ニキビ治療

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ニキビは自分でつぶさないで!面皰圧出は医療機関で施術を!

面皰(めんぽう)とはニキビのことですが、顔にニキビができると鏡を見るたびに気になり、つぶしたくなってしまいます。
しかし、自分でニキビをつぶすと、雑菌が入ったり爪などで皮膚に傷をつけてしまう恐れがあります。
ニキビの初期の段階の白ニキビや、少し進行した黒ニキビなどの炎症が少ないニキビのうちに、医療機関で、面皰圧出を受けると、ニキビ痕を残さずに治癒できます。
この記事では、自分でニキビをつぶす危険性とともに、面皰圧出の方法やメリットをお伝えします。

面皰圧出とは?

面皰圧出とは、ニキビの中に詰まっている皮脂や膿、古い角質などを押し出す治療法のことです。
基本的にはどのようなニキビの状態にも適した治療法ですが、ひどい炎症が起こる前に行うと、ニキビ痕を防ぐことができます。

医療機関で行う面皰圧出の方法

患部の消毒を行い、ニキビの先端に小さな穴をあけて、専用の器具でニキビの中身を押し出します。

面皰圧出のメリット

ニキビの治りが早くなる

圧出により皮脂や汚れを出すことで、炎症が治まり治りが早くなります。

ニキビ痕が残りにくい

面皰圧出を行う際には、専用の器具を使用し、繊細な穴をニキビの表面にあけて中身を押し出すため、皮膚にダメージを与えにくく、ニキビ痕が残りにくいのが特徴です。
面皰圧出は一番ポピュラーな施術で、無理やりニキビをつぶすような治療ではないので、安心して受けることができます。
また、専門機関での治療は、しっかりとした衛生管理のもとで、ピンポイントでニキビ治療を行うため、初期のニキビならほとんど痕が残りません。
一般的に「ニキビをつぶすと痕になる」と言われるのは、素人が自分でニキビをつぶしてしまうからです。
自分で無理やりつぶすと、そこへ雑菌が入ったり、必要以上に皮膚を傷つけてしまい、悪化させてしまうことが多いため、早めに専門機関を受診することをおすすめします。

ニキビの進行について

ニキビは、炎症のないニキビと、すでに炎症を起こしてしまったニキビの二つに分けられます。
見た目ではわからないほどの微小な、ニキビの赤ちゃんとも言われるマイクロコメドから進行していき、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビへと、だんだん重症化していきます。
白ニキビや黒ニキビのうちに面皰圧出をおこなうと、ほとんどのニキビが跡形もなく治ってしまいます。
ところが、炎症を起こたままにしておくと、赤ニキビや、さらに悪化した黄ニキビになり、適切な治療を行わないとニキビ痕が残ってしまうおそれがあります。

受診のタイミング

多くの方は、すでに炎症を起こしてしまった赤ニキビや、赤ニキビがさらに悪化して黄色い膿(ウミ)を持った黄ニキビの段階で、専門の医療機関を受診される方が多いようです。
なるべく早く受診することが美肌を保つコツですが、赤ニキビや黄ニキビになっていても適切な面皰圧出をおこなうと、さらなる重症化を防ぐことができます。
受診のタイミングは、白ニキビや黒ニキビが気になった時点が望ましいといえます。

ニキビのできやすい人、できにくい人の違い

ニキビのできやすい人もできにくい人も、同じようにニキビの原因となるアクネ菌が顔に住みついています。
ニキビができやすい人は、毛穴に皮脂が詰まりやすいからで、ニキビができにくい人は、毛穴から皮脂がスムーズに排出されるからです。
ニキビのできやすい人は、「不潔な人」と思われはしないかと、人一倍洗顔にこだわる人もいるようですが、日に何回も洗顔を行うと、アクネ菌だけでなく、肌を正常な状態に保とうとする常在菌まで、洗い流してしまいます。
いったん洗い流された、顔にとって必要な菌たちが修復されるのに、約半日間かかります。
顔の洗いすぎに気をつけましょう。

アクネ菌は悪者ではない!

誰の顔にも住みついているアクネ菌は、かつてはニキビの原因と考えられていましたが、実は、肌を弱酸性に保って、肌を守る働きをすることが分かってきています。
ニキビの発生のメカニズムが明らかになるにつれ、ニキビの原因のほとんどが毛穴のつまりであることが明確になってきました。
毛穴が詰まると、毛穴の酸素が失われ、アクネ菌が炎症を起こす因子を出してニキビを作るので、毛穴が詰まらないようにすればいい分けです。

早めに毛穴のつまりを除去しましょう

白ニキビや黒ニキビのうちに面皰圧出をおこなうと、ほとんどのニキビが跡形もなく治ってしまうのは、毛穴の詰まりが改善され、酸素が顔中にいき渡るからです。
様々な市販の抗菌薬が出ていますが、抗菌薬に頼るよりも、ニキビの初期の段階で面皰圧出をおこなう方が、実はシンプルで最も肌に優しい方法なのです。

美人は顔を洗わない?

肌がとてもきれいな女優さんが「私は顔を洗っていません」と言っているのをテレビで見たことがあります。
お化粧をしないときはともかく、お化粧をした後のお手入れに洗顔は欠かせないので、「私は顔を洗っていません」とは、「私は顔を洗顔料でゴシゴシ洗っていません」と解釈した方が良いかと思います。
肌のタイプは人によって違います。
乾燥肌や敏感肌の人は、洗顔料を使わずにぬるま湯だけで洗う洗顔もありかもしれませんが、普通肌や混合肌、オイリー肌の人は、よく泡立てた昔ながらの牛乳せっけんなどで、洗った方がニキビ予防にもなります。

ニキビ予防のためにはメイクはきっちり落としてから寝ましょう

お化粧後のメイクオフは拭き取りのみで洗い流さないという方は、顔ダニの増殖に要注意です。化粧が毛穴に詰まると、ニキビや吹き出物、化粧品の反応によるくすみの原因にもなります。
メイクをしっかり行う人は、きっちり落としてから寝るようにしましょう。

まとめ

男性女性にかかわらず、一日に何度かは自分の顔を鏡で見るものです。
たとえ小さなニキビでも、気になるとつい触ってしまいがちです。
ニキビの初期の段階の白ニキビや、少し進行した黒ニキビなどの内に専門の医療機関で面皰圧出を受けると、ニキビ痕を残さずに治癒できます。
先送りにするほど重症化し、ニキビ痕にも悩まなければなりません。日々気持ちよく過ごすためにもニキビ対策は早めに行いましょう。

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