いぼ除去は痛いのかを施術別に解説

いぼ除去は痛いのかを施術別に解説

「身体にできているいぼを除去したいけど痛いならやめとこうか」。そう考えて、いぼの除去を躊躇されている方も多いかもしれません。いぼ除去の痛みは施術によって大きく異なります。記事では、いぼ除去の施術別の痛みについて解説します。(当院ではCO2レーザーと切除法のみ)

サリチル酸とモノクロロ酢酸を用いた施術の痛み

サリチル酸とモノクロロ酢酸は、別の物質ですがどちらも皮膚の軟化作用があります。これらの物質は、水溶液にして軟膏としていぼのうえに貼ることで、硬くなったいぼ表面の皮膚を溶かし剥がすのです。

気になる「痛み」についてですが、サリチル酸に関して痛みがあるという報告はありません。一方、モノクロロ酢酸は一般的には痛みが少ないとされていますが、なかには痛みを訴えられる患者さんもいるようで、施術時には安全基準を守り、必ず医師により行う必要があるといえます。

冷凍凝固療法の痛み

冷凍凝固療法はマイナス196度にもなる液体窒素を綿棒の先に染み込ませ、いぼに押し当てることで凍傷と壊死をさせ、いぼを除去する施術方法です。冷凍凝固療法は広く病院やクリニックで実施され、子どもにも施術できる点が利点です。

しかし、液体窒素の染み込んだ綿棒をいぼに押し当てる際は、強い刺激・痛みが走るようで耐えられない子どももいるそう。大人であっても、刺すような痛みは覚悟する必要があります。

炭酸ガス(CO2)レーザー法の痛み

炭酸ガス(CO2)レーザー法は、皮膚の細胞内の水分に反応する特殊なレーザーをいぼに照射し、水分を蒸散させることによって除去を行なう施術です。こちらは美容クリニックで多く導入されている施術で、当院でもご提供しています。

炭酸ガス(CO2)レーザー法は施術時の痛みはほとんどありません。そのうえ、術後に傷跡が目立つことなく、赤みが出る程度なので肌の負担が少ない施術方法です。

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切除法の痛み

切除法は局所麻酔のうえ、いぼをメスで切り取る施術です。これまで紹介した施術では除去しきれないような、大きく深いいぼに対して用いられることの多い方法です。

切除法は、施術を行なっている時は局所麻酔をしているので痛みはありませんが、術後は痛みを感じることと思います。また、7日後に抜糸、傷跡が目立たなくなるまで3ヶ月から半年はかかることも頭に入れておく必要があるでしょう。

まとめ

・サリチル酸やモノクロロ酢酸、炭酸ガス(CO2)レーザー法は基本的に痛みは少ない
・冷凍凝固療法は液体窒素の染み込んだ綿棒をいぼに押し当てる時に刺すような痛みが走る
・切除法は施術中は麻酔のため痛くないが、術後は痛みがある