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ニキビ・吹き出物がかゆい…!原因と対処法は?
ニキビを綺麗に治すためには、触らない・潰さないが鉄則です。しかしニキビの状態によっては、無視できないほどのかゆさが生じる場合があります。日中にかゆさを我慢していても、寝ている間に無意識に掻いてしまうこともあるでしょう。
今回は、ニキビや吹き出物がかゆい原因や対処法をご紹介します。かゆいニキビは精神的なストレスになるだけではなく、意図しない悪化の原因にもなります。かゆさの原因を明確にしたうえで、自分に合った対処法を探していきましょう。
ニキビがかゆい原因は?
ここでは、ニキビがかゆい原因をご紹介します。
- 乾燥によるバリア機能の低下
- 炎症によるヒスタミンの分泌
- 顔ダニに対するアレルギー反応
かゆみが強まると、仕事や学業にも支障をきたします。ニキビの存在を気にせずに生活するためにも、まずはかゆさの原因を突き止めましょう。
乾燥によるバリア機能の低下
ニキビがかゆい原因として、乾燥による肌のバリア機能の低下が挙げられます。肌は通常、水分と油分のバランスが保たれた状態を維持しています。しかし空気が乾燥していると、肌の角質層が剥がれて隙間ができてしまい、バリア機能が低下してしまうのです。
その結果、外部からの影響を受けやすくなり、小さな刺激や摩擦でもかゆさを感じやすくなります。肌が敏感な状態になると、髪の毛やマスクの摩擦程度でもかゆさを感じるため、一度気になり始めると日常生活に支障が生じてしまう場合もあるでしょう。
炎症によるヒスタミンの分泌
ニキビが原因でヒスタミンが分泌した際も、かゆみを感じるようになります。ヒスタミンとは、アレルギー様症状を呈する化学物質です。花粉症やアレルギー症状の原因物質としても知られています。
赤ニキビや黄ニキビでは炎症が起こっており、肥満細胞という免疫細胞が活発になっています。肥満細胞はヒスタミンを分泌する物質であり、ヒスタミンが「かゆみに反応する神経」に作用した結果、つらいかゆさを感じてしまうのです。
顔ダニに対するアレルギー反応
顔ダニに対するアレルギー反応も、ニキビがかゆくなる原因です。「顔にダニ?!」と驚いてしまうかもしれませんが、人間の顔には常に200万匹程度のダニが存在しています。私たちが普段意識せずに過ごしているだけで、顔にダニがいること自体は通常の状態です。
しかしニキビが増えると、顔ダニのエサである皮脂が増殖してしまいます。その結果、通常よりもダニや死骸の数が増えることで、アレルギー反応が起こる場合があります。また顔ダニの増殖は、新たなニキビの温床にもなってしまうでしょう。
ニキビ以外の肌トラブルでも、かゆみが生じる可能性がある
かゆさを伴うニキビでは、ニキビ以外の肌トラブルの可能性もあります。以下に、かゆいニキビと混同されやすい肌トラブルの代表例をご紹介します。
- 汗疹……大量の汗をかいたことが原因で、汗の正常な排出が妨げられて起こる発疹。
- 蕁麻疹……皮膚の一部が突然赤くなり、くっきりと盛り上がり、かゆさを感じる病気。
- 脂漏性皮膚炎……顔や頭部など、皮脂の分泌が多い場所にできる湿疹。
- マラセチア毛包炎……マラセチアという真菌に感染することで発症する病気。
肌トラブルの根本的な原因は、専門医やクリニックを受診しない限り自己判断しにくいものです。良かれと思ったセルフケアが悪化の原因にならないよう、早い段階でかゆさの原因を明確にすることが大切です。
自分で掻いてしまうと、ニキビ跡が目立ってしまうかも…
ニキビや吹き出物がかゆいと、思わず自分で掻いてしまいたくなりますよね。しかしニキビを掻く行為は、ケア方法として最もやってはいけない手段です。ニキビを掻くと患部に雑菌が入りやすくなり、肌に傷がついてしまいます。
