ストレスがニキビを作り悪化させる!原因と対策方法とは?

ストレスは美容の大敵なのでニキビの原因にもなります。
多忙でゆっくり休まる時間のない時や、悩み事があるなどストレスを感じている時にニキビができやすく、悪化しやすいことはないでしょうか。
本記事では、ストレスでできるニキビについて、ストレスが肌へ与える影響、ニキビを悪化させる原因についてご紹介します。

ストレスとは?

「ストレス」とは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態で、現代人にとってストレスは切っても切り離せない関係です。

ストレスの原因となる外部からの刺激には、4つの要因があります。

  • 気候や騒音などの環境的要因
  • 不安や悩みなどの心理的要因
  • 体調不良や睡眠不足などの身体的要因
  • 人間関係や仕事が多忙などの社会的要因

ストレスを受けている状態になると、怒りっぽくなる、考え過ぎて眠れない、お腹や頭が痛くなるといった変化が見られます。
そんな中でも肌トラブルはストレスサインとして多く感じる方も多いでしょう。
肌は一番外側の臓器と言われており、体の変化に対して敏感に反応します。
ストレスをなくすことは難しいかもしれませんが、ストレスと上手に付き合って解消する方法を探し、ニキビのできにくい肌を目指していきましょう。

ストレスと肌との関係

ストレスと肌との関係には、自律神経が大いに関係しています。
自律神経は脈拍や体温、臓器の働きをコントロールするために働いています。
起きている間や緊張状態になっている時に優位になるのが交感神経。寝る時やリラックスしている時に優位になるのが副交感神経です。
この2つの自律神経がバランスを保って働くのが理想的ですが、ストレスを受けると体は対処しようと緊張状態になるため、交感神経が優位になってしまいます。
優位な状態が続くと検疫機能が低下するので、肌のバリア機能も低下してターンオーバーが正常でなくなるため、肌トラブルを起こしやすくなるのです。

ストレスでニキビができやすい箇所

あごやあご裏、フェイスラインのニキビは、大人になってからできる大人ニキビによく見られます。
大人ニキビは思春期の額から鼻にかけてTゾーンにできるニキビと違い、顔の下半身のUゾーンにできるのが特徴です。
ホルモンバランスの乱れやストレスが原因で出来ることが多いため、どうしても同じ所に繰り返しできやすく、繰り返すうちに炎症部分が跡になりやすいニキビです。

ストレスがニキビを悪化させる2つの原因

ストレスが原因でできるニキビや、ニキビを悪化させる原因はおもに2つあります。
詳しく見ていきましょう。

皮脂分泌を過剰にしてしまう

ストレスを受けるとホルモンバランスがうまく調整できなくなり、「アンドロゲン」という男性ホルモンの一種が大量に分泌されてしまいます。
このアンドロゲンは皮脂分泌を促す働きがあるため、皮脂が過剰に分泌されて肌荒れを起こしてしまうのです。
女性の場合は特にストレスを受けると男性ホルモンの分泌が増えるため、皮脂量を増加させてしまいます。
皮脂分泌が過剰に起きると毛穴を詰まらせ、毛穴内でニキビの原因菌となるアクネ菌が繁殖します。

肌を乾燥させてしまう

体がストレスを感じると「コルチゾール」というストレスホルモンを分泌します。
コルチゾールが過剰に分泌されると、表皮の角質層の中にある保湿因子の「セラミド」を分解してしまうのです。
セラミドは肌の潤いを保持する働きがあるため、セラミドが減ると肌が乾燥し、バリア機能を低下させてしまいます。
乾燥した肌はターンオーバーが正常に行われなくなるため、古い角質が肌表面に溜まって毛穴詰まりを起こします。

ストレスでできたニキビのケア方法

ストレス自体を緩和することは難しいかもしれませんが、少しでも肌への影響を減らせるようなニキビケアをしていきましょう。
ストレスを感じている時は肌のバリア機能も低下しているため、少しの刺激でもニキビを作ってしまったり、悪化させてしまう原因になります。
化粧品は配合されている成分を確認し、低刺激のタイプを推奨します。
乾燥もニキビの原因になるため、乳液やクリームなどをべた付くからといって省かずに、化粧水で水分補給したあとに油分で閉じ込めましょう。
また、紫外線は肌へのストレスとなるため、日焼け止めを塗って紫外線対策をし、たっぷり保湿をして乾燥しないようにしてください。
ニキビがなかなか治らなかったり、炎症を起こしている場合は医療機関を受診し、早めに対処していきましょう。

まとめ

ストレスがニキビを悪化させてしまう原因についてご紹介しました。
心身の状態は肌に大きく影響し、ホルモンバランスや自律神経を乱してしまいます。
ストレスを感じていなくても、肌荒れやニキビが増えたと感じたら、体がストレスを感じているサインかもしれません。
ゆっくり休んで、生活習慣や食生活などを見直すきっかけにしてみてください。
体のストレスケアもしながら、丁寧なスキンケアでニキビ対策をしていきましょう。