頭が痒いと思って頭皮を見た時、カサカサになっていたり赤くなっていたら、頭皮湿疹の可能性があります。
痒みはストレスになりますし、放置したらさらに悪化することもあります。
痒みの原因や病気の種類がわかれば痒み対策ができ、改善する方法もみつかるでしょう。
本記事では、頭皮湿疹や乾燥の症状と起こる原因、対策方法についてご紹介します。
頭皮湿疹や乾燥の症状
頭皮湿疹や乾燥の自覚症状からチェックしてみましょう。
- 頭皮が痒い
- 頭皮が赤い
- フケが出やすい
- 頭皮がベタっとしている
- 頭皮につっぱり感がある
- シャンプーや整髪料がしみる
これらの症状が見られると頭皮湿疹の可能性があります。
頭皮湿疹は頭皮が炎症を起こして、赤斑や丘疹、小さな水疱などができている状態です。炎症が進みガサガサになって皮膚が固くなっているところもあります。
頭皮を全体的に触ってみたり合わせ鏡で見たり、スマホの動画で撮影し、頭皮の状態を確認してみましょう。
シャンプーをしても痒みが治まらない、ベタ付き感が取れないなどの理由で、さらにゴシゴシ洗ったりシャンプーを頻繁に変えるなどは逆効果です。
早く改善して症状を悪化させないためには、頭皮湿疹の原因を知り、正しい対策が必要です。
頭皮湿疹が起こる原因や病気は?
毛髪を健やかに育むためには、健康的な頭皮環境であることが大前提です。
頭皮湿疹ができていたり乾燥している状態では、髪に良い影響はありません。
まずは頭皮湿疹の原因を知り対策していきましょう。
頭皮湿疹でも様々な種類があり、聞き馴染みのない病名かもしれませんが、頭皮湿疹が起こる原因は毎日の小さな習慣や身近なことが原因で起こります。
病気と症状や特徴について見ていきましょう。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
脂漏性皮膚炎は頭皮以外にも、顔、ワキの下、耳の後ろなど皮脂分泌が盛んな部位にできやすい湿疹です。
起こる原因は、皮膚に常在菌のカビの一種「マラセチア」が異常に増殖することが原因です。
過剰に分泌された皮脂をエサにして増殖し、皮脂を脂肪酸に分解して炎症を起こすことが原因と考えられています。
頭皮が炎症して荒れ、フケやかさつきの症状が見られます。
接触性皮膚炎
接触性湿疹は外部からの刺激性物質やアレルギー物質に触れることで起こる炎症性疾患です。
おもに3種類あります。
- 刺激性接触皮膚炎・・化学物質の刺激で起こる
- アレルギー性接触皮膚炎・・アレルゲンによって起こる
- 光接触皮膚炎・・光に当たって起こる
症状は赤みや痒みが起こります。
服用している薬の副作用によって起こることもあるので、服用している薬があれば確認してみてください。
頭皮の接触性皮膚炎の原因は、シャンプーや整髪料、育毛剤などが挙げられます。
いつもと違う製品を使用した時に症状が見られたら、肌に合っていないのでただちに使用と中止してください。
皮脂欠乏性湿疹(乾燥湿疹・乾皮症)
皮脂欠乏性湿疹は、皮脂不足によって起こります。
皮脂が不足することで肌を外部の刺激から守るバリア機能が低下し、乾燥した肌が痒みを感じ、掻いてしまうことで湿疹化してしまいます。
皮脂欠乏性湿疹が進行してひどくなると、頭皮がひび割れたり皮むけすることもあります。
空気が乾燥する時期に起こりやすいですが、頭皮の場合は洗浄力の高いシャンプーを継続的に使うことで起こることが多いです。
アトピー性皮膚炎
アレルゲンが原因で頭皮以外にも全身に痒みを伴います。
元々皮膚のバリア機能が弱かったり、アレルギー体質の方が起こりやすい慢性的な湿疹です。
バリア機能の低下によって肌の水分が保持できず蒸発しやすいため、乾燥肌になりやすいです。
室温、湿度などの環境や花粉、ほこりなどのアレルゲン物質に対して敏感なため、初めて使用するシャンプーや育毛剤には注意してください。
