角栓という言葉を聞いたことがある方は多いかもしれませんが、影響や正しい角栓ケアまで知っている方はそれほど多くはないはずです。
角栓を放置しているとニキビや毛穴の黒ずみの原因になります。そのため、角栓の段階で適切なケアをしておくことが大切です。また、角栓は1度取り除いてもまたできてしまうため、角栓ができにくい肌にすることも重要です。
この記事では、ニキビの原因や正しい角栓ケアの方法、角栓をできにくくする方法などをご紹介します。ニキビや毛穴の黒ずみで悩んでいる方は、今後の参考にしてみてください。
目次
ニキビの原因は角栓による毛穴の詰まり
角栓は、古い角質やメイクの落とし残し、皮脂などが混ざり合い硬くなり毛穴に詰まったものです。
ニキビは毛穴に角栓が詰まり、アクネ菌が増殖して炎症を起こすことで悪化します。そのため、毛穴を詰まらせる角栓こそニキビの原因といえるでしょう。
また、角栓が酸化されると黒っぽくなり、毛穴の黒ずみの原因にもなってしまいます。
正しい角栓ケアの方法
角栓を放置しているとニキビになってしまうことがあるため、角栓の段階で正しい処置をしておくことが大切です。
毛穴パックや指、ピンセットなどで角栓を取り除こうとすると、肌を傷つけるリスクがあるだけではなく毛穴が広がってしまい、余計角栓が詰まりやすくなってしまうためおすすめできません。
正しい角栓ケア方法は次の通りです。週に2~3回は行うようにしましょう。
- 蒸しタイルで肌を温める
- クレンジングでメイクを落とす
- 洗顔オイルで角栓を柔らかくする
- やさしく洗顔する
- 化粧水や乳液で毛穴を引き締め保湿する
以下でそれぞれの手順を簡単に説明します。
蒸しタイルで肌を温める
蒸しタオルで肌を温めると、毛穴がゆるみ角栓を取りやすくなります。蒸しタオルは、タオルを水で濡らして軽く絞り、電子レンジで30秒~1分温めるとできます。
クレンジングでメイクを落とす
十分な量のクレンジング剤を手に取り、顔全体に広げましょう。角栓を溶かす効果が期待できるオイルタイプがおすすめです。メイクをしていない方は、こちらの手順は飛ばしてください。
洗顔オイルで角栓を柔らかくする
しっかりと泡立てた洗顔オイルを肌に優しく広げてください。洗顔料を肌に浸透させるためには、きめ細かい泡立てが重要です。泡立てが上手にできない方は、泡立て用ネットを使うことをおすすめします。
やさしく洗顔する
ゴシゴシ洗うと肌に摩擦によるダメージを与えてしまう可能性があるため、やさしく洗うことがポイントです。内側から外側に向かって円を描くように、時間をかけてやさしく洗顔しましょう。必要以上に洗顔すると、必要な皮脂まで洗い落としてしまうため、多くても朝晩1回ずつにしてください。
化粧水や乳液で毛穴を引き締め保湿する
保湿が遅いと乾燥してしまうため、洗顔後すぐにすることが重要です。指の腹を使って、毛穴に押し込むように化粧水を塗ってください。化粧水は、毛穴を引き締める収れん作用がある商品を使うすることをおすすめします。化粧水で保湿したあとは、乳液を塗り水分が蒸発しないようにしましょう。
角栓ができにくい毛穴にするための予防法
角栓を除去できたら、次は角栓ができにくい毛穴にするために予防をしましょう。正しいスキンケアをするだけでも角栓予防になりますが、生活習慣を見直し体の内側からケアするとさらに予防効果が期待できます。無理なく続けられそうなことから、実際に試してみてください。
バランスの取れた食事
バランスの取れた食事は、肌の乾燥やターンオーバーを整えてくれるため、角栓ができにくくなります。
炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂ることが大切です。
皮脂の過剰分泌につながる糖質と脂質の取り過ぎには注意してください。
皮脂分泌を正常に保つビタミンB2やビタミンB6、正常なターンオーバーを促すビタミンAなどが多く含まれているものを積極的に摂るようにしましょう。ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンAが多く含まれているおすすめの食材を以下の表にまとめておきました。
栄養素 | 多く含まれている食材 |
---|---|
ビタミンB2 | 豚レバー、納豆、乳製品、海苔、舞茸、しいたけ、卵など |
ビタミンB6 | にんにく、ピスタチオ、バナナ、マグロの赤身、ささ身など |
ビタミンA | 鶏・豚レバー、うなぎ、ほたるいか、海苔、しそ、にんじんなど |
質の良い睡眠
睡眠は日中に受けた肌のダメージを修復するために欠かせないものです。睡眠不足や過度なストレスは、自律神経を乱しターンオーバーが正常に働かなくなる原因になります。
就寝の3時間前までに食事をして、カフェインを控え、自分に合った寝具で寝るようにしましょう。
適度な運動
適度な運動は血行を改善し、ターンオーバーの促進につながります。激しい運動よりも、無理なく継続して続けられるウォーキングや散歩、軽めのジョギングなどの運動をすることがおすすめです。
美容皮膚科での角栓除去の治療方法
角栓ケアを自分で試しても上手くいかない場合は、KM新宿クリニックの治療プランをチェックしてみてくださいね。
アクネスニードル
プラズマ治療
ニキビの原因菌となるアクネ菌を死滅させ、美容液や薬剤を浸透させることで、肌トラブルを起こしにくい肌にしていきます。肌トラブルを起こしやすい方や、ニキビを繰り返している方は、効果を実感しやすいです。
ダーマペン4
ハイドラフェイシャル
まとめ
正しい角栓ケア方法や角栓の予防法などをご紹介しました。ニキビ予防のために、角栓を正しくケアすることは大切です。間違った角栓ケアをしていた方は、見直してみてください。
また、角栓ケアだけでなく体の内側からのケアも行うと、より一層ニキビのないキレイな肌になれる可能性が高まります。