ニキビ原因ニキビ治療

【美容皮膚科が解説】耳ニキビ・吹き出物の原因&最適な治療法

耳たぶにニキビができた!原因や対処法は?

耳のニキビの原因は、ライフスタイルに直結している可能性があります。髪をかきあげたときや帽子を被ったときに「痛い!」と感じたり、イヤリングピアスを着けにくくなったりと、耳のニキビは何かとストレスを感じますよね。

今回は、耳・耳たぶのニキビの原因や対処法をご紹介します。髪と擦れる機会が多く、紫外線も浴びやすい耳のニキビは、原因に応じた適切な対処が求められます。生活に取り入れやすいセルフケア方法を通じて、美しい耳元を取り戻しましょう。

耳のニキビ・吹き出物の原因

ここでは、耳にできてしまったニキビ・吹き出物の原因をご紹介します。耳のニキビは顔と比べて目立ちにくいのですが、特有の違和感や痛みが生じる場合があります。 耳のニキビの原因を学び、適切な対処法につなげていきましょう。

皮脂の過剰分泌

耳のニキビは、皮脂の過剰分泌が原因の可能性があります。ニキビのおもな原因は、皮脂による毛穴のつまりです。耳にも毛根があるため、皮脂が過剰分泌されることで顔や背中と同様にニキビができてしまう場合があります。

皮脂が過剰分泌される原因は、慢性的なストレス・自律神経の乱れ・脂質や糖質が高い食事・女性ホルモンであるエストロゲンの減少などが挙げられます。また思春期の男性の場合は、男性ホルモンの分泌量が増加することでも皮脂の分泌量が増えてしまうでしょう。

耳垢やホコリなどが溜まっている

耳垢やホコリなどが溜まっているときも、耳にニキビができやすくなります。耳掃除をあまりしない人で耳垢が乾燥タイプの場合は、自然に排出される傾向にあります。しかし耳垢が湿ったタイプの場合は、定期的に耳掃除しなければ細菌が繁殖しやすくなってしまうでしょう。

不衛生な帽子を被っていたり、寝具を汚れたまま使っていたりする人も、耳の中にホコリが入りやすくなります。とくに耳の産毛が少ないタイプの人は、外からのホコリを取り入れやすい傾向にあるでしょう。

耳掃除のやりすぎ

定期的な耳掃除はニキビの防止になりますが、やりすぎは肌を傷つけるためニキビを誘発してしまいます。耳かきによって傷つけられた肌は雑菌が入り込みやすく、侵入後肌の中で繁殖した結果、ニキビが発生するのです。

耳の中にニキビがある違和感から、余計に耳かきや爪で触ってしまうことも。耳の中は入り組んでいるため、ニキビ部分を避けて耳掃除しようとした際に、誤って繰り返し傷つけてしまうケースもあります。

シャンプーや整髪料のすすぎ残し

シャンプーや整髪料のすすぎ残しも、耳ニキビの原因の一つです。もともと耳は、その複雑な構造から汚れが溜まりやすい場所でもあります。体を洗う順番によっては、シャンプーの成分が溶け込んだ水が入ったままになってしまう場合があります。

とくに普段から整髪料を使っている人は、耳のカーブラインや耳たぶ付近にニキビが発生しやすい傾向に。ヘアスタイルによっては、整髪料の成分が耳にずっと付着している状態であるため、ニキビを誘発してしまいます。

耳の横・耳周りのニキビの対処法

ここでは、耳の付近にできたニキビの対処法をご紹介します。耳のニキビは原因が明確になっているケースも多く、生活習慣を少し変えるだけで改善される可能性があるものです。基本的な生活習慣の改善と並行しながら、自分に合ったケア方法を取り入れてみましょう。

生活習慣の改善

生活習慣を改善することで、肌のターンオーバーが正常になりニキビの発生・悪化を抑えられます。適切な睡眠は免疫力をアップさせ、肌のバリア機能や修復力を向上させるでしょう。

過剰な皮脂の分泌をケアするためには、脂質や糖質を抑えた食事が大切です。適度な運動は新陳代謝を促進させ、ターンオーバーの正常化をサポートしてくれるでしょう。栄養バランスが偏りやすい人は、サプリメントでビタミンB群を補うように心がけてください。

