ほくろ除去の自由診療について

ほくろ除去の自由診療について

ほくろ除去の診療方法は2種類あり、健康保険を利用するため自己負担額が最高3割で済む「保険診療」と、健康保険を利用せずに全額自己負担となる「自由診療」があります。ここでは後者の自由診療でほくろを除去する場合についてご説明します。(当院の治療はすべて自由診療です)

自由診療(自費診療)とは?

自由診療(自費診療)とは、保険診療(健康保険証を病院窓口に提示し、加入している健康保険組合が診療費の一部を負担してくれる)とは異なり、健康保険証を窓口に提示する必要はありません。自由診療とは保険組合の補助が一切なく、診療費の窓口負担が10割(全額自己負担)となる診療方法のことをいいます。

ほくろ除去の理由が「服を着替えるたびにほくろが引っかかる」「悪性腫瘍など病気の可能性がある」など、何らかの機能的問題があり医療的施術を必要とする場合は保険診療扱いとなり最高3割の自己負担で済みます。

しかし「ほくろを取って顔周りを明るくしたい」「ただほくろが気になるので取りたい」といった美容目的の場合、保険がきかず自由診療扱いとなるためほくろ除去にかかった費用全額を自己負担しなければなりません。

自由診療(自費診療)のメリット

自由診療(自費診療)のメリットは、その名の通り自由な診療を受けることが可能な点です。健康保険を使って治療を受ける保険診療では、できる検査方法や治療方法があらかじめ決められたものに限られているため、必ずしも患者様の希望する施術が受けられるとは限りません。

それに対し、自由診療(自費診療)は治療方法の種類に制限がないため、保険適用目的の「医療的な除去」ではなく、「除去してキレイにする、傷が目立たないのを第一に治療する」という目的で治療が可能になり、さまざまな検査方法や治療方法の中から患者様の希望に合った施術を選択することができます。

ただし、上述のように健康保険がまったく使えないので検査や治療をたくさん受ければ受けるほど料金が加算され、最終的な治療費が高くなってしまうかもしれないというデメリットがあります。そのため、自由診療を利用する際にはその点に注意して診療を受ける必要があります。

当院のほくろ除去の料金表

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ほくろ除去における自由診療(自費診療)

ほくろ除去における自由診療(自費診療)の具体的な治療法についてご説明していきます。最近ではほくろをレーザーで除去するレーザー治療も一般的になっており、対応しているクリニックも増えています。

レーザー治療の際に使用するレーザー機器にはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的な2種類のレーザー「CO2レーザー」と「ピコレーザー」をピックアップしてご紹介します。(当院ではCO2レーザー治療のみ)

ほくろレーザー治療

一般的に炭酸ガスレーザーを使用することが多いほくろレーザー治療ですが、最新式の炭酸ガスレーザーには短時間に強いエネルギーの光を照射できます。

これまでのレーザーはどうしても照射した部分の周りの皮膚組織までやけどしてしまうことが難点でした。しかし、現在のレーザーはピークパワーを高くし、瞬間的にのみ強いエネルギーを与えるためレーザー光を出している時間(パルス幅)を短くすることが可能です。

そのため、トータルの熱ダメージを最小限に抑え、熱による損傷を避けることができるのです。そのぶん傷跡もきれいで治りが早いというメリットもあります。

レーザー治療について詳しく見る

ピコレーザーを用いた治療

国内で医療機器として認可されている「ピコレーザー」。このレーザーは従来のレーザーの1000分の1秒という非常に短い時間で照射が可能なため肌への負担が少なく、より高い治療効果をもたらすことができるのが特徴です。

これまでのナノ秒に比べ、さらに短いパルス幅となるピコ秒(ナノ秒の1000分の1)という超高速でレーザー照射を行っていきます。このパルス幅短縮によりピークパワーが増すとともに破壊力がアップし、ターゲットのほくろを短時間で狙いうちすることが可能となりました。

さらに、照射時間が短いため痛みも感じにくいうえ照射後の赤みや色素沈着など皮膚へのダメージが最小限に抑えられるという利点もあります。

まとめ

自由診療(自費診療)は健康保険を使って治療を受ける保険診療と違って全額自己負担であるため、自分の希望する検査や治療を好きなように受けられます。しかし、そのぶん最終的な費用が高額になる可能性がありますので、自由診療を受ける際には金額面に注意するようにしましょう。

また、ほくろの除去にはレーザー治療をはじめ色々な方法があるため、ご自身の希望に沿った方法を選択することが可能です。「コンプレックスのほくろを除去してイメージチェンジしたい」という方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。

カウンセリング予約

・自由診療(自費診療)の場合、患者本人が希望する治療法を自由に受けることができる
・自由診療(自費診療)は保険がきかないため治療費が高額になる可能性がある
・レーザー治療の種類には「CO2レーザー」「ピコレーザー」などがある