レコーディングダイエット

ダイエットとは、ギリシャ語で「よく生きること」という意味です。
レコーディングダイエットは、毎食の食事内容や間食の内容、その日の体重などをメモするだけの簡単なダイエット法です。
外食に丼物が多かったり、それほど空腹でなくても、つい手を出してしまうお菓子の間食などが、書くことで「見える化」します。
日々のことなので、記録できない日もあると思いますが、レコーディングダイエットは、5年先10年先の生活習慣病を予防する効果もあるので、お試しください。

1. 記録することで食生活の傾向が分かる

レコーディングダイエットで痩せられる理由は、記録することで自分の体の変化が
客観的に分かるからです。
ほとんどの人は、「あまり食べていないのに太るのは体質のせいだから」と自分に言い訳をしていますが、食事量は少なくても、外出先で甘い飲み物を摂っていたり、無意識におやつを食べていることも多々あります。
食事内容を記録するだけでなく、間食やお酒など1日のうちに口に入れたものをすべて記録すると、自分の食生活の傾向が分かります。

1-1. レコーディングダイエットは病院でも取り入れられている?

レコーディングダイエットは、糖尿病の改善のために、病院でも取り入れられており、実際に効果が得られています。
肥満は万病を招くとも言われていますが、自己管理でかなり改善できます。
「ご飯やパン、麺類など炭水化物を摂りすぎている」とか、「甘いものを摂りすぎている」
などは、書いてみないとわからないものです。
肥満と生活習慣病とはおおいに関係があるため、生活習慣病の予備軍の人は、レコーディングダイエットにチャレンジしてみましょう。

2. 記録のやり方

まずは1週間、とりあえず食べたものだけを書き出してみましょう。
いきなりカロリー計算をしたり、体重を測定するのはハードルが高すぎて、長続きしません。気楽に始めることが大事です。
用意するのはノートと鉛筆だけでOKで、書き方に特に決まりはありません。
書き忘れても気にせず、次の日からまた記録しましょう。

2週間目からは、毎日決まった時間に体重を計って記録すると、体重の増え方で、太りやすい食事内容を知ることができます。
丼物やカレー、ラーメンなどを食べたときに体重が増えるようなら、食べる回数を減らしたり、ご飯の量やめんの量を減らし、野菜サラダなどをつけると、満足感が得られます。

3週間目になれば、毎食のカロリーも記録すると、昼食に高カロリーの食事をしても、夕食で低カロリーの食事をすれば、帳尻を合わせることができると分かってきます。
カロリー計算が面倒な人は、ポケットサイズのカロリーブックを入手しておくと、大まかなカロリー計算がすぐにできます。
また、スマホでも例えば「牛丼のカロリーは?」と入れると「638カロリーです」とでます。
出先で食事をする場合も手軽にチエックができます。
「毎食食べたものを記録するのは絶対無理」という人も遊び感覚でやってみると、意外と長続きするものです。

3. レコーディングダイエットのメリットとデメリット

レコーディングダイエットのメリットは、食べたものを正直に書くことで、太りやすい食品と太りにくい食品が分かり、自分で食事や間食の管理ができることです。
自分では食事量を減らしているつもりでも、太りやすい食べ物を習慣的に摂っていると、思うように痩せません。
毎食の食事内容や間食を記録することで、夕食に食べ過ぎると翌朝は必ず体重が増えていることなどが分かり、「活動時間が多い昼食にしっかり食べて夕食は控えめにしょう」などと、自分なりに食事の管理ができるようになります。
○○だけ食べるダイエットなどは、いつの時代にも流行るものですが、主体性があるダイエットとは言えません。
レコーディングダイエットは自分と向きあうダイエットなので、リバウンドしにくい一生もののダイエットというところが、大きなメリットです。

3-1. レコーディングダイエットは、向き不向きがあり

どんなダイエットも、そのダイエット法が自分にとってストレスになるようなら、精神的にも辛くなります。
体重計に乗るたびに一喜一憂して、毎日食べ物のことばかり気にしていては、メリットは得られません。
それどころか、ある日突然「どうでもいいや」とドカ食いしたのでは、大きなデメリットとなってしまいます。
レコーディングダイエットを始めて、2週間目ぐらいから、このダイエット法が向いているかどうかが分かってきます。
向いていないと思った人も、メモ程度に食事内容のみを書いておくと、太りやすい食事と太りにくい食事がわかってきます。
すると、無意識に食事内容を調整できるようになり、激太りを避けることができます。
また、食事内容を細かく記録するのが苦手なら、食べ過ぎた日は20~30分の運動をするとよいでしょう。

4. まとめ

毎日記録する作業は面倒くさく、3日坊主になりがちです。
几帳面な人ほど挫折しやすいとも言われるレコーディングダイエットですが、自分の意識改革になり、「よりよく生きること」につながります。
昨日何を食べたか分からない人や、毎日の食事メニューに悩む人にもレコーディングダイエットをおすすめします。

関連記事

  1. 無理なく5キロ痩せるための方法と続けるコツ

  2. お尻を小さくするにはどうすればいいの?

  3. 糖質制限ダイエット

  4. 下半身はなぜ痩せにくい?原因と下半身ダイエットのコツを紹介

  5. 脳をだますとダイエットが楽になる

  6. オートミールダイエットとは?メリット・デメリットを徹底解説