するとニキビがさらに悪化したり、ニキビ跡が残ったりするリスクが生じます。せっかくニキビが治っても、肌が凸凹のままだと鏡を見る度に悲しくなってしまいますよね。かゆいニキビでつらくてもグッと堪え、以下に紹介する方法で対応していきましょう。
ニキビがかゆいときの5つの対処法
ここでは、ニキビがかゆいときの対処法を5つご紹介します。
- 保冷剤で冷やす
- 十分に保湿する
- 低刺激のスキンケア用品に変える
- 抗ヒスタミン薬を飲む
- 皮膚科で治療を受ける
かゆみの原因は、肌質やライフスタイル、ニキビの状態によってさまざまです。一つひとつ試しながら、今の自分に合う対処法を焦らず探していきましょう。
保冷剤で冷やす
ニキビがかゆくてつらいときは、保冷剤や凍らせたペットボトルなどで冷やすことをおすすめします。かゆさを伝える神経の活動は、体温が上がるほど活発になるといわれています。冷たい水で優しく顔をすすぐだけでも、かゆみが改善されるでしょう。
水ですすいだ後は、かゆさを誘発しないように必ず保湿してください。冷やすとかゆみが和らぐ理由は、知覚神経の興奮を抑えられるからだともいわれています。神経を過敏にしないためには、心身がリラックスしていることも大切です。
十分に保湿する
ニキビによるかゆみは、肌のバリア機能の低下によっても引き起こされます。バリア機能をサポートするために、積極的に保湿しましょう。保湿すると皮膚の表面に膜が作られ、肌から水分が逃げにくくなります。
ただし刺激に敏感になっている肌に普段のスキンケア用品を使うと、さらなるかゆみを誘発してしまうことも。かゆいニキビへの対処として、ベビー用や敏感肌用の優しい保湿剤を備えておきましょう。
低刺激のスキンケア用品に変える
保湿剤だけではなく、普段のスキンケア用品や化粧品の成分も低刺激にすることで、ニキビのかゆさをさらに抑えられます。低刺激のスキンケア用品では、肌のバリア機能の生成に必要な有効成分や、保湿成分が配合されている傾向にあります。
またアルコール(エタノール)や角質除去成分が含まれていない商品も多く、抗炎症作用のある成分を配合したものも販売中です。肌質がデリケートな人は、事前にパッチテストを行うとさらに安心して使用できるでしょう。
抗ヒスタミン薬を飲む
かゆいニキビがつらいときには、抗ヒスタミン剤を飲むことをおすすめします。抗ヒスタミン剤は名前の通り、かゆみの原因物質であるヒスタミンの働きを抑える薬です。とくに蕁麻疹や汗疹なども併発している人は、薬を飲むことでストレスが大きく軽減されるでしょう。
抗ヒスタミン剤は処方箋だけではなく、ドラッグストアでも気軽に購入できます。ただし副作用として眠気を感じる人が多いため、日中や運転中などは注意が必要です。用法用量を守り、不安であれば専門医に相談しましょう。
皮膚科で治療を受ける
かゆいニキビを含む皮膚のトラブルは、皮膚科や美容皮膚科で診察を受けることで効果的に治療できます。抗ヒスタミン剤も、基本的には市販薬より処方箋のほうが効き目が強い傾向にあります。
皮膚科の治療では、経済的な負担を不安に思っている人も多いでしょう。以下の記事では、ニキビ治療における保険適用内の治療方法について掲載中です。今回の記事とあわせてぜひ参考にしてくださいね。
寝ている間に掻いてしまう…睡眠中の対策方法
ここでは、寝ている間にニキビを掻いてしまう人への対処法をご紹介します。
- 体温が低下してから眠る
- 保湿剤を塗ってから眠る
- 手袋をしてから眠る
- 加湿器をセットし、寝室を乾燥させない
かゆいニキビに悩まされている人のなかには、起床後に指先についた血を見て「やってしまった……」と思った経験がある人も多いのではないでしょうか。寝る前にできる対処法を取り入れ、後悔のない朝を迎えましょう。
体温が低下してから眠る
