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アートメイクのトラブルの原因とは?リスクを知って事前に回避!

アートメイクは一度施術を受けると1~3年は消えないため、メイクが楽にありすっぴんでも自然な仕上がりです。
しかし、もし失敗してしまったら・・・トラブルが起きてしまったら・・・と心配になる人もいるでしょう。
本記事ではアートメイクによるトラブルの原因についてご紹介します。
失敗やリスクを最小限に減らすためにも、これからアートメイクを受ける人はぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

1. アートメイクはクリニックで

トラブルを回避するための前提として、アートメイクは医療機関で受けるようにしましょう。
アートメイクは本来医療行為となるため、医師や看護師などの資格を所持した医療従事者しか施術をすることができません。
しかし、美容サロンやエステサロンなどで無資格で施術を行っているところもあり、違法行為となります。
そういったところで施術を受けた場合、万が一施術中に肌トラブルが起きたとしても早急に処置することができません。
トラブルを防ぐためにも専門知識を持った、医師や看護師の資格を持ったアーティストの施術を受けましょう。

2. アートメイクのトラブルの3つの原因

アートメイクで起こるトラブルの原因はおもに3つあります。

  • デザインが気に入らない
  • 目元の肌トラブル
  • アートメイクの理解不足

それぞれの原因や対処方法を見ていきましょう。

2-1. デザインが気に入らない

仕上がり具合が気に入らなかったというトラブルは多く見られます。
実際のデザインや色が違うというリスクもあるので、事前のカウンセリングや確認は必要です。
アーティストもトラブルを回避するため、デッサンの時には何度も確認して修正してくれるので、自分の納得のいくデザインになるまでは修正してもらいましょう。
また、施術は1回では終わらないため、2回目の施術が終わった時が完成形になります。
2回目の施術時には1回目の色素の入り方やデザインの再確認など行ってから施術をし、途中何度も確認をしています。
2回目の施術が終わって1週間ほどで肌の状態が落ち着き、色素も安定して本来の色味になります。

2-2. 目元の肌トラブル

アートメイクを施した部位は施術直後は腫れや赤みが出ますが、2~3日経っても治まらない場合はほかの原因が考えられます。
深く掘ってしまったり、細かく傷ついた部分から雑菌が入って炎症を起こしてしまうこともあります。
クリニックによっては施術後に化膿止めや保湿剤を処方してくれるところもありますが、施術後腫れが治まるまではなるべく触れないようにしましょう。
腫れや赤みは時間の経過と共に治まりますが、症状が落ち着かなかったり痛みが続くようでしたら、早めにクリニックに連絡してください。

2-3. アートメイクの理解不足

アートメイクでは、施術時間よりもカウンセリングに時間を割いています。
理想的なデザインや色にできるように何度も確認して共有くれますが、中にはすべてお任せにしたり、完成した状態を想像できていない人もいます。
アートメイクの施術後は赤みや腫れが起こる、1回では完成しないなど、リスクやデメリットを理解していないとトラブルが起こる原因にもなります。
カウンセリングではしっかり話を聞き、アートメイクのメリットだけでなくデメリットもあることをきちんと理解しましょう。

3. アートメイクが受けられない人

アートメイクによるトラブルを事前に回避するためにも、アートメイクが受けられない人の特徴をチェックしておきましょう。

  • 妊娠中・授乳中の人
  • 金属アレルギーの人
  • 重度のアレルギー体質の人
  • ケロイド体質の人
  • 美容施術を受けたばかりの人
  • 服薬中の人

3-1. 妊娠中・授乳中の人

妊娠・授乳中はホルモンバランスの関係で肌がデリケートになっています。
アートメイクは表面麻酔をして皮膚の傷をつけるため、デリケートな期間に受けると痛みを感じやすいです。
また、施術は1回では終わらないため、授乳を終えて時間に余裕ができてから受けるようにしましょう。

3-2. 重度のアレルギー体質の人

金属アレルギーやアトピー、花粉症の人は要注意です。
お肌の状態にっては施術が受けられないことがあります。
花粉症の人は花粉シーズンは肌が敏感になっており、目のかゆみも出るため無意識にこすってしまう可能性もあるので、花粉シーズンを避けて受けるようにしましょう。

3-3. ケロイド体質の人

ケロイド体質の人は施術した箇所がケロイドになる可能性があるため、施術を受けられません。
アートメイクは皮膚の浅い部分ではありますが、傷をつけてしまうため、リスクを避けるためにも控えた方がいいでしょう。

3-4. 美容施術を受けたばかりの人

目元の整形手術やピーリングなど、アートメイクに影響するような美容施術を受けたあとは、しばらく施術は受けられません。
同じクリニックでアートメイクを受ける場合は経過を見ながら日程を調整してくれますが、違うクリニックで受ける場合はいつ美容施術を受けたか伝え、お肌の状態が治まってから受けるようにしましょう。

3-5. 服薬中の人

現在医療機関にかかって服薬中の人は、主治医に確認してからにしましょう。

4. まとめ

アートメイクのトラブルについてご紹介しました。
トラブルを防ぐためにもアートメイクについて知り、信頼できるクリニックやアーティストを選ぶことは重要です。
一度施術を受けるとすぐには消えないため、トラブルの原因や対策方法はチェックしておきましょう。

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