ニキビ部位

頬のニキビは触らない

頬ニキビは触らなければ治る?適切なセルフケアや触らない方法

頬は皮脂の分泌が少ない部位ですが、顔にできると目立ってしまうため、鏡に向かってつい手でさわったり、つぶしてしまいがちです。頬のニキビにかかわらず、ほとんどのニキビは触らなければ治ります。今、頬などにできたニキビが気になる方はできるだけ触らないようにしてください。

アクネ菌は思春期以降の男女の皮膚に100%すみついている

ニキビは英語でacne(アクネ)と言います。アクネ菌はニキビの原因菌だから殺菌した方が良いと考えてしまいがちですが、アクネ菌は皮膚の常在菌で、肌表面のバランスを正常に保つ働きをしています。

悪玉菌とは言い切れないので、完全に殺菌してしまうわけにもいきません。それでは、どのようにケアすればよいのでしょうか?

▼アクネ菌と上手に付き合っていく方法を詳しく知っておこう!

アクネ菌と上手に付き合ってニキビを防ぐ!

 

頬のニキビの原因

ニキビは脂性肌(オイリー肌)だからできるといったものでもなく、頬のように誰もが乾燥しやすい部位にもできます。アクネ菌は思春期以降の男女の皮膚に100%すみついていて、この菌は嫌気性菌(けんきせいきん)と言って、空気のないところでは生きていけません。

通常は、毛穴の奥に潜んでいるわけです。毛穴の出口の角質肥厚が原因となってニキビが出現するのですが、なぜ頬のような乾燥地帯にもできるのかが、はっきりと解明できていないのが現状です。

ニキビができる原因は、「男性ホルモンや遊離脂肪酸が関係しているのではないか?」とか「食生活の乱れや睡眠不足、運動不足が体内バランスを崩していているのではないか?」などと言われていますが、複数の原因が重なり合って肌表面に出現してしまうようです。

本当に触らなければ頬ニキビは治るの?

頬のニキビには、だれでも比較的早く気がつきます。ニキビの初期には、毛穴に皮脂が詰まって粟粒ほどの固い湿疹ができます。毛穴が開いて黒く見えるのが黒ニキビで、毛穴が閉じて白く見えるのが白ニキビです。

この段階では、まだ嚢胞の中の皮脂が炎症を起こしていないので、触らなければ自然に治ります。この時に、8割から9割の人がつぶしてしまうため、細菌が繁殖して悪化し、ほてるような痛みを伴う赤ニキビやウミが出る黄ニキビへと進行してしまいます。

「ニキビを触ってはダメ」と言われ、自分でも触るとよくないことを認識しながら、ほとんどの人が無意識に触ったりつぶしたりしているのです。

頬ニキビのセルフケア

頬ニキビなどの大人ニキビは、乾燥によって肌のバリア機能が低下することで起こります。洗顔後は低刺激で油分が少ない「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記されたスキンケア化粧品などでみやかに保湿ケアを行いましょう。

頬ニキビを触らないようにする方法

頬ニキビを触らないようにする方法は、まず自分がニキビを触ってしまっていることを意識することが重要です。無意識に頬ニキビを触ってしまう場合は、手にグローブを着けたり、ニキビに専用のニキビパッチを貼ったりして、物理的に触らないような対策を取り入れましょう。

どうしてもニキビを触ってしまう場合は、悪化しないためにも医師などの専門家に助けを求めることも一つの方法です。

皮膚科で行う面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)治療について

面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)は、ニキビの中のコメドを押し出すニキビ治療の一つで、ニキビに穴を開けて、中のものを押し出します。

この施術は、おこなっている皮膚科と、おこなっていない皮膚科がありますが、医療用の細い針でニキビに穴をあけ、専用の器具を使って中の皮脂やウミを押し出すので、雑菌が入り込むリスクが減ります。ニキビをつぶさずにはいられない人には、おすすめの治療法と言えます。

医師が処方するニキビの薬

アクネ菌対策には、抗生物質や保湿剤、近年保険適用になった皮膚の新陳代謝を高め毛穴の詰まりを防ぐ外用薬のアダパレン(ディフェリン)、毛穴を開く作用や、殺菌作用がある塗り薬の過酸化ベンゾイルなどが処方されます。

▼塗り薬について詳しく見る

ニキビ治療、皮膚科で保険適用内の治療法

 

顔のニキビ対策は、皮膚科での治療と生活習慣の見直しの同時進行で!

ニキビの治療をおこなったからといって、ニキビがすぐに治るわけではありません。寝不足やちょっとしたストレスでもホルモンのバランスが乱れ、ニキビができやすくなります。特に20歳を過ぎてからできる大人ニキビと言われる顔にできるニキビを治すには、質の良い睡眠をとることが大事です。

以前は10時から深夜2時までの間に成長ホルモンが分泌されるので、この時間に眠るのが理想的だとと言われていましたが、何時に寝ても眠りについてからの3時間に成長ホルモンが分泌されることが分かってきました。たとえ睡眠時間が短くても、すっきり目覚められれば、特に睡眠時間にこだわる必要もないようです。

眠れない日が続いても、いつもと同じ時間に起きるようにすると、睡眠と覚醒のリズムが整い、肌にも悪影響を及ぼしません。頬のニキビにかかわらず、肌のトラブルが続くようなら、何はともあれ十分な睡眠を確保しましょう。寝不足が続くと、皮膚のターンオーバーに影響し、古い角質が残ったままになり、ニキビの原因になってしまいます。

なかなか治らないニキビならKM新宿クリニック

ニキビができたとき、あせって刺激の強い洗顔剤で洗ったり、爪先でつぶしたりしてしまいがちですが、ほとんどのニキビは、なるべく触らないようにすると、自然に治ります。ニキビの原因菌のアクネ菌は決して悪い菌ではなく、肌表面のバランスを正常に保つ働きをしています。

肌の仕組みを理解せずに、現象だけを見て悩むのではなく、生活習慣を見直してみましょう。

どうしても触ってしまう場合や、意識していてもニキビが繰り返してしまう場合はKM新宿クリニックにご相談ください。KM新宿クリニックは、患者さま1人ひとりのお悩みやご希望にあわせて、伴走いたします。また、今なら初回トライアル価格として高性能肌診断+選べるニキビ治療(アグネスニードル5箇所orプラズマ治療orハイドラフェイシャル)を9,900円(税込)からお試しいただけます。

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