ニキビ種類

ニキビの種類

ニキビの種類

ニキビは初期から中期、そして悪化してしまった場合などによって、症状が違ってきます。
ニキビの種類は進行によって白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビなどと呼ばれます。
ある日突然できてしまったように見えるニキビですが、いくつかの段階を経て成長していきます。
なるべく早い段階で気づき、適切なケアをすることでニキビ痕になるのを防ぐことができます。

ニキビができてニキビ痕になるまで

ニキビの種類は、病状の悪化の程度によって軽い順に、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビの4つに分けられます。
ニキビの一番初期の段階では毛穴の変化がないものの、毛穴に皮脂が詰まっています。
徐々に進行し、面ぽう(コメド)となります。
面ぽうには白ニキビと黒ニキビがあり、白ニキビが悪化して炎症を起こすと、赤ニキビになります。
赤ニキビがさらに悪化すると、黄色の膿(うみ)がたまり、黄ニキビになってしまいます。

白ニキビとは

白ニキビは、出口を失った皮脂が毛穴に詰まって、皮膚表面がぷくっと膨れた状態です。白く透けて見えるので白ニキビと言われ、初期段階のニキビです。

黒ニキビとは

黒ニキビは、浮き上がった皮脂が空気に触れて、酸化して黒くなったものです。

赤ニキビとは

赤ニキビは、白ニキビや黒ニキビが悪化したものです。
毛穴にたまった皮脂を栄養源として細菌が繁殖し、赤く炎症を起こしたものです。

黄ニキビとは

黄ニキビは、赤ニキビより炎症がひどくなり、膿をもった状態のニキビです。

各種ニキビのケアについて

白ニキビや黒ニキビの初期の段階なら、適切なケアで改善できることもできますが、赤ニキビや黄ニキビの段階になると、ニキビ痕が残ることがあるので、皮膚科など専門の機関への受診が望ましいといえます。

白ニキビと黒ニキビのケア

白ニキビや黒ニキビは初期の段階のニキビなので、肌に優しい牛乳石鹸などのさっぱりしたタイプの固形石鹸で皮脂を落して、刺激の少ないビタミンC誘導体などの化粧水を軽くつけておきます。
ニキビの初期の段階なら十分な睡眠をとるだけで、成長ホルモンがたっぷり分泌され、肌のターンオーバーが整い自然に治ります。
ニキビはホルモンバランス、紫外線、活性酸素などの直積的な原因とともに、睡眠時間や食生活なども関わっているため、生活習慣を見直すことで重症化せずにすみます。
気になっても、さわると炎症を起こす可能性もあるので、さわらないようにしましょう。

赤ニキビや黄ニキビのケア

赤ニキビや黄ニキビはかなり進んだ状態なので、とにかく自分でつぶすようなことはしないでください。
赤ニキビは、ニキビ菌ともいわれるアクネ菌がどんどん繁殖して、表面からもはっきり見えるようになります。
黄ニキビは、赤ニキビがさらに進行し、ブヨブヨとした黄色の膿を持ってきます。
この膿は、好中球(人の血液中にある白血球の一種)と、アクネ菌が戦った残骸ですが、無理に取ると、ニキビ痕が残ってしまいます。
ここまで進行する前に専門の機関で診てもらう必要がありますが、膿が出てしまったら快方に向かいます。
ニキビが深くて膿ができらない場合でも、さわらずにいると中でゆっくりと吸収されます。
白ニキビや黒ニキビなどの初期の段階のニキビと同様に、重症化した赤ニキビや黄ニキビもさわらないように注意しましょう。

ニキビは乾燥が苦手?

ニキビの薬は年々開発され続け、種類は山ほどありますが、ニキビで悩む人は増えています。
ニキビに関しては、これを塗れば治ると言った妙薬はないと言われていますが、白ニキビや黒ニキビの段階で保湿ケアをおこなうと、赤ニキビや黄ニキビへの移行を防ぐことができます。
特に、冬は熱めのお湯で洗顔しがちですが、熱いお湯で洗うと肌が乾燥してニキビの原因となってしまうので、ぬるま湯で洗うようにしましょう。
また、ニキビを早く治したいために洗浄力の強い洗顔料を使って洗いがちですが、過剰な洗顔は角質層の乾燥を招いてしまいます。
洗顔後は、ニキビに特化したさっぱりしたタイプのローションで肌を整えておきましょう。
また、冬は暖房をするため、どうしても室内が乾燥がちになります。
加湿器を使ったり、寝室にはぬれタオルを置くなど工夫して部屋の乾燥を防ぎましょう。

まとめ

ニキビは、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビと段階を経て悪化していきます。
なるべく早い段階でケアすることで重症化を防ぐことができますが、いったんできてしまったニキビは、とにかく雑菌のついた手で触らないことです。
ニキビ予防には、睡眠や食事内容、ストレスなどの生活習慣を見直すことも大事ですが、何度も繰り返すようなら、皮膚科でカウンセリングを受けるとともに、適切な治療をおこないましょう。

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