ニキビ部位

唇周りにできるニキビは何が原因?ニキビケアの対策方法を紹介

口周りは大人ニキビのできやすい部位です。
突然できやすい上に治りにくく繰り返しできるため、一度できると厄介なニキビでしょう。
しかし原因や予防方法を知り対策していくことで、ニキビのできにくい肌を目指せます。
本記事では口周りにできるニキビについて、できる原因と対策方法、ニキビに似ている口唇ヘルペスとの違いについてご紹介します。

唇周りにニキビができる原因

口周りにニキビができる原因はいくつかあります。考えられる原因について見ていきましょう。

胃腸が弱っている

唇周りのニキビは胃腸が弱っている時にできやすいです。
口周りは消化機能に関係することが多いため、胃腸の不調がニキビとなって現れるのです。
胃腸が弱っていると、男性ホルモンの分泌を促すコルチゾールなどのホルモンが活発化して口周りにニキビが増えます。
男性の口周りにヒゲが生えているように、口周りはホルモンバランスの影響を受けやすいのです。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーが乱れると古い角質が残ったままになるため、毛穴出口を閉じてしまいます。
毛穴が閉じるとアクネ菌が繁殖しやすくなるので、ニキビができてしまうのです。
ストレスや睡眠不足は皮脂分泌を過剰にし、肌のターンオーバーを乱す原因になります。

自己処理で傷をつけた

口周りの産毛を処理する時に傷を付けてしまうと、菌が入り込んでニキビができてしまいます。
口周りは皮膚が柔らかく凹凸もあるため、自己処理が難しい部位です。
切れ味の悪いカミソリや清潔でないカミソリを使い続けている場合は要注意です。
自己処理する時は切れ味のよいカミソリにし、事前に消毒をした清潔なものを使用しましょう。
シェービングジェルやクリームなどを塗布して潤滑をよくし、深剃りや何往復もするなど肌にダメージを与えないよう気を付けましょう。
処理後はたっぷり保湿をして乾燥させないことが大切です。
自己処理の頻度が多い場合や、口周りの産毛が濃い方にはクリニックでの医療レーザー脱毛がおすすめです。
脱毛が完了すれば永久脱毛ができるため生えてこなくなるので、自己処理の手間がなくなります。

皮脂の過剰分泌

口周りや鼻下は乾燥しやすい部位です。
乾燥すると肌を守るために皮脂が過剰に分泌されてしまうので、ニキビができる原因になってしまいます。
リップを塗る時は唇のみ保湿せず、乾燥が気になる唇の周りにも塗るようにするといいでしょう。

クレンジングや口紅

口紅やリップクリームの成分が肌に合っていないと、唇周りにニキビができることがあります。
使用頻度が低いとなかなか減らないため古くなっていたり、汚れや菌が付着していると塗ることで広げてしまうこともあります。
1シーズンで使い切れなかった口紅やリップは使わないようにし、汚れてきたら表面を薄くカットして清潔に保ちましょう。
また、落ちにくい口紅を落とせるポイントメイク落としは、通常のクレンジングより洗浄力が高いため、必要な潤いまで取り除いてしまうことがあります。
クレンジング剤は落としすぎてもだめですが、汚れが残るのもだめなので、クレンジング選びは大切なポイントです。
クレンジングはニキビが発生しにくい成分で作られている「ノンコメドジェニックテスト済み」や敏感肌用のものを選ぶといいでしょう。

ニキビと口唇ヘルペスの違い

唇周りにできる吹き出物として、ニキビのほかに「口唇ヘルペス」があります。
口唇ヘルペスのでき始めはニキビにも見えるため見間違えてしまいますが、治療方法が異なるので違いを知っておきましょう。
口唇ヘルペスは、ヒリヒリした痛みや違和感を感じてから水ぶくれができてきます。
免疫力が低下した時にできやすいので、疲労感や睡眠不足が続いたり風邪をひいた時に現れやすいです。
ニキビは毛穴にアクネ菌が繁殖して炎症を起こすことが原因なので、皮脂腺のない唇にはできません。
口唇ヘルペスは毛穴のない唇にでき、特に唇の上の部分できることが多いため、唇にできた場合は口唇ヘルペスと考えていいでしょう。
口唇ヘルペスはウィルスが原因なので他人に感染させてしまう恐れがあるため、口唇ヘルペスができたらすぐに皮膚科を受診しましょう。
通常1週間前後で自然に治癒しますが、処方の抗ウィルス薬が含まれる飲み薬や塗り薬を使用すると治りが早いです。

唇周りのニキビを予防する方法

すぐに始められる唇周りのニキビを予防する方法をご紹介します。
ニキビ予防やニキビケアは毎日の習慣の積み重ねが大切です。
ポイントを抑えてニキビのできにくい肌にしていきましょう。

メイクグッズを清潔にする

口紅やリップクリーム、リップブラシなど毎日使うメイクグッズを見直してみましょう。
口周りに使用するメイクグッズは雑菌が繁殖しやすいです。
古くなっていたり汚れがあるものは思い切って処分し、新しいものに交換した方がいいでしょう。

保湿をしっかりする

肌の乾燥はバリア機能を低下させるので、ニキビのできやすい肌になってしまいます。
潤いを失うだけでなく、外部からの刺激に弱くなるため紫外線や摩擦、雑菌などの影響を受けやすいです。
化粧水を塗ったら水分が脱げないよう、乳液やジェルなど軽めの油分でフタをして潤いを閉じ込めましょう。
油分のオイルやクリームは毛穴詰まりを起こし、アクネ菌のエサとなってしまうので避けた方がいいでしょう。

食生活を見直す

胃腸の機能が低下すると口周りにニキビができやすくなります。
辛い食べ物やアルコール、脂っこいものなど胃腸に負担のかかるような食生活、食べ過ぎなど食生活の乱れはないでしょうか。
消化不良を起こすと老廃物がスムーズに排出されなくなり有害物質が発生します。腸内の有害物質は血液にのって皮膚にも運ばれていき、ニキビや肌荒れとなって現れるのです。
また、ストレスや睡眠不足は胃腸の働きを鈍くする原因となるので、食生活や生活習慣を見直してみましょう。

まとめ

口周りにできるニキビについてご紹介しました。
口周りにできるニキビは不調のサインでもあるので、食生活が乱れていなかったか、ゆっくり休めているか振り返ってみるといいでしょう。
この機会に生活習慣、メイクグッズやスキンケア方法も見直してみてください。
口周りのニキビは目立ちやすく、不意に手を触れやすい部位なので、早く治したい場合はクリニックを受診しましょう。

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