思春期に一度は経験したことがあるニキビですが、大人になってからニキビができたという方もいるでしょう。
しかし、大人になってからできる大人ニキビの原因は思春期のニキビと原因や特徴が違うため、改善方法も変わります。
乾燥するとできやすい大人ニキビについて、原因や改善方法を見ていきましょう。
乾燥肌はニキビができやすい？
ニキビは皮脂分泌の多い箇所にできやすいと思われますが、大人になってからのニキビは乾燥肌が原因のことが多いです。
皮脂腺の少ない箇所にできるため、ケア方法を間違えると悪化してしまったり、何度も繰り返してしてしまう原因にもなります。
まずはニキビができる原因や、思春期ニキビと大人ニキビの違いを知っていきましょう。
ニキビができる仕組みと原因
ニキビができる仕組みは、毛穴が詰まって皮脂がたまり、原因菌となるアクネ菌が皮脂をエサにして繁殖してしまいます。
ニキビにも段階があり、初期の状態ですぐにケアをすれば早く治りますが、放っておくと炎症を起こして跡に残ってしまうこともあります。
思春期ニキビと大人ニキビの違いとは
思春期ニキビと大人ニキビの大きな違いは、原因とできる箇所です。
- 思春期ニキビ
第二次成長期のホルモンバランスの乱れが原因。皮脂分泌の多い額から鼻のTゾーンにできやすい。 - 大人ニキビ
20代以降のホルモンバランスの崩れや食生活、生活習慣の乱れにより、バリア機能の低下が原因。頬や口周りのUゾーンにできやすいのが特徴。
大人ニキビはバリア機能の低下により、肌が水分を保持する力が弱くなり、乾燥しやすくなることが原因です。
ターンオーバーが正常に行われなくなり、古い角質が肌表面に残ったままで皮脂が排出されにくくなり、アクネ菌を増殖させてしまいます。
ニキビのできた箇所や肌の状態の変化を知り、正しいケアをしていきましょう。
乾燥ニキビを改善する方法
乾燥による大人ニキビの改善は、食生活や生活習慣、スキンケアなど日常の見直しが必要です。
すぐに始められることばかりなので、早速今日から見直して、乾燥を防いでいきましょう。
保湿を徹底する
バリア機能を高めて乾燥を防ぐためには、徹底した保湿が必要になります。
ニキビができるとさっぱりしたタイプの化粧品にする方もいますが、それは間違ったスキンケアです。
ニキビができている状態は肌が敏感になっているため、低刺激のスキンケアがおすすめです。
夜のスキンケアから就寝まで時間が空く場合は、寝る前にナイトクリームなど少し油分の多いクリームを塗るのもいいでしょう。
丁寧に洗顔をする
毎日の丁寧な洗顔で乾燥を予防し、ニキビのできにくい肌を目指せます。洗顔の時に気を付けたいのが、お湯の温度と刺激を与えないことです。
洗顔料はマイルドなタイプのものを使用し、脂性肌用やスクラブが入った刺激が強いものは避けるようにしましょう。
しっかり泡立て、泡だけで洗うようにし、肌を直接こすって刺激を与えないよう気を付けてください。
洗い流す時の温度も重要です。熱いお湯では泡と一緒にお肌に必要な皮脂まで流してしまい、乾燥の原因となってしまいます。
32～34℃くらいのぬるいと感じる程度の温度で、泡が残らないようしっかりすすぎましょう。
洗い上がりはタオルで軽く水分を取ったあと、すぐに化粧水で保湿して水分を補給します。
日焼けを予防する
紫外線は日焼けをするだけでなく、肌表面の水分も奪ってしまいます。
日焼け止めを塗って紫外線をカットし、日焼けしないように徹底してください。
日焼け止めは配合されている成分によっては乾燥してしまうため、潤い成分配合のものを選ぶといいでしょう。
下地やファンデーションも日焼け止め効果のあるものがベストです。
肌に触れるパフやブラシは放っておくと雑菌が繁殖しやすいため、清潔な状態に保ってニキビを悪化させないようにしましょう。
日焼け止めを塗るだけでなく、外出時には帽子や日傘などで紫外線からガードし、日に当たらないように気を付けてください。
食事内容を見直す
ニキビを早く改善し、ニキビのできにくい肌にするには毎日の食生活が大きく影響します。
口から入ったものが体、肌を作り上げるため、食事内容を見直してみましょう。
脂質や糖質の摂りすぎは体に悪いだけでなく、肌のターンオーバーを乱してバリア機能を低下させてしまいます。
美肌作りに欠かせないたんぱく質とビタミン類を多く摂取し、内側からもケアしていきましょう。
食事改善が難しい場合は、サプリメントもおすすめです。上手に摂り入れて肌を乾燥させないようにしていきましょう。
まとめ
乾燥が原因によるニキビについてご紹介しました。
ニキビができる原因は様々で、大人ニキビは色々な要素が合わさってできることもあります。
肌質がよくわからず自己流ケアを続けていた方、何度もニキビを繰り返していた方は、ニキビケアの方法を間違えていたからかもしれません。
肌質を知り、普段の生活習慣や食生活を見直して、乾燥を防いでニキビのできにくい肌を目指していきましょう。
