切除法によるほくろ除去について

切除法によるほくろ除去について

レーザーによってほくろを除去する方法のほか、手術によって切り取る「切除法」も一般的な施術方法です。長年のほくろにお悩みの女性は多いことと思いますが、この「切除法」はどのようなケースに特に適した施術なのでしょうか。当院のほくろ除去は、「CO2レーザー」と「切除法」の2種類です。

記事では、「切除法」の概要やどんな方に適しているのか、そして術後の経過について解説します。

切除法とは

ほくろを切除して除去する施術は「切除法」と呼ばれます。切除の方法は気になる症状のほくろをメスで切り取り、周辺の皮膚を引き寄せ縫合し、完全に傷を閉じる方法になるため「切除縫合法」とも言われています。

切除法の前提が「ほくろを完全に除去すること」なので、再発のリスクが抑えられます。また、傷の自然閉鎖を待つくり抜き法などよりも傷の治りが早いのもメリットの1つです。

切除して除去したほくろの組織を病理検査に提出することもできるので、良性のほくろか悪性のほくろかの診断することも可能です。

切除法の施術時間は30分間ほどで入院の必要もなく、局所麻酔を使用するため痛みをほとんど感じないのも大きなメリットとなります。

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大きなほくろ除去に適している

切除法はほくろとしては大きめの直径が5mm以上の除去に相応しい施術です。切除法でほくろを切り取った縫い目は細いライン状となるため、ほくろの直系より2~3cmほど長くなりますが、丁寧に縫い合わせるため傷痕は目立ちにくくなります。

ほくろを切除してから1週間後には抜糸のため当院では通院が必要になります。

切除法の術後経過

切除法ではほくろをメスで切り取り除去するため、術後の皮膚は縫合されています。どんなに簡単な手術だとしても、処置を正しく行なっていないと治癒がスムーズにいかず、傷痕にも影響を与える場合もあります。

では、具体的にどのような術後経過を辿るのでしょうか。施術直後・1週間後・1ヶ月後・6ヶ月後の皮膚の状態をお伝えします。

施術直後

術後すぐに創傷治癒は行なわれていきます。そのため、摩擦や打撲などで再出血してしまうと完治までの時間が長引く恐れがあります。患部を安静に保つ生活を心がけ、飲酒や運動・サウナ等は控えましょう。

施術1週間後

施術7~10日ほどで抜糸し、傷の状態を確認します。抜糸後の皮膚にはまだ凹みもありライン状の傷痕が残っています。しかし、患部の色はピンク色になり、術前の黒いほくろに比べると人目が気にならなくなるでしょう。

施術1ヶ月後

ほくろ除去の切除から1ヶ月後には多少の赤みは残っているものの、傷跡もだいぶ目立たなくなっています。

切除して縫い合わせた部分が盛り上がってきているため凹みが少なく、色も普通の肌色に近い状態になります。よほど、近くで見ない限り切除後の傷だとは気がつかないでしょう。

施術6ヶ月後

ほくろ除去で切除から6ヶ月後になると、赤みも消えて傷痕はほとんど目立ちません。周りの皮膚と同化して自然な肌の色に近い状態まで回復しています。ほくろを切除してから傷跡が目立たなくなるまでには、6ヶ月が目安ということになります。

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術後の患部のお手入れ

術後の患部のお手入れは、洗顔やシャワーは翌日から可能ですが抜糸までは患部は濡らさないように、抜糸後でも患部はお湯で洗い流す程度にしてください。

入浴は腫れがほぼ引いてから、メイクは1週間後からしていただけます。また、切除法ではしばらくの間テープをすることもあります。外出の際は、紫外線からの色素沈着を防ぐために必ずテープするか日焼け止めを塗る必要があります。

まとめ

ほくろの大小に関わらず、ほくろを完全に除去できるのが切除法の魅力です。当院では、切除法によるほくろ除去のプランをご用意しております。

特に「大きなほくろをどうにかしたい!」とお悩みの女性は、一度当院までお気軽にご相談ください。肌のプロである美容形成医が、あなたのお悩みに寄り添ってサポートいたします。

・ほくろの除去には切除法という方法がある
・切除法は大きなほくろの除去に適している
・切除法でほくろを除去した場合、傷跡が目立たなくなるまでは約6ヶ月が目安