ニキビ治療

どうしてニキビを潰したらいけないの?ニキビを治す方法は?

ニキビを潰したらいけないの?ニキビを治す方法は?

ニキビができると、我慢できずに潰してしまうという方もいらっしゃるようです。
けれど、ニキビを自分で潰すのは厳禁です。ニキビを潰してはいけない理由、ニキビの対処法をチェックして、ニキビを治すのに役立てましょう。

ニキビを潰してはいけない理由は?

ニキビを潰すと、よけいに症状がひどくなったり、ニキビ跡が残ってしまう恐れがあります。治るのに時間がかかってしまうこともあるので注意しましょう。

ニキビの炎症がひどくなる

手にはいろいろな雑菌がついています。
そのため爪や指でニキビを潰すと、雑菌が入って炎症がひどくなってしまう恐れがあります。
肌には外的刺激から肌を守るバリア機能が備わっているのですが、ニキビなど肌トラブルがあるとバリア機能が低下してしまいます。そのため、雑菌などの影響を受けやすくなるといわれています。

毛穴や皮膚がダメージを受ける

無理にニキビを潰して皮脂や膿を出そうとすると、毛穴や皮膚を傷つけてしまいます。
そのせいで炎症がひどくなったり、さらに毛穴がつまって皮脂や膿が排出できなくなってしまう恐れがあります。
自分で皮脂や膿をきれいに除去するのは難しく、ニキビを潰しても膿が残ってしまうことが多くあります。そのため、ニキビを潰しても早く治すことはできません。

ニキビ跡が残ってしまう恐れがある

ニキビを潰すと毛穴や周りの皮膚にダメージを与えてしまうため、皮膚がでこぼこになったり色素沈着を起こす恐れがあります。
ニキビ跡を改善するのは難しく時間がかかるため、ニキビ跡をつくらないようにすることが大切です。

ニキビができたらどうすればいい?

ニキビを治すには、ニキビに刺激を与えないことが大切です。
ニキビをすぐに治すことはできませんが、スキンケア方法、食生活、生活習慣を見直すことで少しずつ改善することができます。

ニキビに刺激を与えないようにする

ニキビができると気になって触りたくなってしまいますが、ニキビに刺激を与えるのは厳禁です。
髪の毛がニキビにかかる場合には、ゴムやヘアピンなどを使って接触しないようにしましょう。肌に触れる枕カバーなどの寝具を、清潔に保つことも大切です。化粧はできるだけ刺激の少ないものを選び、帰宅後にはすぐに洗い流しましょう。
紫外線もニキビへの刺激となってしまうため、紫外線対策も忘れないようにしてください。

肌を清潔にする

肌を清潔に保つことも大切です。
クレンジングや洗顔は丁寧に行い、洗い残しのないようにしましょう。洗いすぎると肌に必要な皮脂や角質まで洗い流して肌を乾燥させてしまうため、洗いすぎに注意してください。洗うときには、肌をこすらないように優しく洗うことが大切です。洗顔後には、化粧水とクリームで保湿をしましょう。

栄養バランスを整える

ニキビを治すには、必要な栄養をバランスよく摂ることが大切です。脂っこい物、甘い物を食べ過ぎないようにしましょう。
アルコール、カフェイン、辛いものも摂りすぎないように注意してください。

質の高い睡眠を確保する

ホルモンバランスを整えるためには、質の高い睡眠が欠かせません。
寝室や寝具を整えて、睡眠の質をアップしましょう。就寝前に軽いストレッチをするのもおすすめです。就寝前にスマホを使用すると睡眠の質が下がってしまうため、就寝前にはスマホを使用せずにリラックスして過ごすようにしてください。

ストレスをためないようにする

ストレスはホルモンバランスや肌のターンオーバーを乱す原因となってしまうため、できるだけストレスを溜めないようにすることが大切です。
読書や映画を見て気分転換をする、ペットと触れ合う、リラックスできるアロマオイルを使用するなどして、ストレスを発散しましょう。

市販の塗り薬を使用する

薬局やドラッグストアで、ニキビの塗り薬を手に入れることができます。
多くの種類が販売されているため、自分に合ったものを選びましょう。選ぶときに、薬剤師に相談するのもおすすめです。

ニキビが治らないときには病院に相談

ニキビの症状がひどい、治らない、治っても繰り返しできてしまう場合には、皮膚科などの医療機関を受診するのがおすすめです。
専門医の診察を受け適した治療・薬を処方してもらうことで、悩んでいたニキビを改善することができます。

病院ではどんな治療をしてもらえるの?

病院では、内服薬・外用薬による治療を受けることができます。
スキンケア、食生活、生活習慣などのアドバイスを受けることも可能です。また症状によっては、医師が皮脂や膿を排出する処置を行うこともあります。

美容皮膚科や美容整形などでは、高周波(RF)アクネスニードル、ケミカルピーリング、レーザー治療、光治療などを行っているところもあります。

まとめ

ニキビを潰すと、ニキビが悪化したりニキビ跡が残る恐れがあるため潰さないようにしましょう。
ニキビを治すには、ニキビに刺激を与えないことが大切です。
スキンケア方法、食生活、生活習慣を見直して、少しずつ改善するのを待ちましょう。
ニキビの症状がひどいときや改善しない場合には、医療機関の受診をおすすめします。

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