレを行い、筋肉を減らさないようにしましょう。具体的には、腕立て伏せ・スクワット・腹筋などです。
  3. 2回の食事は、7大栄養素を意識してバランスよく摂りましょう。糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛など)、食物繊維、ファイトケミカル(ブルーベリーやトマトなど)です。
  4. むくみや頭痛、だるさなどの不定愁訴が改善できればダイエットは半分成功したと思うようにしましょう。
  5. 1ヶ月に体重の5%以上が落ちていたら、食事量が足りていません。オートファジーダイエットは、痩せることより健康になることが目的だと割り切り、焦らず取り組みましょう。
  6. 人によって違いますが、早く痩せたいといった思いから、空腹時間を長く取り過ぎても、食事量が増えてしまう恐れがあるので、基本の16時間を空けるようにしましょう。

4. まとめ

早く痩せたいために根拠がないダイエット法にチャレンジする人が多いようですが、間違ったダイエットは健康をそこねてしまいます。
オートファジーダイエットは健康的にダイエットすることを目的としていますが、体質によっては合わない人もいます。
厚生労働省の調査データでは、少し太り気味の方が長寿であるとの統計結果が出ています。
痩せれば今よりもっときれいになれるものでもなく、やつれたイメージになることもあります。
オートファジーダイエットにチャレンジする場合は、無理をせずに取り組みましょう。

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