ニキビ部位

鼻ニキビができる原因と対策、美容皮膚科での治し方!改善が期待できる栄養素も紹介

鼻は、皮脂分泌量が多く、紫外線などの刺激も受けやすいため、ニキビができやすい場所です。顔の中心にあるので目立ちやすい上、再発を繰り返す傾向があるため、鼻ニキビで悩んでいる方は少なくありません。

鼻ニキビはしっかり原因を知り、対策をすれば再発を防げる可能性があります。さらに、改善が期待できる栄養素を摂ることで、ニキビができにくい肌を手に入れることも可能です。

ここでは鼻ニキビができる原因や対策、治療方法、鼻ニキビの改善が期待できる栄養素などをご紹介します。鼻ニキビで悩んでいる方は、是非今後の参考にしてみてください。

鼻ニキビ

鼻ニキビができる7つの原因とは?

鼻ニキビができる仕組みは、他の部分にできるニキビと一緒で、毛穴が皮脂などで詰まり、アクネ菌が繁殖し、炎症を引き起こすことです。

鼻ニキビができる原因は以下の7つが考えられます。

  • 手で触る
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 紫外線
  • 化粧の落とし忘れ
  • 乾燥
  • 皮脂の過剰分泌
  • マスクによる蒸れや擦れなどの刺激

鼻ニキビが頻繁にできる方は、上記で挙げた原因のどれかに当てはまっている可能性が高いため、自分の状態と照らし合わせて原因を知ることから始めましょう。

手で触る

皮脂分泌が盛んで汚れが溜まりやすい鼻を洗っていない手で無意識に触ってしまうと、毛穴が詰まり鼻ニキビを発症しやすくなってしまいます。また、鼻にニキビができると、気になってついつい触ってしまう方が多いですが、その行為がニキビを悪化させている原因になっていることがあるのです。

ホルモンバランスの乱れ

不規則な生活や過度のストレスなどによってホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰分泌し、鼻ニキビが発症しやすくなります。規則正しい生活を送り、ストレスを溜め込み過ぎないように気をつけましょう。

紫外線

紫外線を浴びると、乾燥から皮膚を保護するために皮脂分泌量が増加します。紫外線によりダメージを受けた皮膚を修復しようと、ターンオーバーの周期が乱れてしまうのです。そのため、紫外線を浴びると鼻ニキビが発症するリスクが高くなります。
また、紫外線を浴び過剰な活性酸素が発生すると、皮膚の細胞を傷つけ炎症を引き起こし、ニキビを悪化させてしまう原因にもなります。

化粧の落とし忘れ

鼻の凹凸にクレンジングで落としきれなかったファンデーションが、ニキビの原因や悪化を引き起こしてしまうことがあります。メイクはしっかり落とすようにしましょう。
しかし、ファンデーションを洗い落とそうと、力を入れてゴシゴシと皮膚を擦ってしまうと、必要な皮脂まで洗い落としてしまったり、摩擦で皮膚にダメージを与えてしまったりする可能性があります。あまり力をいれずに、やさしく洗顔することが大切です。

乾燥

保湿不足で皮膚が乾燥してしまうと、皮膚に残った水分を保とうと皮脂が過剰に分泌し、鼻ニキビの原因に繋がってしまう可能性があります。洗顔後と紫外線を浴びたあとは乾燥しがちなので、適切な方法で保湿することを忘れないように心掛けましょう。

皮脂の過剰分泌

鼻はもともと皮脂腺が発達している部位のため、皮脂分泌が盛んです。そのため、ニキビに特に注意しなければならない部位です。過剰に皮脂が分泌されると、毛穴が詰まることにつながりニキビの発症リスクが高まります。

マスクによる蒸れや擦れなどの刺激

最近は、マスクを着用していることが当たり前となっています。マスクを着用すると、中は高温多湿で蒸れやすい状態です。そのため、汗をかき皮脂分泌が増加するため、アクネ菌が増殖しやすい環境になっています。

鼻ニキビへの8つの対策とは?

鼻ニキビへの適切な対策をすれば、すでにできてしまったニキビの悪化を防ぎ改善につながるだけでなく、ニキビができにくい状態に皮膚を整えることができます。
鼻ニキビへの対策は以下の8つです。

  • 生活習慣を改善する
  • 適切なスキンケアをする
  • 鼻ニキビに触らない
  • 紫外線対策をする
  • ストレスを溜めないよう心掛ける
  • バランスの取れた食事をする
  • 腸内環境を整える
  • 市販薬を使う