寝ている間にニキビを掻いてしまう人は、体温が低下してからベッドに入るように心がけてください。人間の体は、体温が上がっているときほどかゆさを強く感じる傾向にあります。
また深い睡眠を得るほど体温は低下しやすくなるため、睡眠の質を上げる習慣も大切です。寝る前のスマホやパソコンの閲覧は控え、十分な睡眠時間を確保しましょう。
保湿剤を塗ってから眠る
乾燥はかゆみの大敵です。肌に水分量が足りていないと寝ている間にかゆくなりやすく、無意識のうちに掻いてしまう場合があります。
睡眠前はニキビ薬とは別に、しっかりと保湿剤を塗るように心がけてください。とくに冬場は暖房で肌が乾燥しやすいため、保湿特化型のフェイスマスクで肌にたっぷりと水分を与えてから眠るとよいでしょう。
手袋をしてから眠る
就寝前に保湿しても、どうしても寝ている間に掻いてしまうことがありますよね。ニキビに指が触れたときでも肌を傷つけないために、手袋をしてから眠るのも一案です。睡眠用の手袋で検索するとさまざまな商品が見つかりますので、ぜひリサーチしてみてくださいね。
加湿器をセットし、寝室を乾燥させない
睡眠中に部屋を乾燥させないために、加湿器をセットしましょう。家電製品はもちろん、濡れたバスタオルをハンガーにかけておくだけでも部屋の湿度が上がります。枕元に洗面器を置いたり、コンセントのいらない「ペーパー加湿器」をセットしたりする方法もおすすめです。
以下の記事では、肌の乾燥に基づいたニキビについて記載しています。今回の記事とあわせて、ぜひ参考にしてください。
ニキビの治療法を紹介
ここでは、ニキビ治療に関するいくつかの施術をご紹介します。
繰り返さないニキビ治療なら「アクネスニードル」
アクネスニードルは、同じ場所に繰り返しニキビができる人や、過剰な皮脂の分泌によるニキビに悩んでいる人におすすめの治療方法です。高周波が流れる特殊なハリを使用し、ニキビの原因である皮脂腺を直接破壊します。
ニキビを治療しつつコラーゲンの生成も促進でき、治療前よりも美しい肌づくりをサポートしてもらえます。皮脂腺を根本から治療する方法であるため、同じ場所のニキビの再発がほぼなくなる点が魅力です。
ニキビとニキビ跡を同時に治療なら「アクネスマルチニードルRM」
アクネスマルチニードルRMは、ニキビとニキビ跡を同時に治療できる施術です。マイクロニードルと呼ばれる専用のハリを真皮層まで通し、RF(高周波)を直接照射します。表皮だけでなく皮膚深層部へRFを行き届かせることで、ニキビ・ニキビ跡などの症状を同時に改善することが可能です。
また、アクネスマルチニードルRMはニキビができていない部位にも、予防として照射できる点も特徴的です。
さまざまな肌悩みに対応「ケミカルピーリング」
ケミカルピーリングは、なかなか治らないニキビに悩んでいる人や、ニキビ跡をケアしたい人におすすめの治療方法です。ニキビ以外でも、細かなシワや肌のキメに関する悩みにもアプローチしてもらえます。
ケミカルピーリングでは、ピーリング剤を用いて古い角質を取り除き、肌の新陳代謝を促します。柔らかくなった肌では毛穴が詰まりにくくなるため、将来的なニキビも予防可能です。早い人では施術開始から数日で効果を実感できるため「突然のニキビをなんとかしたい」人にも推奨されます。
治りかけのニキビ・かゆいニキビは、KM新宿クリニックにご相談ください!
今回は、かゆいニキビの原因や対処法をご紹介しました。保湿してもかゆくてつらい人や、かゆいニキビを何度も繰り返してしまう人は、ぜひKM新宿クリニックにご相談ください。KM新宿クリニックでは、肌質やニキビの状態に応じた治療方法を展開しています。
炎症を起こしたニキビや酸化してしまったニキビに対しても、できる限り跡が残らないような治療をご提案します。まずは一度、KM新宿クリニックのニキビ治療のラインナップをチェックしてみてくださいね。