ニキビ原因

その食べ物がニキビを悪化させる?食習慣とニキビの関係

ニキビのできにくい肌、ニキビができても改善しやすい肌にするためには、外側からのスキンケアや紫外線対策だけでなく毎日の食習慣も重要です。
バランスの取れた食事内容で必要な栄養素を摂取することは、美肌作りの上で必要不可欠です。
本記事では、ニキビの原因となる食材や、ニキビ改善のために積極的に摂取したい栄養素についてご紹介します。

食習慣とニキビの関係とは?

肌は一番外側に見える臓器のため、肌の状態は健康状態や栄養状態を示すバロメーターとなります。
体は口から摂取した食べ物でできているため、食習慣とニキビは多いに関係があるのです。
内側からケアして健康的な肌を作るには、必要な栄養素を含む食事が重要です。
必要な栄養素は体や肌を健やかに保つことに役立ちますが、逆に摂取しなくてもよい栄養素がニキビや肌荒れの原因になることもあります。

ニキビを悪化させる食べ物5選

ニキビを悪化させる食べ物を知り、できるだけ避けた食事内容にして、内側からケアしていきましょう。
ニキビを悪化させる食べ物は体を酸化させてしまうため、肌荒れだけでなく老化を促進させてしまいます。
肌によくない5つの食べ物を見ていきましょう。

脂質の高い物

揚げ物やスナック菓子など脂質の高い食べ物が、肌に悪影響を及ぼすのをご存じの方も多いでしょう。
適度な量なら問題ないのですが、過剰に摂取すると皮脂分泌を過剰にしてしまうため、ニキビを作る原因になります。
揚げ物は油を多く使用するため高脂質になりやすいです。
高脂質の食べ物は肌を酸化させてしまうため、ニキビができても治りにくく、色素沈着してしまう原因になります。

糖質の高い物

砂糖を大量に使用した洋菓子や清涼飲料水は、分解時に大量のビタミンB群とミネラルを消費してしまいます。
トラブルを起こしにくい肌にするためには、ビタミンB群とミネラルは必須です。
肌に必須な栄養素を無駄に消費しないためにも、糖質の高い食べ物は控えるようにし、果物に替えるなど工夫してみてください。

辛い物

唐辛子や香辛料などの辛味成分は、摂取し過ぎると胃に負担をかけてしまいます。
また、部分的に血液循環が早くなって体温を上昇させるため、ニキビが悪化したり炎症させてしまうのです。
適度な量はカプサイシンによって代謝を上げるため、美肌効果が期待できます。
摂取する時は量に気を付けるようにしましょう。

お酒

アルコールは肝機能を低下させ、アルコール分解時にビタミンB群を消費してしまいます。
また、お酒の種類によっては多くの糖質が含まれているため、皮脂分泌を促進させてしまうのです。
ビールや日本酒、甘いカクテルなどは糖質を多く含んでいます。
糖質を多く摂取すると皮脂分泌が過剰になり、アルコールによって毛細血管が拡張して皮脂腺が刺激されると、皮脂はなおさら活発に分泌されてしまいます。

カフェイン

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、過剰に摂りすぎると抗酸化作用があるビタミンCを破壊する働きがあります。
ビタミンCにはメラニン生成を抑制する働きがあるため、ニキビの色素沈着を防ぐためには必要な栄養素です。
体内では作り出せない栄養素なので、ビタミンCを消費しないよう、適度な量にしましょう。

ニキビ改善のために積極的に摂取したい栄養素

理想的な食事は日本食の一汁三菜です。
昔ながらの食事のスタイルは、バランスよく栄養が摂れるため、ニキビのできにくい健康的な肌には理想的です。
主食となるご飯を玄米に替えるだけでもビタミンB群が多く摂れたり、お味噌汁を野菜で具沢山にすると一気に栄養を摂取できます。
毎日の少しの工夫でバランスのいい食事ができるので、まずは食生活を見直すことから始めてみましょう。
ニキビ改善のために積極的に摂取したい栄養素を見ていきましょう。

たんぱく質

たんぱく質は体を作る上で欠かせない栄養素の一つです。
たんぱく質は鉄分とビタミンCと一緒に摂ることで、肌のハリと弾力に欠かせないコラーゲンを生成します。
コラーゲンはニキビ跡を改善する働きがあるので、肌を内側からふっくらさせてニキビ跡を目立たせたくない方におすすめです。

  • 肉類
  • 魚類
  • 大豆

ビタミンB群

ビタミンB群には、ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の8種類ものビタミンが含まれ、それぞれに協調してエネルギーの産生に関わります。
ビタミンB群は体内で作ることができないため、不足すると肌の再生に必要なエネルギーが不足するため肌荒れの原因になります。

  • 豚肉
  • 鶏肉
  • ごま
  • 玄米

ビタミンA

ビタミンAは肌のターンオーバーを促進する働きがあるため、毛穴の詰まりにくい肌が目指せます。
皮脂や粘膜を潤わせるので、乾燥が原因でニキビができやすい方は、積極的に摂取しましょう。

  • 人参
  • ほうれん草
  • レバー
  • 春菊
  • 牛乳

ビタミンC

ビタミンCは美肌作りの王道のビタミンと言えるでしょう。
抗酸化作用が高いため体内の酸化を予防します。

  • レモン
  • いちご
  • ブロッコリー
  • ピーマン
  • 小松菜

まとめ

ニキビと食習慣の関係、ニキビを悪化させる食べ物についてご紹介しました。
肌荒れは間違ったスキンケアやストレスだけでなく、毎日食べるものと密接に関わっています。
ニキビのできにくい肌にしたい、ニキビを悪化させたくないようでしたら、まずは食習慣を見直してみてください。
ニキビが悪化する食事を避けるようにしたり、量を減らすように心がけるだけでも、肌や体には影響するので、できることから始めてみてください。

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