アートメイクってどれくらい持つの？長持ちさせるのポイントとは

消えないメイクと言われているアートメイクですが、一度施術を受けると半永久的に消えないわけではありません。
そのため、施術をしたからには、少しでも長く形や色をきれいな状態でキープしたいでしょう。
本記事ではアートメイクがどれくらい持つのか、長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
これからアートメイクを受ける人、アートメイク後に退色してきた人は、ぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

1. アートメイクはどれくらい持つ？

一般的にアートメイクは一度施術をすると1～3年持つと言われています。
アートメイクは一回では色素が定着しないため、肌質や色素の定着具合により、2～3回の施術が必要です。
そのため、1回だけでの施術では退色しやすいです。1回だけ利用できるクリニックもありますが、2～3回の施術を推奨しています。
また、どれくらい持つのかは、手彫りや機械彫り、掘る深さ、色素の濃さ、生活環境、肌質によって異なります。
同じ時期に同じ技法で施術を受けた人でも、皮脂分泌の多い人や洗顔、クレンジングの回数、普段のケア方法によってキープできる期間は変わってきます。

1-1. 持ちをよくするには施術後のケアが重要

アートメイクは施術してから色素が定着するまでに、1週間ほどの期間が必要です。
皮膚に細かい傷をつけて色素を注入しているため、施術後は腫れや赤みが出ますが2～3日で治まり、その後かさぶたができてかゆくなることもあります。
かさぶたが剥がれるとかゆみが治まって色素も安定するのですが、この期間に無意識にかいたりこすったりしてしまうと、色素が落ちてしまいます。
赤みやかゆみなどある時は保冷剤をタオルやガーゼに包んだものを当て、冷却するようにしましょう。
乾燥するとかゆみが出やすいため、ワセリンなどを塗って保湿をし、触らないように気を付けてください。

2. アートメイクを長持ちさせる3つのポイント

アートメイクを少しでも長持ちさせるための3つのポイントをご紹介します。

• ピーリングをしない
• 施術後1週間は触らないようにする
• 日焼け対策を徹底する

これからアートメイクを受ける人も、すでにアートメイクをしている人もチェックしてみてください。

2-1. ピーリングをしない

ピーリングは古い角質を剥がすため肌がツルツルになりますが、アートメイクをした部分はしないようにしましょう。
ピーリングには古い角質を薬剤で溶かす方法と、細かい粒子で肌表面をこすって物理的に剥がす方法の2種類あります。
どちらの方法も肌代謝を促進させてしまうため、退色を早くさせてしまうのです。
角質ケアや黒ずみ対策として使用する場合は、Tゾーンなど気になる部分だけ使用し、アートメイクの部分は避けるようにしてください。

2-2. 施術後1週間は触らないようにする

アートメイクの施術後、色素が定着してかさぶたが塞がるまで1週間程度の期間がかかります。
施術後は体が色素を異物として認識してしまい、外に排出しようとするので、傷口が塞がっていないと退色しやすくなってしまうのです。
そのため、傷口がしっかり塞がって乾くまではできる限り施術箇所に触れないようにし、ワセリンなどで保湿をしましょう。
かゆみを感じた時はかいたりせず、保冷剤で冷却すればかゆみは治まります。

2-3. 日焼け対策を徹底する

アートメイクをしたあとは日焼け対策を徹底し、紫外線に当たらないように気を付けてください。
日焼けをした肌はターンオーバーとともに剥がれていきますが、その時に角質層も剥がれてしまうため、色素が薄くなってしまいます。
特に眉は骨が出っ張っているため紫外線が当たりやすい部位でもあり、サングラスをしていてもうっかり眉毛の部分だけ出ていて日焼けをしてしまうこともあります。
アートメイクをしていればアイブロウをしなくて済むため、色の付かない日焼け止めや下地を塗るようにしましょう。

3. アートメイクが薄くなってきたら？

アートメイクの色素が退色してきたら、リタッチ（お直し）をおすすめします。
技法によってはまだらに退色してしまうので、メイクをしないと不自然に見えてしまうからです。
リタッチは、初めに施した形や色素をそのまま活かすこともできますが、微調整して形や色を変えることもできます。
顔の皮膚は加齢によって年々下がってきてしまい、皮膚の薄い目元周辺は特に変化を感じやすいので、変化しつつある顔の表情や雰囲気に合わせたデザインにしていくといいでしょう。
クリニックではリタッチは通常料金より安く受けられることが多く、最終施術日からの期間によって割引になることもあります。
アートメイクは1～3年で消えてしまいますが、1年に1回などメンテナンスを行って細かく修正することで、きれいな色や形をキープできます。

4. まとめ

アートメイクはどれくらい持つのか、長持ちさせるポイントについてご紹介しました。
アートメイクは半永久的ではなく、施術には期間も費用もかかるため、一度施術を受けたらできる限り長く維持させたいでしょう。
施術後のケアや、日常的に長持ちさせるための方法を守り、少しでもキープできるようにしてください。