ほくろ除去の施術は痛みを伴うのか?

ほくろ除去の施術は痛みを伴うのか?

顔や身体にコンプレックスを感じているほくろをお持ちの皆さん。向かい合っている人の視線が、自分のほくろに集中しているように感じる時、ありませんか?

そんな方々の中には、美容クリニックでほくろ除去をしようと考えている方もいらっしゃることでしょう。記事では「施術ごとの痛みの有無」「術後の痛み」などについてお伝えいたします。

一般的なほくろ除去の施術内容

ここでは、クリニックでほくろ除去をする場合の2つの代表的な施術内容をもとに解説します。
1. 切除法(メスでほくろを切りとり、縫合する方法)
2. 炭酸ガスレーザー法(レーザーで照射してほくろ表面を削る方法)

切除法

切除法とは、局所麻酔をしてからメスを使い脂肪組織の深い部分まで切り取り、ほくろを除去する方法です。所要時間は数分~30分程度かかります。

切除法のメリットは、ほくろの表面だけを取り去るのではなく、色素が定着している肌組織の深い部分まで取り去ること。ほくろが再発する恐れが低いのが特徴です。

切除法のデメリットは、ほくろを切開して取り去るため、縫合することにより抜糸が必要になること。また手術跡が目立たなくなるのに数か月とかかることも少し気がかりです。

切除法が向いているのは、皮膚の深くまで濃いほくろがある人(特に顔以外にあるほくろに有効)です。ただし、次に紹介する炭酸ガスレーザー法と比べて、術後に軽く出血することや赤みが引くまで長引くことが予想されます。

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザー法は、局所麻酔を使い、ほくろ表面に炭酸ガスレーザーを照射してほくろを削っていく方法です。

炭酸ガスレーザーのメリットは、皮膚表面を削る施術であり縫合しないため、抜糸の必要がないことです。また、施術が短時間(数分程度)で済むことも利点でしょう。

炭酸ガスレーザーのデメリットは、皮膚表面からある程度の深さまでしか照射できないので、深部まで濃いほくろの場合は除去が難しく、再発する恐れもあることです。

再発すればまた、ほくろ除去を検討する可能性があるので、皮膚の深部まで深くなっているほくろには適さない場合がございます。

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施術に伴う痛み

「切除法」「炭酸ガスレーザー法」の2つの施術法についてご説明してきました。では、ようやく本題ですが、この2つのほくろ除去法には施術時にどれくらい痛みを伴うのでしょうか。

「根本的な治療ができても、痛い施術は避けたいと思うのが人の性(さが)」。では、それぞれの施術時の痛みをみていきましょう。

手術に痛みは伴うのか?

2つの施術とも、施術時には局所麻酔を行ないます。ですから、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。歯医者さんで施術時に麻酔をするような痛みはありますが、それ以上はないと捉えていただいて構いません。

手術後に痛みはあるのか?

施術後は、切除法も炭酸ガスレーザー法も肌に小さい傷ができるので、個人差はありますが、1〜2日間はひりひりとした若干の痛みがあるでしょう。日常生活や仕事に影響が出ることは殆どございませんが、ご希望があれば痛み止めの内服薬を処方いたします。

術後の通院について

炭酸ガスレーザー法の場合、除去後の通院は必要ありません。切除法については、術後は7日後に抜糸が必要ですので再度ご来院頂きます。その後の通院はございません。

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ほくろ除去後に痛みがひかない時は

ほくろ除去は、先ほど説明したように肌にいったん傷がつきますので、術後1〜2日間は若干の痛みがあります。あまりにも長期間、痛みが長引いているという場合は、施術を行なった医療機関になるべく早めに相談するようにしてください。

まとめ

ほくろ除去には、おもに切除法と炭酸ガスレーザー法の二種類があり、どちらの施術も局所麻酔を行うので、術中の痛みはほとんどありません。局所麻酔をする際に「チクリ」という痛みはありますが、気がかりに思うほどではありません。

術後の痛みに関しては、術後1〜2日はジンジンとした痛みを感じるでしょう。もし、1〜2日たった後もある程度の痛みがひかない場合は、なにがしのトラブルが発生している可能性がありますので、一度施術を行なったクリニックにご相談されてみることを推奨します。

・切除法も炭酸ガスレーザー法も局所麻酔を行うので、術中の痛みはほとんどない
・術後は1~2日間、傷痕が痛むこともある
・術後1~2日以上たってもある程度の痛みがひかない時は、医療機関に相談するべき