すぐに取り掛かれる簡単なものもあるため、継続できそうなものから取り組んでみてください。

生活習慣を改善する

ニキビの発症につながるホルモンバランスの乱れを防止するために、規則正しい生活を送るようにしてください。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、ターンオーバー促進のサポートや肌ダメージを回復させる役割があります。そのため、睡眠不足が続くと免疫力が落ちニキビができやすくなるだけではなく、肌の回復にも悪い影響を及ぼしてしまうのです。それを避けるために、十分な睡眠時間を取るようにしてください。

適切なスキンケアをする

余分な皮脂や汚れを取り除き、鼻ニキビを予防するためには適切なスキンケアが大切です。洗顔料をしっかり泡立てやさしく洗いましょう。必要な皮脂まで洗い落とさないように、洗いすぎないようにしてください。
メイク落としに使うクレンジングは、手のひらに出して少し温めてから使うと、毛穴に汚れが入りにくくなりメイクを落としやすくなります。
皮脂分泌量が多い鼻でも、汚れを落としたあとしっかり保湿することが大切です。たっぷり化粧水をつけたあと、乳液やクリームを使って潤いを閉じ込めましょう。

鼻ニキビに触らない

鼻ニキビができてしまったら、触らない・刺激を与えないことが大切です。絶対に潰さないようにしてください。
現在は、マスクをつけなければいけないため、刺激を与えないことは以前に比べると難しくなっています。鼻とマスクの間に、緩衝材となるようなコットンなどを挟むと刺激を軽減してくれるためおすすめです。

紫外線対策をする

紫外線を浴びるとニキビ発症の可能性が高まるため、紫外線対策が必要です。「ノンケミカル」や「ケミカルフリー」と表示されている油分が含まれていない日焼け止めを選び、1日に何度か塗り直すようにしましょう。

ストレスを溜めないよう心掛ける

過度なストレスは、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、皮脂の過剰分泌につながる可能性があります。ストレスを感じない生活を送ることが理想ですが、現代社会では難しいでしょう。そのため、ストレスを上手に発散する方法を、各人が持っておくことが大切です。

バランスの取れた食事をする

脂っこいおかずや炭水化物が多い食事をしていると、皮脂分泌量が増えてニキビができやすい皮膚状態になってしまいます。バランスの取れた食事をするようにしましょう。不足しがちなミネラルやビタミンは、意識的にとることをおすすめします。

腸内環境を整える

腸内の悪玉菌が増えると、毒素が全身に巡りニキビや肌荒れの原因になると考えられています。そのため、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトを食べたり、善玉菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖を摂取したりして、腸内環境を整えることをおすすめします。

市販薬を使う

市販薬を使うことも鼻ニキビ対策といえます。特に赤ニキビや黄ニキビまで進行してしまったニキビは、日常的なケアだけで治すことは難しいからです。
市販薬を使用するときは、自分の症状にあっているもの使いましょう。赤ニキビなら抗炎症作用成分、黄ニキビなら抗生物質が配合されている薬を選んでください。

美容皮膚科での鼻ニキビの治療方法について

市販薬を使用してもニキビがよくならなかった場合や、ニキビの再発を繰り返している場合、ニキビ跡が気になっている場合は、美容皮膚科で診てもらうことをおすすめします。

アクネスニードル

ニキビの原因となる皮脂腺を高周波で破壊する治療です。極細の針を毛穴に刺して皮脂腺を直接破壊していきます。皮脂腺だけを破壊できるように設計されており、肌表面に損傷を残すことなく治療が可能です。ニキビを根本から改善できる治療法のため、ニキビの再発率が低くなります。

プラズマ治療

強力な滅菌作用で、肌トラブルの元となる雑菌を死滅させるため、ニキビの改善効果があります。
ニキビの原因菌となるアクネ菌を死滅させ、美容液や薬剤を浸透させることで、肌トラブルを起こしにくい肌にしていきます。肌トラブルを起こしやすい方や、ニキビを繰り返している方は、効果を実感しやすいです。

ダーマペン4

ニキビやしわ、たるみなど、肌トラブルが起きている箇所にダーマペンで穴を形成し、「創傷治癒力」という肌の再生能力を促します。この再生能力によって肌の本来の状態にするので肌トラブルに対して有効といえます。

ハイドラフェイシャル

美容液を含んだ水を使用して行う施術で水流の力で肌表面だけでなく毛穴の奥にある汚れも洗浄します。洗浄と同時に美容成分の肌への浸透させることもできるので、皮脂汚れによるニキビや毛穴の汚れ、オイリー肌やくすみなど幅広い肌トラブルに対応することができます。

鼻ニキビの改善が期待できる栄養素は?

