ほくろ除去後の再発について

ほくろ除去後の再発について

ほくろの施術法には、「切除法」や「炭酸ガスレーザー法」などがあります。それぞれ可能性は低いですが、ほくろを取り除く施術を行なったあとに、再発してしまう恐れが”わずかながら”あります。

記事では、これからほくろ除去を行なおうと考えている皆さんが気になる「ほくろの再発」について、施術法ごとの特徴を解説します。

誰もが防ぎたい、ほくろの再発

ほくろ(色素性母斑)と一言でいっても、ほくろのできる箇所や人によって状態はさまざま。肌の上層にあたる角質層にしか届いていないほくろから、肌の奥深い真皮層まで達するほくろまであります。

サイズも数ミリのほくろもあれば、全体で何センチものサイズに及ぶほくろなど多種多様。そのため、各ほくろに合わせた最適な施術法選びが大切なのです。

なぜなら、しっかりと色素細胞を取り除ききらないと再発する可能性もあるためです。では、炭酸ガスレーザー法の場合、再発の具合はどうなのでしょうか。

炭酸ガスレーザー法は再発の恐れがある

炭酸ガスレーザー法とは、ほくろ専用のレーザーでほくろの表面から削り取る施術法。後ほど説明する切除法と違い、メスで切開することがないので、傷跡が小さく治りが早い点が特徴です。

また、施術直後に直接強い刺激を与えないのであれば、洗顔や入浴・メイクも可能なので、顔のほくろを複数とりたい場合などに適しています。

一度に削り過ぎると陥没の可能性もある

ただし、炭酸ガスレーザー法の弱点は、切除法に比べて大きいほくろや根の深いほくろをいっぺんに切除するのには不向きだということです。メスで切り取る切除法と比べると、色素細胞を完全に取り切ることができず再発する恐れもあるといわれています。

ですが、かといって炭酸ガスレーザー法で一度に深くレーザーで削り過ぎると、術後の肌が”陥没”する恐れがでてきます。そのため、炭酸ガスレーザー法で除去を試みているほくろが想定以上に根が深い場合、1度で取りきろうとするのではなく、2度に分けて施術を行ないます。

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施術方法はメリデメを理解したうえで選ぶこと

炭酸ガスレーザー法以外のほくろ除去だと「切除法」が一般的です。切除法はメスでほくろを施術方法であり、ほくろ細胞を根っこから取り除きやすいため、術後の再発は極めて低いです。

このように切除法は再発が極めて低いわけですから、ほくろ除去にはもってこいのような感じもします。ですが、炭酸ガスレーザー法にはない切除法ならではのデメリット(特徴)がありますので、切除法を行なうかは、クリニックの医師に相談のうえ決める必要があります。

切除法のデメリット

切除法のデメリットは、炭酸ガスレーザー法と違い患部を切開するため、術後の傷跡が目立ちやすいという点です。また、術後7日ほどで行なう抜糸まで、施術箇所の洗顔やメイク・シャワーや入浴は控えなければなりません。

傷跡が目立たなくなるまでも時間がかかり、術後1ヶ月ほどでだいぶ傷跡が目立たなくなる炭酸ガスレーザー法と比べ、切除法の場合は最低でも3ヶ月ほどは傷跡が目立ってしまうことを理解しておく必要があるでしょう。なお、抜糸後に傷が完全に塞がれば、施術箇所の上からメイクを施すことは可能です。

まとめ

ほくろ除去の施術では、0%とはいえませんが、除去後のほくろ再発は極めて低いです。そのうえで、炭酸ガスレーザー法と切除法でいえば、炭酸ガスレーザー法のほうが再発する可能性は高いです。再発を気にしてほくろ除去を躊躇するほどではありません。ぜひ現在、ほくろのコンプレックスにお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

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・ほくろの再発は極めて低い
・どちらかというと切除法よりも炭酸ガスレーザー法のほうが再発率は高い
・大きく根が深いほくろの場合、再発防止の観点からも切除法がおすすめ