鼻にニキビができると、痛みを伴うこともあり、不快な気持ちになりますよね?鼻にできたデキモノがいつまで経っても治らない場合、実はニキビではないのかもしれません。そんな鼻のデキモノについて、しっかり理解していきましょう!
目次
鼻にニキビができやすい理由
鼻やその周辺は皮脂の分泌量が多く、毛穴に深さがあるため、簡単に皮脂が溜まり、ニキビができます。また、無意識に触ってしったり、鼻炎や花粉症で鼻をかんだりする動作は、物理的な刺激を与えてしまうため、ニキビができる原因となりえます。
鼻ニキビのセルフケアについて
鼻にできたニキビは、気になってさわってしまいがちですが、初期の段階なら、さわらなければほとんどニキビは痕を残すことなく治ります。
白ニキビや黒ニキビは、肌に優しい牛乳石鹸などのさっぱりしたタイプの固形石鹸を泡立てて皮脂を落し、刺激の少ないビタミンC誘導体などの化粧水を軽くつけておきます。
初期の段階なら十分な睡眠をとるだけでも、肌のターンオーバーが整い自然に治ります。
進行してしまった赤ニキビや黄ニキビのセルフケア
赤ニキビは毛穴とその周りに炎症が起こり、痛みやほてり、かゆみを伴います。
かなり進行した状態なので、触ったりつぶしたりすると、さらに悪化してウミを持った黄ニキビになってしまいます。
黄ニキビをつぶすと、ニキビ痕が残ってしまうことがあります。
赤ニキビになってしまっても、白ニキビや黒ニキビの対処法と同じように、肌に負担をかけない牛乳石鹸などをよく泡立てて優しく洗い、タオルでそっと水分を拭き取った後、ビタミンC配合の化粧水や美容液をつけます。
かゆみや痛みがある場合は、冷やすとおさまることが多いようです。
症状の緩和には、ニキビ用のローションなどで、優しくコットンパックをするとよいでしょう。
セルフケアで一番確実で効果があるのは、生活習慣を見直して、肌のターンオーバーを正常に戻すことです。
ニキビができる主な原因は、かたよった食事、運動不足、睡眠不足、体の冷え、便秘、ストレス、紫外線の浴び過ぎ、ホルモンバランスの乱れなどです。気にかかることがあれば、改善していくことが大事です。
炎症がなかなか引かない場合は皮膚科や美容クリニックを受診し、治療してもらいましょう。
ニキビは乾燥が苦手
冬は暖房をするため、室内が乾燥しがちになります。
加湿器を使用したり、ぬれタオルを置くなどして、一定の湿度を保ちましょう。
寒い季節は、熱めのお湯で洗顔したくなりますが、熱いお湯で洗うと肌が乾燥してニキビの原因となってしまうので、ぬるま湯で洗うようにしましょう。
ニキビに効果的な食べ物とNGな食べ物
ニキビに効果的な食べ物は、ビタミンCが豊富な野菜や柑橘系の果物、納豆やみそなどの発酵食品、魚や大豆などのたんぱく質食品です。
NGな食べ物は、糖質や脂質が多いもので、ケーキやスナック菓子、アイスクリーム、缶詰のフルーツなどです。
また、てんぷらや揚げものなどを食べ過ぎると、血液中のコレステロールや中性脂肪が増えて、皮脂の分泌が多くなり、ニキビの原因となってしまいます。
鼻ニキビだと思っていたら
二キビに似た赤みを伴った丘疹(きゅうしん)や膿疱(のうほう)が生じる病気として、酒さ(しゅさ)と言う皮膚の病気があります。30~50歳の白人によく発症することが知られており、お酒や紫外線、ダニ、ステロイドなどの刺激が原因と考えられていますが、現在まで明らかな原因は分かっていません。
酒さの特徴的な症状は、鼻などの顔面の中央部に生じるほてりやニキビのような発疹です。そしてそのような皮膚症状を放置すると、鼻瘤(びりゅう)と呼ばれる団子鼻へと進行していくことが知られています。治療法は症状の段階により異なりますが、抗生剤の飲み薬や塗り薬に加えて、レーザー治療や外科的切除も可能です。
鼻のニキビの種類
顔の中でも鼻は皮脂腺が多いため、ニキビができやすい部位です。
鼻に限らず、ニキビは初期、中期、後期で、症状が違います。
自分のニキビが、今どの段階か知っておくと、適切なケアができます。
初期のニキビは、白ニキビと黒ニキビで、中期が赤ニキビ、悪化してしまうとウミをもつ黄ニキビになってしまいます。
ニキビの初期の段階では毛穴の変化がないものの、毛穴に皮脂が詰まっています。
徐々に進行して、面ぽう(コメド)となります。
鼻ニキビの進行度について
- 初期の白ニキビは、出口を失った皮脂が毛穴に詰まって、皮膚表面がふくれた状態です。
- 黒ニキビは、浮き上がった皮脂が空気に触れて、酸化して黒くなったものです。
- 赤ニキビは、白ニキビや黒ニキビがさらに悪化したもので、毛穴にたまった皮脂を栄養源として細菌が繁殖し、赤く炎症を起こしたものです。
- 黄ニキビは、赤ニキビより炎症がひどく、膿をもった状態のニキビです。この膿は、好中球(人の血液中にある白血球の一種)と、アクネ菌が戦った残骸です。
鼻ニキビの治療について
ニキビの中でも進行している赤ニキビや黄ニキビは、洗顔やスキンケア中心のセルフケアだけでは治りにくいこともあるので、皮膚科・美容皮膚科など専門の機関の受診が望ましいといえます。
美容皮膚科で治療する方法としては、高周波治療アクネスニードル、アクネスマルチニードル、ハイドラフェイシャル、プラズマ、ダーマペン、ケミカルピーリングなどがあります。
ニキビ治療を動画でご紹介
鼻ニキビ治療は、KM新宿クリニックにご相談ください!
長期間、何らかのニキビ治療をしているが良くならない場合、または部分的には良くなるが薬をやめることができない場合など、お困りの場合は、一度本当にニキビなのかどうか考え直す必要があるのかもしれません。そもそもニキビでなければニキビの治療が効かないことも当然です。
ニキビは、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビと段階を経て悪化していきます。
なるべく早い段階でケアすることで、重症化を防ぐことができます。
いったんできてしまったニキビは、とにかく雑菌のついた手で触らないことです。
ニキビ予防には、生活習慣を見直すことも大事ですが、何度も繰り返すようなら、美容皮膚科でカウンセリングを受けるとともに、適切な治療を行いましょう。
KM新宿クリニックにおけるニキビの治療では、おもにアクネスニードルやアクネスマルチニードルRMを展開。ほかにも、ケミカルピーリング、ダーマペン4、プラズマ治療、ピコフラクショナル、ハイドラフェイシャル、圧出治療など、幅広い治療法を展開中です。丁寧なカウンセリングで、症状にあわせた治療法をご提案いたしますので、まずはぜひ一度ご相談ください。