食生活を見直して、体の内側から鼻ニキビの改善を促すことも大切です。
鼻ニキビの改善が期待できる主な栄養素は次の通りです。

  • ビタミンA・B・C・E
  • ミネラル
  • 食物繊維

以下で鼻ニキビの改善が期待できる栄養素について簡単に説明します。
必要な栄養素は食事から摂取するのが理想ですが、難しい場合はサプリメントなどを利用して足りない栄養素を補充しましょう。

ビタミンA

ビタミンAは、皮脂分泌を調整しターンオーバーを促進する栄養素です。多く含まれている食材は、レバーやほうれん草、にんじん、うなぎ、ニラ、春菊、卵などです。

ビタミンB

ビタミンB群の中で、ニキビ予防として大切なのはビタミンB2とビタミンB6です。
ビタミンB2には肌を正常な状態に保つ働きがあり、ビタミンB6には皮膚の代謝を促進し皮膚の抵抗力の維持にも必要な栄養素です。
また、ともに皮脂分泌を抑制する作用もあり、ニキビを予防する効果が期待できます。

ビタミンB2が多く含まれている食材は、レバー、うなぎ、納豆、卵、イワシ、サバ、牛乳など、ビタミンB6が多く含まれている食材は、イワシ、レバー、牛肉、イカ、玄米、大豆、卵、タコなどです。

ビタミンC

ビタミンCは、コラーゲン繊維の生成促進作用や抗酸化作用がある栄養素です。多く含まれている食材は、パセリ、レモン、ピーマン、いちご、キウイ、ブロッコリー、小松菜などです。

ビタミンE

ビタミンEは、抗酸化作用がある栄養素です。同様に抗酸化作用があるビタミンCと同時に摂取すると、相乗効果が期待できます。多く含まれている食材は、レバー、うなぎ、かつお、卵、アーモンド、オリーブオイル、アボガド、大豆、かぼちゃなどです。

ビタミンを多く含む食材を調理するときに注意すること

ビタミンには、水に溶けやすく余分なものは尿として排出される水溶性ビタミンと、水に溶けにくく油脂やアルコールに溶け、余分なものは脂肪組織や肝臓に貯蔵される脂溶性ビタミンがあります。

ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンCは水溶性ビタミンで、ビタミンAやビタミンEは脂溶性ビタミンです。

水溶性ビタミンを多く含む食材は、切ってから洗うと栄養素が流れ出してしまうため、切らずに洗って長時間水にさらさないようにしましょう。煮汁ごと飲めるスープや煮込み料理にすれば、流れ出た栄養素を摂れるためおすすめです。

脂溶性ビタミンは、油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、ドレッシングをかけたり、揚げ物などにしたりして食べることをおすすめします。

ミネラル

ミネラルは、ターンオーバーを促進する働きがある上に、ホルモンバランスを維持するために必要な栄養素です。ホルモンバランスが乱れると、皮脂の過剰分泌が起こり、ニキビができやすい皮膚になってしまう可能性が高まります。
代表的なミネラルが多く含まれている食材を以下の表にまとめました。

栄養素 食材
カルシウム 牛乳、ヨーグルト、チーズ、海藻類、ナッツ、水菜など
マグネシウム チーズ、ナッツ、アーモンド、納豆、わかめ、あおさなど
カリウム 麦茶、昆布、乾燥あんず、切り干し大根、ほうれん草、大豆など
ナトリウム 食塩、味噌、醤油、生ハム、かまぼこ、漬物、梅干しなど
リン 肉類、魚介類、乳製品、大豆、卵黄など
レバー、あさり、しじみ、がんもどき、豆乳、ひじき、厚揚げなど
亜鉛 豚レバー、牡蠣、牛赤身肉、油揚げ、カシューナッツ、卵など

食物繊維

食物繊維は、腸の活動を活発にしてくれ、便秘や肥満の解消が期待できる栄養素です。便秘が続くと腸内で有害物質が発生します。この有害物質が皮膚のターンオーバーを妨害するため、ニキビができやすい状態となってしまうのです。
多く含まれている食材は、ゴボウ、レンコン、サツマイモ、バナナ、ミカン、リンゴ、海藻類などです。

鼻ニキビに悩んでいるならKM新宿クリニック

鼻ニキビができる原因と対策、治療方法、鼻ニキビの改善が期待できる栄養素などをご紹介しました。
鼻はニキビができやすい部位です。まずは、鼻ニキビができてしまった原因を知ることから始めましょう。その原因に応じた対策をすることで、悪化を防ぎ改善につながるでしょう。

鼻ニキビのことで少しでも気になることがある方は、ぜひKM新宿クリニックにご相談ください。
KM新宿クリニックは、患者さま1人ひとりのお悩みやご希望にあわせて、伴走いたします。また、今なら初回トライアル価格として高性能肌診断+選べるニキビ治療(アグネスニードル5箇所orプラズマ治療orハイドラフェイシャル)を9,900円(税込)からお試しいただけます。

ぜひ、当院で理想のお肌を手に入れるお手伝いをさせてください!気になる方はぜひ無料カウンセリングをお申し込みください。

関連コラム