にきびを早く良く治すためには、できるだけニキビに刺激を与えないことが大切です。洗顔の際は、にきびを強く擦りすぎないように心掛けましょう。にきびがあるから化粧をしてはいけないというわけではありません。しかし、一般的な化粧品の中には、油性成分が多く含まれていることがあり、ニキビの原因菌となるアクネ菌を増やし、ニキビを悪化させてしまうことがあります。「ノンコメドジェニック」という表記がある化粧品を選び、お化粧は控えめにすることを心がけると良いでしょう。
よくある質問
ニキビを治すには、どれぐらいの期間がかかる?
にきびが治るまでの期間は、ニキビの状態や症状により個人差がありますので、治療期間を断定するのは困難です。しかしながら、多くの場合、治療を開始して2~3ヵ月経つと徐々に治療の効果があらわれはじめます。まずは、あわてずに、粘り強く治療を継続することが大切です。ニキビは一旦治っても繰り返し発生する場合も多いので、ある程度再発しなくなるまでに数年かかる場合もございます。重症の場合には3~6か月を目安に少し長い目で気長に治療していくとよいでしょう。治療終了の時期については、自分で判断せずに医師に相談しましょう。
にきび跡を消すにはどうしたら良いのでしょうか?
一般的に、にきび跡の治療をご自身で行うのは困難ですので、皮膚科にて医師に相談すると良いでしょう。軽度の場合には内服や外用薬を地道に続けることで少しずつ改善していく場合もございます。アイスピック状の重度の凹凸が残ってしまっている場合にはピーリング・レーザー・ダーマペンなどを併用し肌のターンオーバーを促す治療が必要になる場合がございます。ご自身の状態に応じてどのような治療が良いのか専門の医療機関に医師と相談し治療を受けていただくと良いでしょう。
にきびはつぶせば早く治るの?
にきびの状態によっては、中につまった皮脂を押し出したり、排膿することで早く治すことができますが、その場合には消毒した医療器具を使い、周囲を傷つけないように治療します。専門の知識や技術が必要ですので、自分でつぶしてはいけません。むやみに自分でつぶすと早く治るどころか、かえって傷ついた皮膚の表面から雑菌が侵入しニキビ痕(あと)やしみの原因にもなります。にきびができたら、無理に自分でいじらずに、皮膚科で処置を受けましょう。