アートメイクの機械彫りと手彫りはどちらがおすすめ？特徴や違いとは
アートメイクの技法には「機械彫り」と「手彫り」の2種類あります。
技法によって施術する部位や仕上がり具合も変わるため、どちらがいいのか迷う人も多いでしょう。
そのため、理想的なデザインや仕上がりにするためには技法の違いを知ることが大切です。
本記事ではアートメイクの機械掘りと手彫りの特徴や違いについてご紹介します。
これからアートメイクを受ける人や、興味のある人は最後までお読みになり参考にしてください。
1. 機械掘りの特徴
機械彫りはマシン彫りとも呼ばれている技法で、ペン型のマシンを使って高速で針を動かして掘ります。
一定間隔で振動するため規則的に掘るため、均一な仕上がりになるのが特徴です。
「2D」と呼ばれているのがこの手彫りによる技術です。
1-1. メリット
- 施術時間が短い
- 痛みが少ない
- 料金が安い
- 持ちがよい
機械では高速で均一に掘ることができるので、手彫りと比べて施術時間が短く痛みが少ないです。
施術時間が長いと麻酔の効果が弱まってきて痛みを感じやすくなることもありますが、施術時間が30分程度なので痛みを感じることなく終わります。
また、手彫りより料金が安いためアートメイクが初めての人でも利用しやすいでしょう。
均一に掘って色素をしっかり入れていくので、退色しにくく持ちがよいのもメリットです。
1-2. デメリット
- 塗りつぶしたような仕上がりになる
立体感がなくのっぺりしたタトゥーのような仕上がりになるため、アイラインに向いている技法です。
アウトラインを決めたら塗りつぶすだけなので、色素の陰影がなく、全体的に同じ色に仕上がります。
アイブロウで描いたようになるので、メイクのような仕上がりにしたい方には向いているでしょう。
2. 手彫りの特徴
手彫りとは1本1本毛を掘っていく技法です。
「3D眉」と呼ばれているのがこの手彫りによる技術で、ストローク法やマイクロブレーディング法とも呼ばれています。
機械彫りの塗りつぶしていくような技法と違い、部分的に施術できるため、毛並みの強弱や生え方を再現できるのが特徴です。
2-1. メリット
- リアルな毛並みを再現できる
- すっぴんでも眉が生えているように見える
1本ずつ掘っていくためリアルに毛が生えているような、自然な仕上がりになります。
すっぴんでも本当に眉が生えているように見えるので、メイクをしなくてもいい程度に仕上げ、たまにしっかりメイクやトレンド眉にするなどアレンジできるのもメリットでしょう。
眉尻だけ薄い人や部分的に薄い人、眉全体の輪郭をぼやかして足りない部分をメイクでカバーしたい人に向いています。
2-2. デメリット
- 痛みを感じやすい
- 施術に時間がかかる
- 技術力の差がでやすい
- 料金が高い
手彫りは太さや細さによって掘る深さが変わるため、痛みを感じやすいです。
１本ずつ掘っていくので施術にも時間がかかるため、麻酔の効果が薄れて痛みを感じてきたらすぐに麻酔クリームを追加してもらいましょう。
手彫りはアーティストの技術力の差が出やすい技法でもあります。実績を確認し、症例の多いアーティストを選ぶといいでしょう。
技術と施術時間を要する技法のため、機械彫りより料金がかかるというデメリットな部分もあります。
3. 機械彫り×手彫りの特徴
機械彫りと手彫りを掛け合わせた技法もあります。
「4D」と呼ばれているのが、この手彫りによる技術です。
機械彫りと手彫りのいいとこどりなので、より自然な仕上がりにしたい人や自眉がほとんど生えていない人におすすめです。
3-1. メリット
- 立体的で自然な仕上がりになる
- デザインの幅が広い
- 肌への負担が少ない
手彫りでリアルな毛並みを再現し、機械彫りでメイクをしたような仕上がりにするため、立体的で自然な印象にできます。
眉の生え方や毛の有無によって機械彫りにしたり手彫りにしたりと応用できるので、デザインの幅も広がるでしょう。
2つの技法のメリットを活かした技法なので、機械彫りと手彫りかで迷ったらどちらも掛け合わせた技法がおすすめです。
また、4D特有機械彫りと手彫りをミックスすることで、手彫り単体より行程が少なく、よりお肌への負担を減らして施術することができます。
3-2. デメリット
- 技術力の差が出やすい
- 料金が高い
アーティストの技術力が出やすい技法のため、どちらの技法も得意とする信頼できるアーティストを探しましょう。
機械彫りも手彫りもするので、料金は高くなってしまいます。
しかし、アートメイクは一度施術をすると2～3年は消えないので、仕上がり重視の人は料金を基準にせず、技術力を優先した方がいいでしょう。
4. まとめ
機械彫りと手彫りの違いについてご紹介しました。
技法によって仕上がりは変わるので、どんな眉にしたいか決めたら技法の違いを確認しておきましょう。
自分に合う技法がわからない場合は、機械彫りとマシン彫りの両方が受けられるクリニックやアーティストを探すと安心です。
技法の違いやメリット、デメリットを知り、失敗や後悔のないアートメイクをしましょう。
