アクネフォト（IPL光治療）

アクネフォトは、肌トラブルを起こした部位のみに反応して素肌を傷つけることがなく肌への負担が少ない特徴があります。レーザー治療と比べても肌へのダメージも少ないので施術時間も短くなり、施術直後から洗顔やメイクをすることができるので気軽に施術を受けることができます。
メラニン色素が沈着した部位にIPLを照射することにより熱が発生します。この熱によりダメージを与え肌トラブルを改善しますが、必要以上に熱が発生すると火傷をする可能性がでます。しかし、アクネフォトでは熱をリアルタイムで感知するセンサーが備え付けられた器具を使うので安全に治療を行うことができます。
かつてのレーザー治療では、単一の波長しかないため目的に合わせた機械を使い分ける必要がありました。一方で、アクネフォトでは光の波長を変えるフィルターを交換するだけで良い為、顔全体の施術が一度に行うことができるようになっただけでなく、肌トラブルからアンチエイジングまで同時に行えます。また、身体のどの部位にも使用可能なので、手の甲や首などの紫外線の影響を受けやすい場所にもつかえます。光を照射するため専用のゴーグルで目を保護する必要があります。

IPLは有害な紫外線を取り除いた光の為、素肌に対しての紫外線ダメージを受けることはありません。シミ、ソバカスの原因であるメラニン色素や赤ら顔の原因であるヘモグロビンに照射されることで熱が発生します。熱によって肌トラブルの原因となっていた色素が破壊されるのと同時に、真皮も刺激されるのでコラーゲンの産生も促進されるので肌の若返りを促すこともできます。そのため、ニキビ、ニキビ跡や毛穴の開き、シワやたるみなどの幅広い肌トラブルの対応やアンチエイジングにも効果を発揮します。
光の波長によって作用が異なり、420nm～800nmの光の波長を変えるフィルターを使うことで、幅広い肌トラブルの治療に利用することができます。波長の長い光を利用することで、皮膚の深層にある毛細血管を収縮させて赤ら顔を改善したり、毛穴の開きを抑えることができます。逆に波長の短い光を照射することでメラニンやヘモグロビンを破壊するのでシミ、ソバカス、赤ら顔を改善します。
IPLに反応した色素は一時的には濃くなることがありますが、数日後には剥がれ落ちて以前よりも色の薄くなりキレイな肌になります。

アクネフォトはレーザー治療とは異なり、施術後にガーゼなどを貼る必要もなく治療時間も短いので施術後すぐに洗顔とメイクを行うことができるので日常生活への影響が少ないのが特徴です。パチパチとした刺激感がありますが、すぐに治るため麻酔をする必要もなく肌に対しての負担も少ないです。そのため、麻酔に対してアレルギーを起こしたことがある方にも使用することができます。
顔全体に一度に照射することができるので施術時間が短くすみます。施術時間としては約30分になることが多いですが、施術する場所や肌の状態で施術時間は変化します。
様々な肌トラブルに対応ができるアクネフォトですが、効果を実感することができるのは3回以上受けてからの方が多いです。約1ヶ月に1回の頻度で5回ほど治療を受けることをおすすめします。施術後は紫外線によってシミやソバカスが再発することがおるので日焼け対策が必要です。

カウンセリング

肌質や症状、部位によって治療方針などを決定します。肌の状態によっては治療が受けられないことがあるので注意が必要です。ご不安に感じていることや疑問に思うことがある場合は遠慮なくご相談ください。

洗顔

メイクや汚れがあるとIPLの光に反応して熱を持つ可能性があるので、しっかりと洗顔とクレンジングをしていただきます。

施術

お肌を保護するジェルを塗ってからIPLを照射します。ジェルには肌と密着させやすくして熱伝導を助けるだけでなく、過剰に熱を持つのを防ぐ効果があります。

アフターケア

施術後は熱感が残ることがありますが、しばらくすると落ち着きます。赤みがでることがありますが1週間ほどで落ち着きます。まれにシミが濃くなることがありますが、数週間ほどで治ります。施術後はメイク、入浴することが可能ですが、紫外線を浴びるとシミの原因にもなるので日焼け対策をしてください。

アクネフォトに痛みはありますか？また、ダウンタイムはありますか？

パチパチとした輪ゴムで弾いたような痛みがありますが、すぐに治ります。ダウンタイムはありません。施術後に熱感が残り赤みがでることがあります。施術後は日光の影響を受けやすくなっているので紫外線によってシミができやすくなります。日焼け対策をしてください。

アクネフォトに副作用はありますか？

熱感が残ることがあり赤みがでることがありますが、数時間以内で治ることが多いです。また、シミが濃くなることがありますが、肌の新陳代謝によって治ります。まれに色素沈着、腫れや火傷が起こることがあります。

施術時間はどのくらいですか？

施術時間は30分程です。部位や肌の状態によって変化することがあります。

治療頻度はどのくらいですか？

1ヶ月に1回ほどの頻度で5回ほどが治療サイクルの目安です。アンチエイジングを目的とする場合は長期の継続が必要で2、3ヶ月ごとに1クール行うことをおすすめします。

治療を受ける際に気をつけることはありますか？

医薬品の中には光過敏症という副作用がある薬剤があります。光過敏症は光アレルギーとも呼ばれ、炎症や痒みを引き起こします。治療期間中に内服薬、湿布や塗り薬を使用している場合は教えください。