首にできやすいいぼ

首にできやすいいぼ

首はいぼをはじめ、できものができやすい場所。肌が露出する部位なので、首にできたいぼにお悩みの方も多いのでしょうか。記事では、首にできやすいいぼの具体的な病名を解説します。

首にできやすいいぼとは?

首にできやすいいぼとして真っ先にあがるのが、「軟性線維腫(スキンタッグ)」です。スキンタッグとは、肌色から褐色(肌色と黒色の間)をしている1〜3mmほどのいぼで、大きさによって名称が変わることもあります。

ほとんど盛り上がりがなく斑点のような形状の状態を「アクロコルドン」。そこから、2mmほどいぼが盛り上がった状態を「スキンタッグ」。直径5mmから人によっては1cmほど大きく盛り上がったのを「軟性線維腫」と分類します。

軟性線維腫(スキンタッグ)への治療法は、一般的ないぼ(尋常性疣贅)と変わりません。基本的には、炭酸ガス(CO2)レーザー法やサリチル酸を用いた軟膏、液体窒素による冷凍凝固療法で治療します。当院では炭酸ガス(CO2)レーザーを用いて治療しています。それでも完全に除去しきれない場合には、局所麻酔をしたうえでメスで直接切除をするのが一般的です。

この記事では、「首まわりのいぼ」にフォーカスしてご説明していますが、首だけでなく、脇の下に発症することもあります。良性の腫瘍ですので、そのままでも身体に害はありませんが、気になる方は皮膚科への受診を推奨します。

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炭酸ガス(CO2)レーザー(施術前)

首ほくろ除去

炭酸ガス(CO2)レーザー(施術1か月後)

首ほくろ除去

施術詳細 膨らんでいるいぼをCO2レーザーで削り除去
施術の価格 19,800円(いぼ4mm+ふくらみ)
施術の副作用 患部の赤み、色素沈着(日焼け止め使用して下さい)

当院の「いぼ・ホクロ症例写真」をご紹介します。

軟性線維腫(スキンタッグ)の原因

軟性線維腫(スキンタッグ)は非ウイルス性のいぼです。一般的ないぼ(尋常性疣贅)はヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが肌の傷や粘膜を入り口にして、皮膚内に侵入することによって発症します。

ですが、軟性線維腫(スキンタッグ)はHPVウイルスによって発症するわけではないので、身体の他の部位や他人に感染を広げることはありません。

軟性線維腫(スキンタッグ)の厳密な原因は定かになっていません。原因のひとつとして考えられているのは、「皮膚の老化」や「服やネックレスによる摩擦」「肥満」「紫外線の影響」などです。

ウイルス性のいぼも首にできる

「首にできるいぼ = 軟性線維腫(スキンタッグ)」という感じでお伝えしてきましたが、HPVウイルスによる一般的ないぼ(尋常性疣贅)も発症します。この点においては、尋常性疣贅は身体のどの部分でも発症する可能性があることを覚えておいてください。ほとんどのいぼが前述した炭酸ガス(CO2)レーザーで治療をすることが可能です。

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まとめ

・首にできやすいいぼで代表的なのは「軟性線維腫(スキンタッグ)」である
・軟性線維腫(スキンタッグ)は良性の腫瘍なので、そのままでも身体に害はない
・HPVウイルスによって発症する一般的ないぼ(尋常性疣贅)も首にはできる