ほくろ除去で傷跡は残らないの?

ほくろ除去で傷跡は残らないの?

ほくろ除去をするにあたり、「傷跡は残らないのか」を不安に思う方は多いでしょう。せっかくほくろを取ることができても、傷跡が残ったままでは完全にほくろ除去できたとはいえません。ここでは、ほくろ除去の施術内容と傷の残り具合についてご案内します。

コンプレックスのほくろをどうにかしたい

女性にとってほくろは”泣きぼくろ”のようにひとつの武器や魅力になる方もいます。しかし反対に、ほくろをそういったポジティブなものととらえられずに長年コンプレックスに思う女性もいるでしょう。

ほくろをコンプレックスに感じる方は、いっそのことほくろを除去してしまうのもひとつの手です。その場合、できるだけ傷跡の残りにくい除去方法を選択すべきですが、具体的にほくろ除去方法はどのようなものがあるのでしょうか。

ほくろ除去の方法と傷跡について

ここからは、ほくろ除去の各施術内容と傷跡の残り具合・残りにくさについて解説していきます。ほくろの除去方法には「レーザー治療」や「切除法」などがあり、ほくろの大きさや症状、患者様のご希望によっても変わってきます。(当院ではCO2レーザーと切除法のみ)

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザー治療はレーザーを照射してほくろを除去します。切除法と違ってメスで切ることがないため傷跡が目立ちにくいのが特徴。皮膚の奥深くの組織や周りの正常な皮膚にはダメージを与えないので、出血も少なく比較的治りが早いというメリットもあります。

施術直後はレーザーを照射した患部は皮膚表面部分が削られておりますが、1週間〜10日前後で皮膚が再生し治癒することで平らに復元されていきます。大きなほくろや奥深くまであるほくろの場合には深部の細胞まで届かないことがあるため、表面が平らで小さなほくろの除去に向いています。

切除法

切除法は手術で行います。まず局所麻酔をしてからメスでほくろとほくろ周辺を切除し、最後に縫合する方法です。皮膚の奥深くの部分まで残さず取り除くことができるため、再発のリスクをおさえることができます。

切除法の場合、細いライン状の傷跡が残ります。しかし顔面は血流の流れが活発で皮膚の再生能力が高いため意外に傷跡は残りにくく、丁寧に縫合することでさらに傷跡は目立たなくなります。またクレーター状のへこみが残りにくいという利点から、直径5mm以上の大きなほくろ除去の場合に有効な方法です。

当院のCO2レーザーと切除法の料金表

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くり抜き法

くり抜き法は、まず局所麻酔をしてからパンチと呼ばれる円形のメスでほくろを円形にくり抜く方法です。後処理は薬を塗るだけで、皮膚に開いた穴は縫合せず自然にふさがるのを待ちます。そのため、ほくろの大きさにもよりますが傷が治るのに2~3週間かかります。傷跡はにきびの痕程度で大きな傷跡になる心配はありません。

また、ほくろの奥深い根元部分までしっかりくり抜くため、再発のリスクはほとんどありません。大きなほくろだと傷跡が盛り上がったりくぼみが残ってしまう場合があるため5mm未満のほくろ除去に適した方法です。

Qスイッチヤグレーザー

Qスイッチヤグレーザーは「Qスイッチ」という治療機器を使ってレーザーでほくろを除去する方法です。短時間で高いエネルギーを与える事ができるQスイッチは、他のレーザーに比べてよりきれいにほくろが取れることが特徴。

レーザー光が反応するのはメラニン色素部分だけなので、周囲の健康な皮膚組織を破壊することなくほくろだけにダメージを与えることができます。

傷跡がほとんど残らず、施術も短時間で終了します。施術後のテープや絆創膏貼付などのアフターケアも必ずしも必要ではなく、煩わしさがないのがメリットです。

ほくろ除去後は保護テープを貼ります

ほくろ除去後は保護テープを貼りますが、その理由は「紫外線によるメラニン生成・色素沈着を防ぐため」「外部の刺激から傷を保護するため」などです。

ほくろ除去後は皮膚が非常に敏感になっており、少しの刺激でもダメージになってしまいます。そのため、保護テープを貼ってさまざまな刺激から傷を守ることが目的です。

炭酸ガスレーザー・Qスイッチヤグレーザーは処置後すぐに保護テープを貼り、切除法・くり抜き法(抜糸がある場合)は抜糸後に貼ります。

保護テープは肌色であれば目立たない

保護テープは肌色や透明のものがあります。保護テープの色が目立って気になるという方は、肌の色となじんで目立ちにくい肌色やベージュ系の保護テープを選ぶとよいでしょう。

ほくろ除去後に保護テープの処方がなかったり自分の好みの保護テープをもらえなかったりした場合には薬局や通販などでも手に入る市販の保護テープでも代用可能です。

まとめ

ほくろは女性にとっては深刻なコンプレックスに感じるかもしれません。顔や腕の露出部分にあるほくろなどは人目につきやすいため、なおさらです。「コンプレックスのほくろを除去して印象を変えたい」という方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください!

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・傷跡の残り具合は除去方法によって異なるが、症状に合った処置を行うことで最小限にできる
・除去方法はほくろの大きさや症状、患者様の希望により使い分ける
・除去後に保護テープを貼る目的は「紫外線を防ぐ」「傷を保護する」などのため