ほくろ除去の施術後のメイクについて

ほくろを除去する施術を受けたあとは、どうしても肌に赤みや傷ができてしまいます。赤みや傷は時間とともにもちろん治りますが、それまで目立ってしまうのは女性としてはイヤですよね。

よって、ほくろ除去について考えるときには、「術後すぐにメイクで隠せるの？」「何日後からメイクOK？」「傷を隠す保護テープはどんなの？」と、いくつか不安材料が出てくるはず。そんな術後のメイクが気になる皆さんに向けて、この記事ではほくろ除去後のメイクについて解説いたします。

ほくろ除去後、どうしても目立つ施術箇所

クリニックでほくろ除去手術をした直後は、施術箇所が目立ってしまいます。これは、ほくろを取り去る時にどうしても傷ができてしまうからです。

傷跡をそのままにしておくと、「ほくろがあったはずだけど、さては手術した？」と知人にバレて、施術前よりも目立つ心配があります。傷口にメイクや化粧水の成分が入っても大丈夫なのかも気がかりです。

当院で施術をお考えの方はご参考にしてください。
「ほくろ除去の症例写真」をご紹介します。

そんな、ほくろ除去後の傷跡は何かしらで隠すのが即効性のある対策です。そのひとつの策が、傷の上からメイクをすることですが、施術後いつからメイク可能なのでしょうか。一般的な「炭酸ガスレーザー法」「切除法」に分けてご説明します。

炭酸ガスレーザー法は、肌表面を削り取る方法なので10日前後保護テープをして頂き傷口が塞がっていたらメイク可能となります。ただし、強くこすったりは厳禁。まだ肌が再生しきってない段階ですので、治りが遅くなったり痕が残ったりするので注意が必要です。赤みが取れるのが、1～3ヶ月ほどかかります。

切除法は、肌の深くまで広がるほくろ除去でよく用いられます。術後1週間ほどで抜糸があり、傷跡の状況を医師が確認して問題なければメイクが可能になるでしょう。ですので、切除法の場合は、不要な刺激を受けないよう守りながら生活しましょう。

化粧水や乳液も成分によっては、傷口に炎症を起こすことがありますので、メイク同様、傷口はさけて使用したほうがいいです。施術を行なっていない箇所は、普段使い慣れている（肌にあう）化粧品なら、傷口に触れないように使用することは可能です。

施術箇所の傷口にはかさぶたができます。かさぶたは乾燥すると剥がれやすくなるので、クリニックで処方されたクリームを用法・容量守って使うようにしましょう。

メイクができないとはいえ、傷口をむき出しで日常生活を過ごすのはとても苦痛です。また、入浴のときなどに傷口に水が入らないかも心配なところ。

そこで、傷口の保護に役立つのが「保護テープ」です。クリニックで渡される場合もありますが、市販のドラッグストアなどでも販売されていますので、ここでは市販の保護テープを2つご紹介します。

skinix（スキニクス）の「エアフォール UV」は、透明タイプの保護テープです。紫外線A波・B波を97％カットして、メラニンの生成、色素沈着を抑え、傷跡を残りにくくする働きがあります。

特徴はテープを貼った上からメイクも可能なこと。ただ、密着して空気を通しにくくするテープなので、レーザーを照射して傷跡がへこんでいるときは、治癒が遅れてしまう恐れがあります。使用する時は、必ず医師に相談してください。

しかし、傷跡が平らになり、紫外線予防が必要な時には、かなり使えるテープで、これを貼って上からメイクすれば、傷跡はほとんどわかりません。

マイクロポアのサージカルテープは、肌色のテープでかなり粘着力があります。水にぬれると、のり部分が肌に残ることもあるようですが、通気性がよく、かぶれにくいため切除法の手術した抜糸後に使用可能です。

長時間、貼り続けるのは衛生上よくないので、こまめに貼り替えて使用しましょう。こちらも医師に相談して使用するようにしてください。

ほくろ除去後は傷跡が気になるとは思いますが、過度に刺激を与えないように患部を安静にしておくことが大切です。炭酸ガスレーザー法・切除法ともに、傷跡がだいぶふさがってきたら、メイクを行うこともできます。

ただ、傷跡にかさぶたができ、しっかり塞がってくるまでは患部の上にメイクをするのは控え、保護テープで傷跡を守るようにしましょう。

・ほくろ除去後のメイク開始時期の目安は、炭酸ガスレーザーで3〜４日後、切除法だと3週間は我慢
・傷跡には、市販の保護テープを使ってみると良い
・保護テープの上からメイクも可能。推奨している医師もいる
・市販の保護テープは数種類あり、術後の傷の状態で使い分ける必要がある