眉間にニキビができてしまうと目立ちやすく、アイメイクや前髪を触った時に触れてしまうため、潰してしまう恐れもあります。
眉間は皮脂分泌の多い部位のため、治ったと思ってもまたできてしまうこともあるでしょう。
しかし眉間にニキビができる原因を知れば、スキンケアや生活習慣の見直しで対策も可能です。
本記事では眉間にできるニキビについて、できる原因や対策方法をご紹介します。
目次
眉間にニキビができる原因
眉間にニキビができる原因は様々です。複数の原因が重なってできてしまったり、治りにくいこともあります。
眉間にニキビができる原因について見ていきましょう。
前髪による刺激
前髪があると毛先が眉間に触れてしまったり、前髪を整えている時に刺激することでニキビができてしまう原因にもなります。
皮膚は刺激を受けると守るために肌表面の角質を厚くするため、毛穴が小さくなります。
毛穴が小さくなると毛穴の出口で皮脂が詰まって毛穴詰まりを起こし、ニキビの原因となるアクネ菌を繁殖させてしまうのです。
産毛の処理
顔の産毛や眉毛を処理した時にカミソリの刃で肌を傷つけ、そこから菌が繁殖してニキビになることもあります。
カミソリの刃は毛だけでなく皮膚表面も削ってしまうので、シェービングの前後はしっかり保湿して肌への負担を減らすようにしてください。
また、メイクに使うスポンジやブラシも菌を繁殖させる原因になるので、洗ったり交換するなどして清潔なものを使用するようにしましょう。
顔や眉周辺の産毛が濃く、自己処理を繰り返しているようでしたら、医療レーザー脱毛がおすすめです。
脱毛クリニックなどの医療機関で受けられるレーザー脱毛は、毛根組織を破壊することができるため、永久脱毛が可能です。
脱毛が完了したら産毛を処理する必要がなくなるため、肌を傷つけることもなくなります。
顔脱毛で産毛がなくなると化粧ノリがよくなる、肌がトーンアップするなど美肌効果も期待できます。
過剰な皮脂分泌
顔の中でも皮脂分泌が多い部位は眉間・鼻・頬上・アゴなので、眉間はアクネ菌のエサになる皮脂が多いです。
皮脂腺の数は年齢や性別によって個人差がありますが、皮脂分泌の多い部位は腕や足と比べて3~8倍も多いといわれています。
そのため、皮脂分泌の多い眉間はニキビができやすい部位なのです。
皮脂分泌はホルモンバランスが乱れると過剰に分泌されることがあります。
生理中は皮脂が増えることがあり、ストレスが溜まると自律神経が乱れて交感神経が優位になり、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が増えることがあります。
女性でも副腎や卵巣から男性ホルモンは分泌されています。
肝機能が弱っている
肝機能が弱っていることが原因で、眉間にニキビができることもあります。
肝臓は体に貯まった老廃物や毒素が悪さをしないように、解毒したり中和する働きがあります。
そのため、肝機能が低下して働きが弱ると、解毒や中和されなかった老廃物が毛穴に蓄積されてしまうのです。
肝機能が低下する原因は飲酒や食生活の偏り、ストレスや睡眠不足などです。
ニキビのできにくい肌にするポイント
毎日の何気ない行為の繰り返しが、眉間にニキビができたり悪化させる原因になります。
無意識に触れないように意識し、これから紹介するポイントを実践してみてください。
前髪が触れないようにする
前髪の毛先が刺激となるため、前髪が眉に触れないように気を付けましょう。
前髪のあるヘアスタイルを楽しみたい場合は外出時は前髪を垂らして、自宅に居る時はアップにして触れないようにするといいでしょう。
整髪料が皮膚に付着することで菌が繁殖することもあるので、前髪にはできるだけ整髪料を付けないようにしましょう。
メイクをしっかり落とす
メイクの油性汚れが毛穴に残ると毛穴詰まりを起こし、菌を繁殖させる原因になります。
メイクをしなかった日でも乳液やクリームなどの油分が配合されていることがあるので、洗顔だけでなくクレンジングもしましょう。
毛穴に詰まったファンデーションや、ブラシやスポンジでメイクをする時の刺激はニキビを悪化させることもあります。
ニキビが炎症している場合は日焼け止めや日焼け止め機能のある下地だけにし、ファンデーションは使用しないようにしましょう。
眉毛処理に毛抜きを使わない
眉毛は太くて濃いため、毛抜きで処理する方も多いでしょう。
根本からきれいに抜けるとしばらく生えてこないので、処理も楽になります。
しかし毛がきれいに抜けずに途中で切れてしまうと、皮膚の中で毛が成長してしまう埋没毛を起すことがあります。
毛を抜く瞬間に毛穴周辺に負担がかかるため、傷がついて菌が入り込むと毛嚢炎という毛穴の炎症を起こすことも考えられるでしょう。
毛嚢炎はポツポツしているため、一見ニキビに見える出来物です。
毛抜きでの処理によって肌トラブルを起こす恐れもあるので、眉毛の処理は毛をカットする方法にしましょう。
眉間のニキビが改善しない場合は皮膚科へ
肌はターンオーバーによって生まれ変わっているため、ニキビ対策を始めてもすぐには効果はありません。
普段のスキンケア方法や生活習慣を見直しても改善しないようでしたら、皮膚科の受診をおすすめします。
市販でもニキビ薬は販売されていますが、皮膚科で処方される外用薬や内服薬の方が早く改善します。
症状に適した治療が受けられるので、悪化させてしまうこともありません。
何度も同じ場所に繰り返しできていたり、症状が改善されない場合はセルフケアで何とかしようとせず、皮膚科に行きましょう。
まとめ
眉間にニキビができる原因や対策方法についてご紹介しました。
洗顔やメイク、ヘアスタイルのセットの時に何気なく触れてしまう部位なので、手指を清潔にして菌を広げないように気を付けましょう。
眉間のニキビは目立ちやすく、不意に潰してしまうとニキビ跡と残ってしまうため、早く治したい方は皮膚科を受診しましょう。
皮膚科では様々な治療方法があるため、症状によって適した治療が受けられます。
眉間にニキビができる原因やどのような治療方法があるのか知りたい方は、まずは相談から始めてみてもいいかもしれません。