必ずパッチテストをして反応を確認してから使用するようにしましょう。
膿痂疹(のうかしん)
膿痂疹は頭皮に傷が付き、そこに黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が繁殖することで炎症が起こります。
シャンプーの時に爪を立ててこすりすぎたり、強いブラッシングなどが原因です。
頭皮がかゆくなって掻いてしまうとさらに悪化する場合があります。
頭皮湿疹の対策方法
頭皮は生活習慣の改善によって対策することができます。
頭皮環境が整うことで、予防できる頭皮湿疹もあります。
頭皮湿疹を繰り返したり、悪化させないためにもすぐに対策を始めましょう。
紫外線に当たらないようにする
紫外線は日焼けをするだけでなく、肌を乾燥させてしまいます。
紫外線には「UV-A」と「UV-B」がありますが、UV-Aは肌真皮まで到達し、毛を作り出す毛母細胞や毛包幹を損傷させてしまうのです。
ダメージを受けた皮膚を守ろうと、皮脂が過剰に分泌されてマラセチア菌などの異常繁殖を招いて皮膚疾患に発展してしまうこともあります。
紫外線の強い日は帽子や日傘を活用し、頭皮に直接紫外線が当たらないように気を付けてください。
低刺激シャンプーに変える
男性向けのシャンプーや薄毛対策用のシャンプーは、せっけん系や高級アルコール系で洗浄力が強い場合があります。
必要以上に皮脂を取り除いてしまうこともあるので、かえって皮膚が乾燥してしまったり、炎症を起こしてしまうのです。
皮脂を取り除いてスッキリしたくなりますが、健やかな頭皮環境を整えるためには、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
さらに低刺激のものにすれば頭皮湿疹を悪化させる心配も減らせます。
シャンプー前にはブラッシングをして頭皮の皮脂やほこりを浮き上がらせ、ぬるめの温度のお湯でシャンプー前に余洗いをすればしっかり泡立ちます。
指の腹を使ってマッサージをするよう頭皮をつかむようにして洗えば、頭皮を傷つけることはありません。
リンス後もしっかりすすいで、頭皮や髪に成分が残らないようにしましょう。
良質な睡眠をとる
睡眠は頭皮環境を整えるだけでなく、健康的な身体のために重要な時間です。
6~8時間の充分な睡眠時間を確保し、入眠しやすい環境に整えましょう。
食後の消化活動に約2~3時間かかるため、快眠のためには寝る3時間前までに食事を済ませるのが理想的です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンには、細胞を修復する働きがあるため、良質な睡眠は頭皮湿疹の治りにも影響します。
スマホやパソコンのディスプレイから発せられるブルーライトは、脳を覚醒してしまうので、寝る前に見ると目が冴えてしまいます。
寝る30分までには控えるようにして、徐々に体温が下がって自然と眠たくなるような環境を作ってみてください。
改善しない場合は早めに受診
頭皮湿疹を改善するためには頭皮環境を整えることが重要ですが、それでも症状が改善しない、悪化する場合は早めに受診しましょう。
症状が進行してしまうと頭皮だけの問題ではなく、抜け毛が増えたり毛が生えにくくなるなど毛髪にも影響してしまいます。
皮膚科では適切な処置、薬を処方してもらえるため早い改善が見込めます。
原因を知ってしっかり治療をすれば、繰り返すことも減らせるでしょう。
まとめ
頭皮湿疹の原因や対策についてご紹介しました。
頭皮環境を健やかに保つためにも、頭皮に変化はないかチェックすることは大切です。
頭皮湿疹は痒みのストレスが大きいため、生活にも支障をきたしてしまいます。
もし痒みや赤みが出れば早めに対処して改善していきましょう。