脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪がありますが、内臓脂肪は、お腹まわりを中心に蓄積する脂肪で、男性につきやすいものの比較的落としやすい脂肪です。
一方、皮下脂肪はジワジワと蓄積される落としにくい脂肪で、女性につきやすい脂肪です。
目次
1. 内臓脂肪や皮下脂肪が増えるおもな原因と改善方法
運動量よりも食べる量が多いと、当然ながら脂肪は増えてしまいます。
また、運動不足や加齢により、筋肉量が低下すると、基礎代謝量は減少します。
ちなみに、基礎代謝とは、呼吸や体温維持など、生きているだけで消費されるエネルギーのことです。
この基礎代謝量が減少し、摂取エネルギー(食べる量)が消費エネルギー(運動量)を上回った結果、体に脂肪が蓄積されてしまうのです。
すでに溜まってしまった内臓脂肪や皮下脂肪も、運動や食事を見直すことで改善することも可能です。
1-1. 簡単な運動で体質改善
ジョギングなどの有酸素運動の効果と、腹筋などの無酸素運動の効果が同時に得られる簡単な運動を毎日の習慣にしましょう。
おすすめは自宅でできるサーキットトレーニングです。
- その場で腕を振り、足を高く上げ、足踏みを2分行います。(有酸素運動)
- 体感を鍛えるプランクを行います(無酸素運動)
プランクのやり方は次の通りです。脚を伸ばした状態でうつ伏せになります。次に、腕を肩幅程度に開き、両ひじと前腕を床につけて、上半身を起こします。さらに、つま先を立てるようにして下半身を持ち上げて20秒キープします。 - その場で、エアー縄跳び(縄跳びの恰好をしてジャンプする)を2分行います。
①~③を2セット行います。自宅でできるため天気に左右されず、しかも省スペースで行なえます。
1-2. 食事で改善
内臓脂肪が蓄積されるのは、栄養バランスの偏った食事によるエネルギー過多も原因になります。まずは、日々の食事内容と摂取エネルギー量を見直し、バランスの良い食事を心がけましょう。
その際、肉や魚などのたんぱく質と野菜類は、なるだけ毎食摂るようにします。
脂質や糖質をコントロールすることは大事ですが、過度な食事制限は筋肉も落ちてしまいまうので、注意しましょう。
食事回数を増やす方法
一回の食事を少量にし、食事の回数を増やすことで、食べ過ぎを防ぐことができます。
糖尿病の食事療法の一つに、少量ずつ5回に分けて食べる方法があります。
空腹の状態で一気に食事を摂ると、血糖値が急上昇しインスリンの分泌が多くなることがわかっており、一度に食べる量が増えると体脂肪が蓄積しやすくなります。
糖尿病でなくても5回に小分けして食べることで、総摂取カロリーは同じでも、脂肪として溜まりにくくなります。
2. 医療痩身のクラツーアルファとは
クラツーアルファとは、医療痩身の分野のひとつです。
冷却技術を用いて、脂肪細胞を凍結させ、破壊をおこない体外に排出します。
お腹まわりの脂肪は落としたいが運動する時間が取れない人や、なるだけ早く結果を得たい人にとっては、脂肪細胞を除去できるクラツーアルファを検討するのも一つの方法です。
2-1. クラツーアルファのメリットについて
クラツーアルファのメリットは、冷却して脂肪を溶解するため、脂肪細胞のみを減らせることです。
運動や食事制限で痩せた場合は、脂肪細胞を小さくすることはできても、脂肪細胞自体を減らすことはできません。
そのため、せっかく痩せてもリバウンドしやすいのが難点ですが、医療痩身クラツーアルファによる施術では、脂肪細胞が減るためリバウンドしにくくなります。
また、メスを使わずに気になる部位の脂肪だけを取り除くことができるので、部分痩せが可能です。
クラツーアルファはお腹まわりの脂肪だけでなく、二の腕や、お尻、太ももなどの施術も可能です。
2-2. クラツーアルファのデメリットについて
クラツーアルファのデメリットは、効果をすぐに実感できる人がいる一方とそうでもない人もいることです。つまり、効果については個人差があります。
施術後、「脂肪細胞が減ったから大丈夫」と思い、すぐに食べ過ぎると、せっかくの痩身効果が得られなくなってしまいます。
また、クラツーアルファで破壊された脂肪細胞が体外に排出されるには、早くて1ヵ月から人によっては3ヵ月ほどかかります。
規則正しい生活をしながら脂肪細胞が体から抜けるのを待つ忍耐も必要なため、せっかちな人にとっては、この施術がデメリットともいえるかもしれません。
他にもクラツーアルファの副作用として、めまいや吐き気、ほてりや発汗、施術部位のヒリヒリ感がともなうなどの症状が、まれに起こることがあります。
3. 症例写真
- 施術名:クラツーアルファ
- 施術内容:脂肪細胞を冷却して体外に排出する、手術を必要としない部分痩身治療
- 料金(税込):2カップ3回 92,400円
- 施術の副作用(リスク):施術部位の内出血、赤み、痛み
4. まとめ
男性も女性もお腹がポッコリと出ていると、服装選びも限られてきます。
オシャレができないだけでなく、脂肪の蓄積は生活習慣病の原因となってしまいます。
「何とかしなくては」と思った時がチャンスです。
日々の生活に運動を取り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。
それでも改善できない場合は、クラツーアルファという脂肪を除去する施術もあるので、検討してみましょう。