ニキビ原因

いちご鼻は間違ったケアで悪化することも!タイプ別の原因と正しいケア方法をご紹介

鼻は顔の中心なので、いちご鼻になると鏡を見るたび気になる人は多いのではないでしょうか。
自分でケアをしてもなかなか取れず、メイクで隠すとメイク汚れが毛穴に詰まってさらにいちご鼻を悪化させてしまうこともあるでしょう。
本記事ではいちご鼻になる原因について、タイプ別にご紹介します。NGなケア方法と正しいケア方法もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

いちご鼻のタイプと原因

毛穴が黒くポツポツして見えるいちご鼻は様々な原因があります。
いちご鼻の原因は5つのタイプにわかれます。

  • 角栓
  • 毛穴のシミ
  • 毛穴の開き
  • 産毛
  • 毛穴の凹み

どのようなタイプのいちご鼻なのか、特徴や原因を見ていきましょう。

角栓

角栓の詰まりはいちご鼻の中で多く見られる原因です。
毛穴に詰まった皮脂と古い角質やメイク汚れ、ほこりなどが混ざり合ってできたのが「角栓」です。
毛穴に詰まった角栓は酸化して黒く硬くなり、毛穴が黒く見えてしまうのです。
皮脂分泌が過剰な人やメイクをしっかり落とさない人、角質が厚く硬い肌質の人によく見られます。

毛穴のシミ

毛穴周りが円状に黒ずんでいる状態です。
皮膚自体が黒ずんでいるため角栓を取り除いても改善しません。
皮脂の酸化や紫外線、外部からの刺激が原因になり、毛穴周りが炎症を起こしてメラニンが大量に生成されることによって起こります。

毛穴の開き

毛穴が開いていることで影ができ、黒ずんでいるように見えてしまいます。
鼻だけでなく頬にも多く見られ、毛穴が開いた上に垂れてしまうと、より毛穴が大きく見えてしまいます。
過剰に分泌された皮脂によって毛穴が開いてしまうことが原因です。
皮脂分泌の多い脂性肌に多く見られますが、皮膚の水分と油分のバランスが乱れたり、乾燥して何もケアしない状態でいると皮脂が多く分泌されます。
そのため、保湿不足による乾燥肌の人にも見られやすいです。
特に男性は皮脂分泌が多く角質が厚く硬くなりやすいため、毛穴が開きやすい状態になってしまいます。

産毛

鼻の産毛を処理したことにより毛の断面が広くなり、黒く見えることがあります。
毛穴の黒ずみは触るとざらついて硬いですが、産毛が原因の場合はチクチクします。
鏡でよく見ないと産毛が原因かわからないため、自分では気づきにくい黒ずみのタイプです。

毛穴の凹み

炎症しているニキビを潰してしまったり、黒ずみを無理に押し出すなど、毛穴に負担をかけたことで毛穴が凹み黒く見えてしまいます。
肌の真皮に刺激を与えたことで組織の構造が壊れてしまい、クレーター状に皮膚が凹み跡が残ってしまいます。

いちご鼻のNGケア方法

いちご鼻を改善するためにはいちご鼻になった原因やタイプを知り、間違ったケアを止めましょう。
間違ったケアは黒ずみを悪化させてしまい、毛穴が炎症を起こしてしまうこともあります。

角栓を無理に取り除く

角栓を押し出すスティックや毛穴パックなどで、無理に角栓を取り除こうとするのはNGです。
毛穴に傷ができて炎症を起こしてしまったり、角栓が取れた部分がぽっかり穴が開いてさらに毛穴汚れが溜まりやすくなることがあります。

皮脂を取りすぎる

いちご鼻が気になって鼻の皮脂を取り除こうと、あぶらとり紙を頻繁に使っていたり、スクラブ洗顔など洗浄力の高い洗顔料を使うのはNGです。
過度なケアで必要以上に皮脂を取り除いてしまうと、かえって皮脂分泌を促してしまうことになるため、いちご鼻を悪化させてしまいます。

保湿ケアをしない

いちご鼻になりやすい人は皮脂分泌が多い傾向にあるため、額から鼻にかけてのTゾーンはあまり保湿をしないという人も多いです。
しかし保湿ケアをしないと肌から水分が蒸発しやすくなるので、肌を守ろうとさらに皮脂が分泌されやすくなってしまうのです。
乾燥が進むと皮膚が硬くなるため、毛穴詰まりを起こしやすくなります。

いちご鼻の正しいケア方法

いちご鼻のタイプを知り、正しいケアをすることでツルツルの毛穴が目指せます。
正しいケア方法についてタイプ別に見ていきましょう。

角栓

角栓タイプは、一度美容クリニックなどで取り除く施術を受けてからホームケアを始める方法がおすすめです。
角栓が硬くなっているため、角栓を柔らかくして毛穴から取り除き、毛穴を引き締めるまでの段階を丁寧に行っていかないと、また角栓が詰まってしまうからです。
美容医療ではレーザーで黒ずみを除去したり、ビタミンC誘導体をイオン導入して浸透させて毛穴を引き締める方法などがあります。

毛穴のシミ

毛穴のシミはシミのケアと同じように、スキンケアでたっぷり保湿をして乾燥しないようにし、紫外線対策を行いましょう。
短期間でシミをケアしたい場合は、美容クリニックでのレーザーがおすすめです。
メラニン色素に反応するレーザーを照射すれば短期間でシミを改善することができるため、早い改善を期待したい人に向いています。
ターンオーバーをサポートしてできているシミを押し出す「レチノイン」や、メラニン色素を還元して美白する「ハイドロキノン」などの外用薬で、ホームケアと併用して改善する方法もあります。

毛穴の開き

肌質が変化しやすい30代以降の女性は、乾燥が原因で皮脂分泌が過剰になる「脂性乾燥肌」の場合があります。
脂性肌~普通肌だと思って保湿ケアを怠っていたら、じつは乾燥肌だったというケースが多いため、保湿ケアが不足しているのです。
油分が高すぎると毛穴に汚れが詰まりやすくなるので、油分の少ないクリームや乳液で保湿しましょう。
化粧水は皮脂分泌を抑えて毛穴引き締め効果のある、「ビタミンC誘導体」配合のものがおすすめです。

産毛

産毛がいちご鼻の原因の場合は、毛穴に毛があることが原因のため、産毛をカミソリやシェーバーでカットする処理はやめましょう。
毛抜きで毛で抜いてしまうと、毛穴周辺が炎症を起こす毛嚢炎や、毛が途中で切れて皮膚の中で成長してしまう埋没毛になることがあります。
顔の産毛を処理するには医療機関で受けられる「医療レーザー脱毛」がおすすめです。
回数や期間はかかりますが、医療行為として発毛組織を破壊することができるので、脱毛が終われば毛が生えてこなくなります。

毛穴の凹み

毛穴の凹みは毛穴周辺の組織が壊れてしまっているので、ホームケアだけの改善は難しいです。
美容クリニックでは、レーザーやダーマペンなどで、自分ではケアできない肌深部までケアできるため改善が目指せます。

まとめ

いちご鼻になる原因やタイプ別の改善方法についてご紹介しました。
いちご鼻を目立たなくさせるには期間を要し、タイプによっては自分でのケアが難しく美容医療に頼るしかない場合もあります。
いちご鼻のタイプがよくわからない人や、自分に合ったケアを知りたい人はクリニックを受診するのもひとつの方法です。
専門的な知識と技術を持った機関で診てもらうことで、早い改善が目指せるかもしれません。

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