ニキビへのアプローチが期待できるビタミン剤については、以下の記事を参考にしてください。

ニキビ改善に効果的なビタミン剤とは?上手に活用してニキビのできにくい肌に

耳掃除の回数を減らす

耳ニキビの原因として、耳掃除による皮膚の傷が挙げられます。耳掃除の回数を減らすことで耳への負担が減り、ニキビの防止に役立つでしょう。耳掃除の対象となる外耳道の皮膚は、約2週間で再生します。そのため、耳掃除も2~3週間に1度程度で十分です。

ただし耳の構造や耳垢のタイプによって、適した耳掃除の頻度がわからない場合もあります。不安な人は耳鼻咽喉科に相談し、自分に合った耳掃除の頻度をアドバイスしてもらいましょう。耳かきの際、耳かき棒から綿棒に変えるだけでも耳への負担を抑えられます。

耳の中を清潔にする

湿った耳垢やホコリは、耳ニキビの原因になります。ニキビを防止するためには、常に耳の中を清潔にするように努めましょう。とくにシャンプー・スタイリング剤・化粧品・日焼け止めなどが残らないよう、お風呂でしっかりすすぐ習慣が大切です。

お風呂上がりでも耳をそのままにせず、タオルドライと合わせて綿棒でケアしましょう。お風呂上がりのタイミングは、耳垢がふやけており絶好の掃除タイムです。水滴を拭き取る程度の強さで、優しくぬぐってあげてくださいね。

皮膚科で診察を受ける

耳のニキビがどうしてもつらいときは、皮膚科や美容皮膚科で診察を受けることをおすすめします。ニキビの対処は早いほど跡が残りにくく、痛みも伴いません。

市販のニキビ用クリームで治りにくいときでも、医師から処方された抗生物質や保湿剤を使用することで改善する可能性があるでしょう。

イヤホンや耳栓も耳ニキビの原因に…

毎日愛用しているイヤホンや耳栓も、耳のニキビの原因になります。試しに、普段使用しているイヤホンをチェックしてみましょう。細かな耳垢やホコリが付着していませんか?汚れを拭き取らないまま使用していると、イヤホンの中で雑菌が繁殖する可能性があります。

とくにランニング中や筋トレ中にイヤホンを使っている人は要注意です。発汗にともない湿度が上がり、雑菌の温床になっているかもしれません。健康的に愛用するためには、面倒でも1回の使用ごとに汚れを拭き取ってあげる習慣が大切です。

これって本当にニキビ?違和感を抱いたら美容皮膚科へ

耳に生じた「できもの」は、ニキビ以外の症状も考えられます。以下に、耳のニキビと誤認されやすい症状の例をご紹介します。

  • 粉瘤……本来皮膚から剝げ落ちるはずの角質や皮脂が、皮膚の内側の袋に溜まってできた腫瘍。
  • イボ……疣贅(ゆうぜい)。皮膚が盛り上がって生じるできもの。ウイルス性イボや老人性イボなど、種類はさまざま。
  • 外耳道炎……外耳道の定在菌のバランスが崩れ、特定の菌のみが増えて感染を引き起こした状態。

とくに外耳道炎は、耳ニキビと同様に耳かきのやりすぎで発生しやすい症状です。痛み・痒み・耳だれ・熱など、違和感を抱いたら自己判断せずに美容皮膚科や耳鼻咽喉科に相談しましょう。

クリニックで受けられる治療法の例は、以下の記事を参考にしてください。

クリニックで受けられるニキビの治療方法とは?悪化させないポイントも紹介

痛くてつらい耳ニキビは、KM新宿クリニックにご相談ください!

今回は、耳にニキビができる原因や対処法をご紹介しました。

しつこい耳のニキビに悩まされている人は、無理にセルフケアせず専門病院やクリニックに相談することをおすすめします。とくにニキビケアに特化したクリニックでは、できる限り跡を残さない治療が可能です。

KM新宿クリニックにおけるニキビの治療では、おもにアクネスニードルやアクネスマルチニードルRMを展開。ほかにも、ケミカルピーリング、ダーマペン4、プラズマ治療、ピコフラクショナル、ハイドラフェイシャル、圧出治療など、幅広い治療法を展開中です。丁寧なカウンセリングで、症状にあわせた治療法をご提案いたしますので、まずはぜひ一度ご相談ください。

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