ニキビ治療

早くニキビを治したい!セルフケアとクリニックでの治療方法とは?

ニキビができると気になって、悪化する前に早く治したいと思うでしょう。
ニキビは正しいケアをすれば悪化するのを防ぐことができ、ニキビのできにくい肌に改善することもできます。
ニキビを早く治す方法について、自分でできるケア方法、クリニックで受けられる治療方法についてご紹介します。

スキンケアでニキビを治す方法

毎日のスキンケアはニキビ対策の大切なポイントです。
正しいケア方法を知り、ニキビができにくい肌を目指していきましょう。

肌質にあったアイテムを使う

ニキビができている期間はお肌が敏感になっているため、敏感肌用や保湿機能の高いスキンケアアイテムがおすすめです。
ニキビは脂性肌(オイリー肌)の方ができやすいですが、肌がべたつくからと保湿を怠ってしまうと、かえって肌が乾燥して皮脂を分泌してしまいます。
ニキビができやすいからとさっぱりタイプや収れん化粧水を使わず、肌への刺激の少ないタイプを選びましょう。
乳液のべた付きが気になる場合はジェルタイプなどにし、化粧水の水分を閉じ込められるものがいいです。

過剰に刺激を与えない

ニキビや脂っぽさが気になり、洗浄力の高い洗顔料でゴシゴシ洗ったり、ピーリング剤やパックのしすぎはNGです。
肌に過剰に刺激を与えてしまうとニキビの治りが悪くなり、肌を守るためにメラニン色素が生成されてしまうため、シミやくすみの原因にもなります。
洗顔料はよく泡立てて泡だけで洗うようにし、しっかりすすいで洗顔料が残らないようにしましょう。
洗顔後はタオルを優しく押し当てて水分を吸い取るようにし、ゴシゴシ擦らないようにしてください。

メイク汚れをしっかり落とす

メイクの油性の汚れは毛穴詰まりを起こし、ニキビの原因菌となるアクネ菌を繁殖させる原因になります。
週に1回でもメイク落としの前にスチーマーや蒸しタオルで顔を温めて毛穴を開き、それからクレンジングをすると毛穴の奥に詰まったメイク汚れも落ちやすくなります。
オイルクレンジングは洗浄力が高いためスッキリした洗い上がりになりますが、肌が乾燥しやすくなってしまうので避けたほうがいいでしょう。
肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、洗浄力がマイルドなミルクやジェルタイプの、敏感肌用や医薬部外品がおすすめです。

紫外線対策をする

美肌のためには紫外線対策は必須です。
紫外線はメラニン色素を生成してシミやくすみを作るだけでなく、肌を乾燥させるためニキビやニキビ跡を作る原因にもなるのです。
スキンケアの延長で外出しない時でもSPF20~30くらいの日焼け止めは塗り、外出時は日傘や帽子でガードして直接紫外線が当たらないように気を付けましょう。

生活習慣を見直してニキビを治す方法

食事や睡眠など生活習慣を見直して改善することは、肌やニキビだけでなく身体の健康にも大きな影響を与えます。
生活習慣の乱れは自律神経の乱れやストレスにもなるため、肌の調子が悪いと感じたら見直してみるといいでしょう。

しっかり睡眠を摂る

入眠後3~4時間はゴールデンタイムといわれており、成長ホルモンが多く分泌されるためお肌のためには欠かせない時間です。
成長ホルモンは日中に傷ついた細胞を補修する働きがあり、肌のターンオーバーをサポートするためニキビ改善や予防をします。
一時的な睡眠不足でしたらすぐにカバーできますが、慢性的な睡眠不足が続くと身体や肌に症状が表れ始めます。
睡眠時間を確保して入眠しやすい環境にしていきましょう。
入眠2~3時間前には夕食や入浴を済ませ、1時間前にはスマホやパソコンなどブルーライトを見るのは止めましょう。

必要な栄養を摂る

毎日の食事で必要なカロリーは摂取できていても、栄養素は摂取できていないことが多いです。
ニキビ対策のためには「ビタミンB群」「ビタミンC」「ビタミンE」を積極的に摂取することをおすすめします。
ビタミンB群は健康的な肌作りには欠かせないビタミンで、ニキビを改善するサプリメントはビタミンB群を中心としたものが多く販売されています。
ビタミンB2は皮脂分泌をコントロールし、ターンオーバーをサポートする働きがあるので、ニキビ対策には欠かせないビタミンです。
ビタミンCは美白として代表的なビタミンですが、抗炎症作用と抗ストレスホルモン生成促進作用があるため、ニキビ対策にも必要です。
ビタミンEは肌のバリア機能を高めて皮脂膜を安定させるため、外部からの刺激や紫外線から守る働きがあります。
必要なビタミンは毎日の食事から定期的に摂取するのは難しいため、サプリメントを上手に活用するといいでしょう。

脂質・糖質を控える

脂質と糖質を多く摂取すると皮脂の原料となる皮脂分泌を活発にしてしまうため、毛穴詰まりを起こしやすくなります。
また、糖分や脂質分を代謝するために大量にビタミンB群が消費されてしまうので、必要な量を摂取しても無駄に消費されてしまいます。
そのため、糖質の多いお菓子やスイーツ、脂質の多い揚げ物などは食べる頻度を減らせるといいでしょう。

クリニックの治療でニキビを治す方法

ニキビ対策は日常生活の改善が大きなポイントになりますが、ひとまず今できているニキビを治したい、ニキビを繰り返しているという人はクリニックでの治療を検討してみましょう。
クリニックでは皮膚科医による診療が受けられ、ニキビの症状や種類に応じた適切な治療が受けられるため、早い改善や予防効果が期待できます。
内服薬、外用薬治療のほかに以下のような治療方法があります。

イオン導入

イオン導入はニキビに有効な成分を電気分解してイオン化し、肌の奥まで浸透させる治療です。
微弱な電流を使って導入することで、肌のバリアゾーンを超えて有効成分を浸透するため、通常のスキンケアの数十倍の効果が得られます。
ニキビ治療で使用される有効成分はビタミンCやビタミンE、トラネキサム酸などがあります。

ピーリング

ピーリングはピーリング剤を塗布して肌表面の古い角質を取り除く治療です。
強制的に肌のターンオーバーを促進させるので、毛穴詰まりや角栓を解消します。
ニキビやニキビ跡だけでなく、顔全体のくすみや毛穴の開きにも効果が期待できます。

ダーマペン

ダーマペンは極細の針を刺して肌に穴を開け、自然治癒力によってニキビ跡や毛穴開きを改善する治療です。
肌を修復する過程で、肌の弾力に欠かせないエラスチンやコラーゲンを生成します。
肌に穴が開いている状態なので、イオン導入と併用するとより高い効果が期待できます。

まとめ

ニキビの対策方法についてご紹介しました。
食生活や睡眠、スキンケア方法など日常生活を見直すだけでも、ニキビを改善して予防できることもあります。
肌を改善するには期間がかかるため、長期的な目線でゆっくりケアを継続していきましょう。
ニキビを早く改善したい人やニキビのできる原因などについて知りたい人は、クリニックでの治療をおすすめします。
ニキビを繰り返していたりなかなか治らない場合は一人で悩まず、クリニックで相談してみましょう。

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